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関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
幣原喜重郎「ダーウィンは、生存競争は生物界の普遍的現象であり、進化の法則だと言った。戦争と平和の問題は、まずこの生物学から出発するのが順序だ。クラウゼヴィッツ(『戦争論』)やマルクスのように、政治的原因や経済的原因と取り組んだだけでは、平和の問題は解決できない。ダーウィンの進化論が依然として残るからだ。
人間は生まれ落ちたときから兄弟の争いを始める。長じて他人と競争し、一方で相互扶助しながら進化していく。生存競争と相互扶助は、戦争と平和に他ならない。だとすれば、戦争と平和は人間の進化のために必要な2つの条件であり、両者とも人間の本質だということになる。人間のこの悲しい宿命は、永遠の彼方に連続していく歴史の宿命かもしれない。
だとすれば、どんなに美しい平和憲法を作ってみたところで虚しい夢だ。ただ、人間の片一方の憧れを表すだけのことである。昔、ヘラクレイトスは『戦争は万物の母』であると言った。私はすっかり絶望に陥った・・・」
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ダーウィンの進化論は、自然界・生物界における生存競争・自然淘汰・適者生存である。
生物は、生存競争・自然淘汰・適者生存を生き抜く種は生存し進化し繁栄するが、生き抜けない種は退化し死滅・絶滅する。
自然に生きるという事は、ダーウィンの進化論を現実のものとして受け容れる事である。
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