🏯3)─1─日本の火縄銃は明・朝鮮の青銅銃より優れていた。〜No.4・ * 

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 日本人は、中国人や朝鮮人と比べて数段も賢く優れ秀でていた。
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 日本の技術力や学習能力は、西洋に劣ってはいなかった。
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 日本を取り巻く中華世界・東アジア世界は、古代から現代に至るまで力の論理による軍事力が支配する非情な世界である。
 平和は、軍事力で守られてきたし、今後もそれは変わらない。
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 2020年1月2・9日新春特大号 週刊新潮「変見自在 高山正之
 例外的日本人
 日本人は賢い。モノの本質を見通す力がある。
 例えばキリスト教だ。欧州では不潔と抑圧と迷信に苦しむ人たちに心の安らぎを与え、大いに繁盛していた。マルクスが後に言った阿片の効き目が抜群の宗教だった。
 でも日本は清潔で、抑圧もそう酷くなかった。迷信もミミズにおしっこをひっかけるなくらいだった。
 むしろ日本人は奴隷を鞭打ちながら慈悲を説く伴天連に鼻白んだ。
 だから世界で唯(ただ)一国、この宗教を見限った。それが正しい選択だったことは世界の歴史が証明している。
 同じころ鉄砲も伝わった。日本人はこっちには目を輝かせた。領主、種子島時堯は刀鍛冶の八板金兵衛に同じものを作れと言った。
 金兵衛は心血を注ぎ、本物に勝るものを作った。銃身のお尻、尾栓には日本初の着脱自在の螺子(ねじ)を取り付けた。一説には娘と引き換えに毛唐からそのメカニズムを習得したという。
 火縄銃は世に広まり、金兵衛の孫の時代には日本の銃保有数は世界一の50万丁に達した。
 下地はあった。まず鉄と鉛も産した。高度な製鉄技術も持っていた。細かいことを言えば火縄には日本の檜皮(ひわだ)が最適と分かった。
 ただ問題はあった。火薬の原料のうち木炭と硫黄は余るほどあったが肝心の硝石がなかった。
 で、日本は隣の明に硝石の有無を尋ねた。明は日本から大量の硫黄を買っていた。琉球も硫黄を朝貢して好待遇を受けていた。
 もしかして硫黄は火薬用ではないかと思ったからだ。
 答えはイエス山東や四川で山ほど採れた。
 でも売らない。なぜなら200年前に太祖の朱元璋が『日本は敵だから硝石を売るな』と遺言したからだ。
 明の持つ銅製銃も日本人に見せたり、製造を漏らしたりすることを厳しく禁じた。これは属領の高句麗にも厳命していた。
 福沢諭吉支那朝鮮は友達だが『悪友』と言った。
 が、彼らは1000年前から日本を敵と見ていた。ゆえに硝石は売らない。
 ではイエズス会はというと硝石一樽と日本の女50人を交換すると言った。
 日本人は自力で硝石作りする道を選んだ。ヒントは臭くて埃の舞う産地の山東省の景色だ。
 五箇山では囲炉裏の床下に穴を掘ってヨモギや麻の干し草を敷き、蚕の糞と藁灰を入れ、尿をかけて埋めた。山東省を再現した。
 数年寝かせると、あら不思議、穴の底に硝酸カリウムつまり硝石ができていた。
 元素も化学式も知らない時代に日本は硝石を手作りし、世界最高の銃砲部隊を作り上げた。
 秀吉の軍勢はその銃砲隊を先頭に朝鮮に出兵して明の軍隊と対決した。
 火縄銃の威力は明の青銅銃を凌駕した。鉛弾は100メートル離れた明兵の鎧を貫通し、今のマグナム弾と同じに体に大穴を開けた。
 青銅の火器にしがみつき、改良を怠った明は日本に敗れて以後、種子島を真似た火器を作るようになった。
 ルイス・フロイスもその威力を知り、日本征服を断念するよう本国に伝えた。因みにナポレオンは後に日本の知恵を借りて同じ方式で硝石を国産化した。
 明治に来た英宣教師ヘンリー・フォールズは日本人がIDとして拇印(ぼいん)を押しているのを見た。
 調べたら誰の指紋も違い、成長しても不変と知った。日本人の知恵を英科学誌に発表したら『指紋の発見者』の称号を貰えた。
 昭和に来たマッカーサー天皇家が直系男子で皇統を紡いできたことを知った。彼は日本を壊すのが使命だった。意味も分からないまま皇室断絶の意図で宮家をほぼ廃した。
 今世紀に入り、男のY染色体が不変で継がれることが解明された。日本人はそれを神武の御代から知っていた。皇統が世界の奇跡と言われる所以だ。
 今、例えば園部逸夫朝日新聞が男女同権だからと女性天皇を立てようと言う。それで神武以来紡がれてきたY染色体が絶たれることも知らない。
 日本人の中にこんな蒙昧がまだいたんだ。」
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 昔の日本人が恐れたのは、日本人を獣と見下し人間とみなさなかった中世キリスト教会やキリスト教徒白人商人であった。
 国を外敵の侵略から守れるのは強力な軍事力・軍隊であり、民族の自由と権利と尊厳を守り他国の奴隷にしないのは殺傷能力の高い最新鋭の武器・兵器だけであった。
 人類史の鉄則として、武器を持って戦わない人間には自由はなく権利のない奴隷であった。
 武士・サムライはもちろん庶民(百姓や町人)も、奴隷身分を拒否して戦った。
 現代の日本人と昔の日本人は別人のような日本人である。
 現代の日本人は、生きる為ならば奴隷を選び、平和の為には戦争の道具である武器を保持せず喜んで放棄する。
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 日本が、朝鮮やベトナムと違って中華帝国に侵略されず植民地支配もしくは属国・隷属国にならずに済んだのは、海が守ってくれたのではなく、日本民族日本人の強大な軍事力のおかげである。
 西洋諸国は、豊臣秀吉が朝鮮へ大軍を渡海させた海軍力に恐怖し日本を世界七大帝国の1つと認め、日本征服を断念した。
 日本の自主独立を守ったのは、大陸軍と大海軍による強力な軍事力であり、日本民族日本人が一丸となって1人の裏切り者を出さず、全員が死を恐れずに戦ったからである。
 巨万の富を持ち強力な軍隊を持った巨大な帝国・国家は、敵に味方する裏切り者によって内部から崩壊して滅亡した。
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 日本の崩壊は、国を守る軍事力を放棄し、Y染色体系正統性の男系天皇を非Y染色体系正当性の女系天皇に換えると始まる。
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 中華文明(黄河文明)に憧れ日本人を文明人にしたいと真剣に考えていた日本人は、日本を中華帝国の属国・隷属国にし、日本民族日本人を中華皇帝の臣下になるべきだと確信していた。
 その為に邪魔だったのが、男系中華人(漢族系中国人)の血を引かない万世一系男系天皇(直系長子相続・Y染色体継承)であった。
 日本民族日本人のY染色体は、南方系海洋民の子孫である縄文人まで遡るが、西方系草原民の子孫である漢族系中国人や朝鮮人とは違う。
 日本民族日本人は、日本列島で、乱婚を繰り返して生まれた混血の雑種民族であって、大陸や半島から侵略してきた征服民ではなかった。
 日本皇室の源流は、揚子江流域の長江文明であって、黄河流域の黄河文明ではない。
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