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2020年8月20日 産経新聞「漢籍に惹かれた歴史上の人物たどる 栃木・足利学校で来訪者展
高杉晋作の旅日記「試撃行日譜」には足利学校を訪れたことが記されている(萩博物館提供)
所蔵する貴重な書籍に惹かれて来訪した歴史上の人物の足跡をたどる「足利学校に魅せられた来訪者たち」が、史跡足利学校(栃木県足利市)で開かれている。吉田松陰、高杉晋作といった幕末の志士から画家などの文化人まで、足利学校が多くの人を魅了していたことが分かる企画展だ。
足利学校は「尚書正義(しょうしょせいぎ)」など国宝4種77冊を含む貴重な漢籍約8千冊を所蔵することなどから、古くから文化人らが訪れた。平成2年に方丈(ほうじょう)などの主要建造物が復元され、その30周年を記念して企画された。9月末までの前期は江戸時代の、後期(10月3日~11月29日)は明治から昭和の来訪者を特集する。
江戸時代の文人画家、谷文晁(ぶんちょう)は寛政8(1796)年、調査のために訪れ、その際、山水図と足利学校聖像図(いずれも足利学校所蔵)を描いた。谷の弟子、渡辺崋山は天保2(1831)年に来訪したことを自身の旅日記「毛武游記(もうぶゆうき)」に記している。
幕末の志士としては吉田松陰が嘉永5(1852)年、足利学校内の孔子廟を参拝。門下生の高杉晋作は万延元(1860)年に訪れたことが旅日記「試撃行日譜(しげきこうにちふ)」から判明している。
企画展では来訪を裏付ける旅日記などを中心に展示。足利学校事務所は「多くの人を招き寄せる力が足利学校にあったことを知ってもらいたい」としている。参観料一般420円、高校生220円、中学生以下無料。問い合わせは(0284・41・2655)。(川岸等)」
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