- 作者:高坂 正堯
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: 単行本
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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
日本は、ロシアの侵略から祖国日本と日本天皇・皇室を守る為に軍事国家を目指した。
そのどこが犯罪なのか?
祖国日本と日本天皇・皇室を守る為に軍事力を付けるのが犯罪なのか?
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戦国時代から江戸時代まで、日本人は中世キリスト教会と南蛮人(西洋人)によって奴隷として中国、東南アジア、インド、メキシコに売られた。
奴隷として売られていた日本人を助ける為にキリスト教徒を弾圧したのが犯罪なのか?
日本人が奴隷として外国に売られていた、それは歴史的事実である。
人身売買の犯人は西洋人であり、中国人は人身売買犯の手先であった。
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日本人は、人身売買された日本人を見捨てるほどの陰湿な薄情さを心に秘めている。
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資源を持たない島国の小国日本は、外圧と内圧によってやむなく開国し、圧力に抗して富国強兵・殖産興業・文明開化で近代化した。
そこには、受け身の軍国主義政策はあっても、イギリス王国のような海洋国家あるいはロシア帝国のような大陸国家を目指すという躍動的な国家戦略はなかった。
江戸時代で平和ボケした日本人には、世界を相手にした国家戦略を思考する能力は欠如していた。
日本民族の本質は、排他的で、閉鎖的で、内向きで、閉じ籠もり志向が強い。
日本の民族主義とは、外国人が嫌いで、知らない者が近付いてくるのが嫌いで、他人と交わる事を嫌う。
世界に孤立しても貧しい生活に満足し、世界に出て成功したいという向上心はない。
日本民族日本人は、神経質な程に人見知りが強く、病的な程に自己卑下が強いだけに、自分が特別に優れているという自惚れはなかった。
狭い列島に閉じ籠もり、恐怖の眼で他国を見詰め、外国人から怯えて遠ざかろうとした。
日本人の民族性とは、他人恐怖症、視線恐怖症、赤面恐怖症、他人との同一性が強く他人と違う事を嫌う。
自分で考えて行動する事が苦手で、誰かに命じられてその通りに忠実に動く事に安心感を覚える。
明治初期の指導者達は、世界に出る事を嫌がる日本人を自律して生きる為に、無理やり世界へと放り出した。
日本民族日本人は、豊かになると言われても、国際人となる事を嫌がっていた。
日本人は、大陸国家にも、海洋国家にも、なる気は毛頭なかった。
日本が大陸国家にも海洋国家にも成れなかったのは、日本人が望まなかったからである。
むしろ、そうなりたいという強い意志すらなかった。
意志薄弱な日本人であった。
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日本国を優れた国と褒め、日本人は優秀であると自信を持たせ勇気を与える事は、危険なナショナリズムとされ、右傾化につながるとして攻撃されている。
正義と平和の為には、日本国は悪の国で、日本人は罪人であらねばならない。
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- 作者:宮城 大蔵
- メディア: 新書