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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
民族の人口激減と外国人移民の多文化社会となる日本では、宗教的祭るは消えイベント的祭りのみが残る。
日本の民族宗教的祭りとは、神秘主義に基づくスピリチュアルであり、パワースポットである。
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2023年12月4日 YAHOO!JAPANニュース 岐阜新聞Web「祭りは人を健康にする?岐阜大と東京芸大チームが調査へ「日本変える可能性」 高山市民を10年間検証
高山市で守り続けられる高山祭。調査では祭りといった文化体験や健康の関係を検証する=10月10日、高山市八幡町
岐阜大医学部と東京芸術大の研究チームは、地域の文化体験と健康状態の相関関係を検証する調査に乗り出した。10年にわたる研究で、高山市民を対象にしたアンケート調査と健康診断の結果を軸に、本来感覚的な文化をデータとして「見える化」する。来秋に「清流の国ぎふ」文化祭2024(国民文化祭)が開かれる岐阜県。今回の長期間にわたる調査は国内外でかつてない試みで、文化が心身にもたらす影響を証明する挑戦が岐阜から動き出す。
「文化・芸術が心を豊かにすることはなんとなく分かる。それを客観的に証明することが面白い」。調査の総責任者を務める岐阜大の塩入俊樹教授(精神医学)は、趣旨をこう説明する。調査は科学技術振興機構(JST)から採択された「『共生社会』をつくるアートコミュニケーション共創拠点」プロジェクトの一環で、岐阜大の吉田和弘学長と、国民文化祭総合プロデューサーを務める東京芸大の日比野克彦学長が協議し、決まった。地域で長期間調査できる岐阜大に白羽の矢が立ち、今年4月から2032年までの10年間の予定で始まった。
対象の高山市は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「高山祭」をはじめとする伝統的な祭りや文化があることに加え、健康診断の受診率が3割程度と全国的にも高く、日々の生活や仕事を市内で完結している傾向が高いことから選ばれた。
アンケート調査は、健康診断を受けた人に祭りへの参加度や地域のつながり具合を聞き、心の健康度や幸福度を調べる。サンプルは5千人以上を目標としている。現在はアンケートを回答するためのウェブアプリを開発中で、来年1月ごろから試験的に始める。
昨年3月は、文化庁がウェルビーイング(心身の健康や幸福)と文化芸術活動の関連を調べる世論調査を実施し、短期の結果で文化芸術に関心が低い人はウェルビーイングが低い傾向にあった。ただ因果関係と特定までは至らなかったとし、継続的な調査が必要と結論づけていた。今回の岐阜大の調査は、長期にわたる研究として先駆的といえ、今後の国家的な施策にも反映が期待される。
塩入教授は「日本人の生活スタイルを変えるデータになる可能性があり、それを岐阜、高山から発信できれば地方を見直すきっかけになる」と語った。
岐阜新聞社
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12月5日 YAHOO!JAPANニュース テレビ朝日系(ANN)「「蘇民祭」1000年超の歴史に幕 担い手不足 過去にポスター騒動も
日本三大奇祭の一つ「蘇民祭」が1000年以上の歴史に幕を下ろします。
日本三大奇祭の一つで、1200年以上の伝統がある黒石寺蘇民祭は来年2月17日を最後とし、再来年は祭りを行なわずに儀式などの信仰のみ継続していくとしました。
妙見山黒石寺 藤波大吾住職:「将来的な担い手不足によりまして、お祭り自体をこれまで通り維持していくことがかなり困難な状況」
2008年には告知ポスターを巡って物議を醸した過去があります。
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日本の祭り文化は日本独自の文化的風習で、中国や朝鮮の祭りとは関係がない。
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日本民族の人口激減で伝統的祭りの担い手が不足し、歴史ある古い祭り、民族の祭り文化が消え始めている。
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日本の伝統的祭りは、天の岩戸神話に通じている。
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日本民族は、数万年前の旧石器時代・縄文時代から自然崇拝と数千年前の弥生時代・古墳時代から民族中心神話と共に生きてきた。
が、一部の現代日本人からそうした民族的宗教要素が急速に失われつつある。
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日本を支えた支柱は、武力の政治権力、経済力の宗教権威、文化力=畏れの天皇の御威光・権威・御稜威・大御心であった。
政治権力と宗教権威は「ウシハク」であり、天皇の御威光は「シラス」と「祓(はらえ)」であった。
日本の国柄、国體の真髄そして日本民族の本質と価値観は、合理的正当ではなく神話的正統な天皇の御威光である。
武力の政治権力は、江戸中期までは中国の儒教価値観で、明治以降は西洋の近代価値観であった。
経済力の宗教権威は、明治まではインドの仏教価値観で、明治以降は西洋のキリスト教価値観であった。
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日本の伝統統治は、天皇の「シラス」行為と民族の「ウシハク」行為が共存する「君民共治」であった。
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西田哲学「場所的論理と宗教的世界観」を読む シラス主義とウシハク主義
浅井進三郎/著
著作者浅井進三郎/著
メーカー名/出版社名東京図書出版
出版年月2020年10月
ISBNコード978-4-86641-324-2
(4-86641-324-7)
頁数・縦310P 19cm
分類人文/哲学・思想 /哲学・思想一般
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日本民族は現実主義者として、空想的虚飾的巧言を弄する啓示宗教や教条的主義主張を敬遠し、本質的な価値観を言霊まで示す自然崇拝と哲学や思想を理解できるように受け入れていた。
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日本民族は、人としての自分の心情・人の及ばない自然の現象・人の成す物事の事情から目をそらさず、森羅万象の「本質」を見詰め見極め、その根底のさらなる深層に流れている「価値観」を八百万の神と崇め、価値観を世の中で生きる上での原動力として社会を変えながら生きていた。
根底に流れる価値観とは、過去・現在・未来に途切れる事なく受け継がれて来た命・心・志、精神・気概、自分が死んでも終わる事のない消える事のない「永遠の生命、永劫の魂・霊魂」であった。
命は死を迎えて終わっても、輪廻転生として、生まれ変わり・生き変わり、蘇る・甦る、魂は残り続け、その源泉・源流は高天原からの神話物語であった。
神代から人代に続く絆の根底に流れる価値観とは「尊い」であり、多種で多様で多元で雑多で、同調もなければバッシングもなければ、大義も正義もなく、そして差別も偏見も、意地悪もいじめもない、隠し立てしない「ありのまま」、嘘偽りのない「そのまま」であった。
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日本民族の伝統文化は、その事を忘れない為に伝承・継承されてきた。
民族文化は、縄文文化を正統に受け継いでいる。
民族文化の正統性は縄文文化で、縄文文化は日本文化・琉球文化・アイヌ文化に引き継がれている。
縄文文化は、日本列島に住む日本民族・琉球民族・アイヌ民族が受け継いだ固有の辺境文化である。
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歴史的事実として、日本社会の変革は破壊的イノベーションと改善的リノベーションで起きていた。
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日本民族は、血の繋がった祖先から命・魂(霊魂)、身体、心、志、気持ち、気概を受け継いで産まれ生きてきた尊い人であって、全知全能の唯一絶対神が自分に似せた姿に土塊・塵・ゴミをこねて形を整え命・魂を吹き込み祝福した貴い土人形ではなかった。
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日本人とは、日本列島に住む全ての人間の事で日本民族の事ではない。
帰化人は日本民族の一員とされたが、渡来人は日本人と呼ばれても日本民族から排除された。
何故なら、帰化人は利他として天皇に忠誠を誓い日本国の為に働いたからであり、渡来人は自利として天皇への忠誠を拒否し日本国に叛き自分の為のみに働いたからでる。
昔の歴史は帰化人の神話・物語であったが、現代の歴史は渡来人の話である。
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日本民族は自分の父母・祖父母・曾祖父母・祖先を、「家の神様」として神棚に祀り、「家の仏」として仏壇に納めた。
家の神様や家の仏様は、必ずしも血縁者だけではなく血の繋がりのない赤の他人の他家からの養子も入っている。
日本の世襲とは、そういう意味である。
日本民族の宗教とは、自分につながる祖先を祖先神・氏神様として祀る人神崇拝宗教つまりローカルな家・家族・一族限定宗教であって、天地創造の絶対神の福音を信じる信仰宗教・啓示宗教・奇跡宗教・救済宗教といった人種・民族といった枠組みを超えたグローバルは普遍宗教ではない。
その象徴が、最高神である女性神・天照大神を祀る天皇家・皇室である。
日本の宗教では、仏教が伝来するまでは人が死んで行く死後の世界はなかった。
天上界の高天原も地下界の黄泉国も、死ぬ事がない天孫系(天皇系)の天つ神が住む世界であり、死んでしまう八百万の神である国つ神が行ける世界ではないし、ましてや人が死んでいく世界でもなかった。
死んでしまう国つ神や人は、死んだら神域である鎮守の森・ご神体とされる高い山・大岩・巨木・海の向こうに宿り、家の近く・家族の近くにある地元の氏神神社に鎮座した。
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祖先霊・祖先神・氏神の人神信仰は、命と魂、血と身体、遺伝子とDNAを受け継ぐ事である。
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人は、二人の両親から産まれてくる。
日本民族の祖先な数は?
日本人の命が尊いわけ。
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祖先神・氏神の人神信仰とは、純血の血縁ではなく、混血の地縁である。
一人の日本人には、二人の両親がいた。二人の親には、四人の祖父母がいた。四人の祖父母には、八人の曾父母がいた。
14世代前では、8,192人。
23世代前には、419万4,304人。
25世代前では、1,677万人。
27世代前では、1億3,422万人。
だいたい約700年前の鎌倉時代で、当時の日本の総人口は700万人から1,000万人。
30世代前には、5億3,687万912人。
40世代前には、5,497億5,581万3,888人。
50世代前には、562兆9,499億5,342万1,312人。
100世代前の、祖先の人数は?
指数関数的な増加。
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祖先のうち一人でも欠ければ、今の命は存在しない。
今の命が断たれれば、この後の命は存在しない。
それが、命の重みである。
そして、日本の家である。
昔の日本人は、「命の継続性」という家の枠で、自分と家族の幸せの為に命を守りながら努力して生きていた。
ゆえに、「命の絆」が断ち切られる「死」を穢れとして恐れた。
この世は、生きるに値する。
命は、等しく尊い。
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日本民族の宗教とは、亡き家族の魂を仏として弔って拝み、祖先の霊魂を祖先神・氏神の人神として祀り崇拝する事で、そこにあるのは「畏れと加護の慎み」であって「奇跡と恩寵の信仰」ではない。
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祖先神・氏神の人神崇拝とは、永遠の命、生命の連続、命の継続として、祖先から子孫への絆であった。
日本民族は、家族・自分の欲得としての短期的願望と家・子孫の理想としての長期的願望を持っていた。
日本民族は、多神教崇拝宗教の信徒であって一神教信仰宗教の信者ではない。
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日本民族の言霊信仰とは、民族中心神話に基ずく自然崇拝であり、宗教的精神的な自然への畏怖つまり畏れと敬い事である。
それは、数千年前の弥生時代・古墳時代から断絶する事なく繰り返されてきた正統世襲男系父系天皇による一子相伝の宮中祭祀、さらには数万年前の石器時代・縄文時代からの日本民族が受け継いだ自然の精霊と生命の永遠に対する崇拝宗教につながっている。
日本民族の伝統宗教とは、精霊崇拝宗教、八百万神の神話宗教、祖先祭祀宗教であって、信仰宗教、啓示宗教ではない。
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小林武彦(東京大学定量生命科学研究所教授)「いま、私たちが存在するのは、過去に夥しい死に支えられているから。生き物にとって死とは、進化を実現させるためにある。変化と選択を繰り返して進化し、生き残った末裔が私たちなのです。自分も生まれてきた以上は生を謳歌し、命を次の世代につなぐためにも〝利他的に〟死んでいかなければならないのです」
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2023-07-21
🌈17)─2・A─日本文化は他と比べるものがない。県連日本祭り=「こんな文化イベント出来るのは日本だけ」。〜No.34
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神道。
2017-12-29
🌅4〉─1─無人神社を救う女性宮司。氏子の減少で神社の廃社が増加し、由緒ある伝統的祭りが消滅する。プアー神主。〜No.25No.26No.27・ *
2017-12-30
🌅4〉─2─資金難・経営難の神社は境内を切り売りする。〜No.28・ *
2023-06-01
🌅4〉─3─人口激減と絶景神社のマンション建設計画。〜No.29
2023-07-14
🌅4〉─4─奈良時代から続く神社で本殿修理に氏子おらずクラファンで。〜No.30
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消える祭り。踊り。祭祀。
2018-01-01
🌅5〉─1─人口激減でローカルな民族の祭祀が行事は消えていく。山・鉾・屋台行事のユネスコ登録。〜No.31No.32No.33・ *
2018-01-03
🌅5〉─2─有名な祭が赤字となり開催が危ぶまれている。大阪・天神祭。京都・祇園祭。徳島・阿波踊り。〜No.34・ *
2022-08-22
🌅5〉─3─伝統の時代祭・葵祭を消滅させるマイノリティ・ファシズム。〜No.35
2023-11-29
🌅5〉─4─秩父夜祭の主役・囃子手、成り手いない!? 人口減や若者流出が影。〜No.36
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後継者のいない民芸。
2018-02-07
🌅6〉─1─人口激減時代で日本の伝統工芸は消滅するのか。有田焼。輪島塗。~No.37No.38No.39・ @
2018-02-04
🌅6〉─2─財政赤字で文化予算を削減。民族固有の文化・芸能の衰退に意を介さないグローバルな知的エリート達。~No.40No.41No.42・ @
2019-05-17
🌅6〉─3─人口激減で伝統的宗教的無形民俗文化財、民俗芸能や地域的祭りが消えていく。〜No.43No.44No.45・ *
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