💎20)─1─利益・金の為に天皇を政治利用して恥じない日本人達。天安門事件後訪中。〜No.86No.87No.88 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 現代日本に、表面的な薄っぺらな天皇・皇族・皇室に対する敬愛心が広がっている。
 本気で、天皇・皇族・皇室を崇敬する日本人は極少数でしかない。
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 2020年2月号 WiLL「習近平 国賓招待に『NO!』
 上皇陛下のご下問『私の中国訪問は良かったのだろうか』
 習近平はもはやヒトラースターリンに並ぶ独裁者と見られている。
 国賓招待は正しいことなのか
 高山正之福島香織
 陛下訪中の失敗
 高山 香港やウイグルチベットにおける中国の悪辣比道ぶりが、露わになってきている。ところが、日本は中国に対して甘すぎる。安倍さんは、習近平国賓招待をやめるべきだ。
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 即位の礼大嘗祭の後、初めての国賓習近平だなんて、信じられない。
 ……
 福島 習近平氏が周辺諸国でしていることは、21世紀最大最悪の人権弾圧、民族迫害と言っても過言ではありません。世界でもそういう認識が広まっているのに、なにゆえ日本だけ中国に上手に付き合おうとするのか。陛下の名誉に傷をつけえう事態になりかねません。前轍を踏むようなことは厳に慎むべきです。
 高山 そう、習近平国賓招待となれば、江沢民と同じく宮中晩餐会もしなければならない。それに続いて、中国は両陛下を国賓として招待するだろう。招待されたら陛下に断ることはできない。そうなると、上皇上皇后両陛下が天安門事件の3年後(1992年)、中国を訪問されたのと同じ格好になってしまう。
 福島 いまだに、当時の両陛下のご訪問を好意的に評価するメディアや評論家がいるのも事実です。
 高山 実は、上皇陛下は訪中の数年後、そのときに同行した当時の外務相アジア局長、池田継に『私の中国訪問は良かったのだろうか』と話されていた。そういう質問をされること自体、あれは間違いだったと間違いだったと受け止めておられるご様子だったそうだ。それはそうだ。
 おかげで天安門事件を帳消しにしてもらい、国際社会に復帰し、日本から際限もなくODAを要求し、感謝するかと思いきや、その後に国賓で招いた江沢民宮中晩餐会の席で南京大虐殺の大嘘を並べて日本を非難した。それが陛下のご訪中の結果だったとしたら、ご宸襟(しんきん)を相当に悩ませられたということだろう。
 大変な問題なのに、そのお言葉を伝える朝日は『陛下は訪問されたことを好意的に評価されている』と正反対の解釈を押し付ける。許されざるフェイク新聞だ。
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 当時の宮澤喜一首相による世紀の外交的失敗だった。
 福島 ところが、日本は陛下訪中の失敗を反省していません。だから、現在、同じような状況が起きつつあるのに、習近平国賓の影響力を理解できていない。中国の人権問題に対して共通認識を持てば、正常な判断を下せるはずなのですが。
 高山 陛下のご訪中を正しく検討していない。何の進歩もしていないまま、ことなかれで誤魔化そうとしている。それに安倍さんも乗っかっているようなところがある。
 目覚めるとき
 福島 習近平国賓訪問とともに『第5の政治文書』も同時に発表すると、内々で取り決められていると言われています。これに『運命共同体』『一帯一路』というような習近平スローガンを組み込むよう要求されて、その要求を呑むようなことがあれば、最悪です。中国はそういう都合のよい政治文書を発表させるために、日本人をどんどん逮捕・拘束して交渉のために人質にしているのではないか、と言われている。
 高山 中国に騙され続けてきたわけだから、そろそろ目覚めるときじゃないか。
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 たった今も、香港やウイグルに対する習近平の横暴について米議会やホワイトハウスが真正面から取り組んでいるというのに、日本政府は何の対応もしない。国会にいたっては朝日に乗せられて安倍さんの『桜を見る会』がどうのきうのと、国会を空転させて喜んでいる。これが主権国家の国会議員なのか、信じられないくらい堕落して居る。
 中国の手口を暴露した本
 福島 中国問題は今や世界の問題です。中国系の経済学者・ジャーナリスト、何清漣(かせいれん)氏の『中国の大プロパガンダ』(扶桑社)を翻訳出版しましたが、中国の手口を暴露した本です。この本によると、2009年から続けられた中国のアメリカに対するプロパガンダ活動が失敗に終わったというのです。なぜ失敗に終わったかというと、何清漣氏の元原稿になる研究リポートがマルコ・ルビオ上院議員の目に留まったり、政府関係者に影響を与えるフーバー研究所のリポート『中国の影響と米国の利益:建設的警戒の推進』(2018年)に引用されたりしたことがきっかけだったと言われています。
 高山 それが2018年の『ペンス演説』につながったわけだ。
 福島 その前から中国に対する警告はアメリカ議会でもたびたびあったのです。
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 日中友好人士の弊害
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 福島 台湾やカナダでも似たようなことが起きています。ただ、オーストラリアは特にひどかった。オーストラリアの学者、クライブ・ハミルトン氏の『サイレント・インベージョン』(静かなる侵略)という本が出版され、ようやく中国の悪行が白日の下に晒されるようになった。アフリカや南米でも、中国は世論誘導と政策誘導をさまざまな方法を駆使して、大枚を使ってやっていたのです。ただ、中国の手口がバレてしまったので、諸外国が警戒するようになったのも事実です。
 高山 中国の餌食になっていたのはスリランカパキスタン南洋諸島あたりだった。バヌアツでは、中国人に1万5,000ドルでパスポートを売っていた。ファーウェイCEO、孟晩舟(もうばんしゅう)はたくさんパスポートを保有していたけど、そういうカラクリがあったわけだ。
 こういった中国の支配に対して、大国であるアメリカやオーストラリア、ニュージーランド、EUがもっと足並みを揃えて抗議すべきだし、日本もそれに乗っかる必要がある。でも、日本では孔子学院の存在だって放ったらかしのまま。
 福島 世界中が中国の危険性に気づいて動いているわけですが、日本は不思議なことに何も手を打つ姿勢をせていません。
 高山 前から不思議に思っていたことがある。2016年、日中青年交流協会の鈴木英司理事長が中国で拘束された。もう判決も出て刑務所にいるらしいけど、別の記事で『日中青年交流協会』というのが出ていた。調べてみると『日中□□友好協会』というのが、それこそ星の数ほど存在しているのを知った。こういった団体は外務省認定の任意団体とか公益法人とかになる。東京にオフィスがあって、事務所にいるのは一人なんていうのはザラらしい。
 福島 日本には、同じような名誉職が多い。実利はなくても喜んで引き受けてしまいます。
 高山 中国からすると、そこが目のつけどころなんだろうね。『日中友好』という美名のもとで、中国の伸長を許してしまっている。
 福島 面白いのですが、中国の対外プロパガンダ戦略の中で、日本だけが特異な方法を使用しているそうです。逆に言えば、日本でのやり方は他国で応用がきかないことが、何清漣の本にも書かれています。たとえば、日本以外の国では金をばら撒いて記者を買収しています。ところが、日本の場合、JICA(国際協力機構)のトップや元政治家などが日中の架け橋になろうと積極的に協力してくれるのです。
 高山 『日中友好人士』だ。
 福島 その人脈を丁寧に掘り起こすことで、ネットワークがうまく形成されています。
 高山 至極納得できる。
 『聖書』すら書き換える
 福島 中国の対外プロパガンダ誌の中で唯一、日本で発行されている『人民中国』だけが市場で生き残っています。他の国の対外プロパガンダ誌は中国共産党からの資金援助で支えられているのですが、日本の場合、日本人読者による購読料と広告費で賄(まかな)える。その理由の第1が、雑誌の編集長がきわめて日本通であること。
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 次に、それこそ日中友好人士が積極的に販売しているという事実があります。
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 高山 アホらしい。そうやって日本人が自ら積極的に団体を立ち上げて、中国人と一緒に中国旅行に行ったりしているわけだ。少しでも地位の高い人が挨拶に来て、『謝謝』と言って手を握れば、日本人はすぐに舞い上がってしまう。日本人からすると、自分の名刺に刷り込める肩書きになるから、喜び勇んで中国に協力する。
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 実際に尊敬に値しないことを伝える必要がある。『ニューヨーク・タイムズ』が、大勢のウイグル人迫害に関する中国政府の内部文書400ページ余りを入手したと発表した。
 福島 パナマ文書告発にも関与しているICIJ(国際調査情報ジャーナリスト連合)も、新疆政策に関する内部文書を入手し、大規模な監視システムを使って一週間に1万5,000人余りのウイグル人が収容施設に送られたといった内容を伝えています。
 高山 ところが、この一連の報道に対して、朝日はまたダンマリを決めこんでいる。
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 宗教ですら封じ込める。ウイグルにあるモスクを潰してしまうなんて異常そのものだ。イスラムを棄教させるやり方は、中世のキリスト教魔女狩りと似ている。
 福島 習近平政権は『聖書』にすら手をつけています。中国の教会の壁などに掲げられていた『十戒』が削除されたとか。十戒は、古代イスラエルの指導者モーセが神から授かった、ユダヤ教キリスト教における最も基本的な戒めですが、その1つ『あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない』が、共産党の思想に合わないと。神より上位に共産党思想があるわけですから。
 ……
 韓国のモデルは中国にあり
 福島 習近平は演説のたびに『世界は百年に1度の変局に直面している』と言っています。今から100年前は1919年。第一次世界大戦が終わった直後です。このとき決められた国際秩序が大きくつくり変えられようとしている。
 つまり、欧米式の開かれた自由主義陣営と中国式の閉じられた全体主義陣営の対立。だから、さまざまなところで問題が噴出しているのです。ウイグル問題や香港問題、中国の覇権主義などは、全体主義的動きの機能であり、習近平の世界史に対する挑戦でもあります。
 高山 ここまで中国をのさばらせたのは、日本の責任も大と言わなければならない。日本をODAがあって、中国は経済的大国になったわけだから。それに米国が便乗し、中国に壮大な奴隷工場をつくった。
 福島 中国は中国でアメリカの技術を盗んでいったのです。
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 中国の異常さにピンと来ていない日本人が多すぎます。講演会でも中国の異常さを話しますが、財界人の中には『でも、結局のところ、そのほうが発展速度がいい場合もありますよね』なんて言うんです。
 ……
 習近平は今やヒトラースターリン、そして毛沢東と並ぶ独裁者である、という見方は国際社会に浸透しつつある。21世紀でこんなことをする国がまだあるのかと。
 しかも、世界で第2位の経済大国であり、国連の常任理事国なわけですから。日本人は呑気すぎる気がしてなりません」
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 中国特に中国共産党に感謝の言葉・お礼の言葉など期待しても無理である。
 歴史的事実として、中国人高官の発言はいとも簡単に否定され覆される虚偽・嘘に過ぎない。
 中国共産党は、結党以来一貫して反天皇反日派である。
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 天皇・皇族が訪問してはならない国が4カ国ある。
 それは、中国共産党政府、ロシア、韓国、北朝鮮である。
 その行ってはならない4ヵ国に天皇・皇族を訪問させようとするのは明らかな政治利用である。
 訪問を阻止するのが真正保守派であり、訪問を勧めるのがニセ保守派である。
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 中国共産党・中国軍は、利権、利益、金、ハニートラップ(美男美女)を使って相手国内で親中国派・協力者・情報提供者を増やしている。
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 現代日本人は、天皇・皇室の名誉や存続より自分だけの幸せ・金儲けを優先し、他国の人権問題、人道問題、人命侵害には、興味も、関心もない。
 現代日本には、本当の意味での真正保守派はほんの僅かな極少数派で、表向き保守として活動していも実はニセ保守派である。
 右翼・右派・ネットウハは、真正保守派ではない。
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 中国共産党は、日本国内や世界で反天皇反日活動を繰り返し、中国マネーを使い、日本国土を買い込んで大量の中国人移民を送り込み、日本企業を買収して最新技術を奪っている。
 特に、北海道と沖縄にその傾向が強い。
 日本国内には、中国共産党に協力する日本人が少なからず存在する。
 ただし、一般中国人と中国共産党員・中国軍軍人とは別人である。
 問題は、中国ではなく中国共産党と中国軍である。
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 真面な日本人が2割、真面でない日本人が3割、空気圧・同調圧力に流される付和雷同の日本人が5割。
 真面でない日本人は、高学歴出身知的エリートに多い。
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