🕯166)─1─日本民族は死を見詰めながら相互補完共生共存で生きてきた。〜No.349No.350 

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   ・   ・  {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 金儲けや利益追求を生き甲斐とするグローバル的現代日本人から、ローカル的な海洋民的気質や民族的気概が急速に消滅し始めている。
 その証拠が、くだらないヒューマニズム、人権、道徳による相互依存の甘えと依存の蔓延である。
 それの証拠が、2019年の年金不足による「老後資金2,000万円必要」問題である。
 本来、日本民族日本人には甘え体質も依存意識も存在しなかっし、日本の社会・世間は甘えや依存を認めないし許さない非情・冷淡・冷酷な社会であった。
 現代日本に蔓延している甘えや依存の本質は、宿主(しゅくしゅ)を餌として内から食い尽くして殺す自滅的寄生である。
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 2019年7月4日号 週刊文春「臆病者のための楽しい人生100年計画 橘玲
 老後の資金問題を消滅させる方法は?
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 現役世代の数が減りつづけ高齢者が増えていくのだから、いずれ年金制度が行き詰まるころは誰もが(うすうす)気づいている。
 これはきわめて困難な問題で、『年金で生きていけないのはおかしい』とか『国民に謝罪しろ』とか騒いでいてもなんの役にも立たない。
 社会的に解決できない問題は、個人的に解決するしかない。それは、老後を安心して暮らせるだけの資金を持つことだ。
 これは1+1=2のような当たり前の話で、1990年代から(私を含め)多くのひとが指摘してきた。それから20年たってようやくこの単純な事実を政府が認めたということに、今回の騒動の意味があるのだろう。
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 〝生涯現役〟は地獄か
 65歳から10年間、年収200万円の仕事をしたとしよう。これで計2,000万円の追加の老後資金が手に入る。
 この単純な計算でわかるように、『老後問題』というのは、『老後が長すぎる』という問題なのだから、働くことで老後を短くすれば『問題』そのものが消滅してしまう。
 私はずっと、『生涯現役』『生涯共働き』が最強の人生設計だといってきたが、ほとんどの中高年のサラリーマンはものすごく嫌な顔をする。このひとたちにとって仕事(会社)は苦役で、定年は『解放』なのだ。だから、『これからは生涯現役社会ですよ』といわれると、『懲役5年だと思ったのに無期懲なんですか役』と絶望する」
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 日本民族日本人は、乱婚を繰り返して生まれた混血の雑種民族であって、純血の優秀民族では断じてない。
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 2019年7月4日号 週刊文春「文春図書館 私の読書日記 瀬戸健
 『死』と『絶滅』からビジネスを考える
 私はたまにこんな想像をします。80歳くらいになって引退し、すべてやりたいことを成し遂げて、窓の外を眺めている。『楽しかった』と思いながら、ときに涙しながら酒を飲んでいる。引退して人生を終わっていく場面を想像するのです。そういう『終わり』を想像することで『今』を大切にすることができると思うからです。終わりを迎えるときに悔やむことがないだろうか。そう考えて、日々を過ごしているのです。
 『「死」とは何か』(シェリー・ケーガン 文響社 1,850円+税)は、イェール大学で20年以上教えられている『死』をテーマにした講義をもとにした一冊です。あらゆる角度から『死』が論じられているので、読んでいくうちに著者の考えに同感したり、反発しながら、自分の死生観がはっきり見えてくるような本でした。
 私の活力の源泉は『死』かもしれません。人にとって活力の源泉は違うと思いますが、死があるからこそこの瞬間の大切さに気づける。『死』があるから、生きている時間を感じられる。よって『死』は決して悪いものではないのです。
 締め切りがあるから仕事がはかどるように、『生』のパフォーマンスを上げるために『死』から考えてみることは有効です。
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 『最高の戦略教科書 孫子』(守屋淳 日本経済新聞出版社 1,800円+税)です。
 『孫子』は2500年ものあいだ読み継がれている、言わずと知れた戦略論の名著です。本書は『孫子』を現代でも応用可能なようにわかりやすく解説したものです。経営に役立つ言葉がたくさんありましたが、非常に有名な『彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず』という言葉はやはり至言(しげん)です。
 私はいつも『現状をどれくらい認識しているか』を、その人自身の力を測る重要なポイントにしています。現状を知らなかったら正しい処置ができません。逆に現状を正確に知ることさえできれば、やるべきことは自ずと見えてきます。経営も正しく現状を認識することができれば、正しい行動につながります。
 ただ人間には、自分に都合の悪いことほど現状認識が正しくできないという性質があります。こんな実験があるそうです。残酷な映像と前向きな映像、それぞれ何秒間で認識できるかというものです。残酷な映像のほうが認識するまでに倍以上の時間がかかるそうです。人間にはやはりネガティブなもの、苦しいことから目を背けたくなる本能があるのでしょう。
 まずは、そういう特性を知ることです。自分も含めて、苦しいことからはどうしても逃げたくなる。でも、自分を変えなければいけないときに逃げてはいけません。弊社の会議でも『できるだけ嫌なことから順番に話そう』と言っています。そうして『難しいことからやろう』と言います。イヤなことから逃げたくなるのが人間の特性だからこそ、努めてそれに逆らうように仕向ける必要があるのです。
 地球が生まれて1,000億以上の種が生まれましたが、その中で生き残ったのは1億だけだといいます。つまり99.9%は滅びている。同じように、会社も99.98%が倒産しているというデータがあります。
 生物も会社も『かなわず滅びる』というのが自然であって、残ること自体がある意味で『奇跡』ある。その前提でものごとをとらえなければいけません。
 よって、起こり得るあらゆる事態を想定しなければいけません。放(ほう)っておいたら勝手に生き残れるわけではないのです。
 『わけあって絶望しました。』(丸山貴史 ダイヤモンド社 1,000円+税)は、さまざまな理由で地球から消えていった生物の『絶滅原因』をわかりやすくユーモアに紹介する動物図鑑です。私はこれを自分たちの状況と重ね合わせてながら興味深く読みました。
 本書の冒頭にはこうなります。『大きな絶滅の後には、大進化をとげる生き物がいるのです』『恐竜が絶滅したおかげで、鳥類や哺乳類は爆発的に進化しました。大絶滅をのりこえた生き物の中から、つぎの世代の動物があらわれたのです』。
 これを経営に置き換えるとこんな教訓が見えてきます。過去を捨てていくことで次に進める。古いものを否定することで新しい勢力が生まれる、ということです。思い出すのは、コダック富士フイルムです。成功体験にこだわって変化が追いつかなかったコダック。一方、自分たちの技術を生かしつつ、時代に合わせて『ピボット』できた富士フイルム。どちらが生き残ったかはご存知のとおりです。
 成功をおさめた人は会社の中で出世していきます。過去の成功を恃(たの)む人がどんどん権限を持っていくわけです。すると、現状維持をよしとする会社になっていく。しかし、時代はつねに変わっていきます。本来はその流れに合わせて新しいものを取り入れないといけない。過去の経験を否定してでも、世の中の現状に合わせて変化していかなければいけない。すると成功は変化の障害になってしまう。この本を読んで、成功体験が仇(あだ)になる理由がよくわかりました。
 本書には『絶滅しそうでしていない』例も出てきます。絶滅しなかった理由は意外にも『たまたま』が多い。さまざまな憂き目にあいながらも、なんとかしのいでいれば生き残るというケースもけっこう多い。
 人生も経営も『パラグライダー』のようなものだと思います。経営環境によって予期せぬ事態が起きたりすると急に風が吹いてくるものです。風に流され、右に曲がったり左に曲がったりしながら、最終的にはゴールに行く。ゴールを目指すのは当たり前です。台風だって、嵐だってあるでしょう。そういったなかでも、ゴールを見失わないことが大切です。常に無風という事はないのです。
 まさに私の会社も190億円の赤字という嵐のなかにいます。さまざまな方に迷惑をかけているのですが、そんな逆境にあっても私には『こっちに行けば大丈夫』という道がハッキリと見えています。私はライザップほど人をしあわせにできる商品・サービスはない、という自信があるからです。自社のサービスに惚れ込んでいる。躊躇なく『絶対やったほうがいいですよ!』と言えます。
 社員たちは『お客さまの期待を上回る感動を提供し続けなさい』とつねに言っています。グループ会社のみなさんにも伝えることは同じです。業種や業界が違っていても、『お客さまの求めていること』を実現できれば確実に必要とされ、生き残れることができる。社会が生かしてくれるはずです。お客さまに対して『結果にコミット』できていれば、何も恐れることはない。私は確信しています」
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 戦争と戦闘とは違う。
 戦闘を考えて平和は成立しない。
 戦争を考えるから平和が成立する。
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 西洋キリスト教文明圏での根源書物は『聖書』である。
 中華文明圏での根源書物は『論語』ではなく『孫子』である。
 中華世界を動かしている根本原理は、中国の儒教道教でもなければインドの仏教でもなく中国の兵法、軍略、戦略戦術である。
 人類の永遠のベストセラーは、『聖書』と『孫子』である。
 現代日本人には、両方とも理解できない。
 『論語』は実現不可能な理想世界を語り、『孫子』は日々の現実社会を説く。
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 日本文明は、日本天皇の『古事記』・『日本書紀』と日本文化の『万葉集』・『古今和歌集』と仏教の諸経典を根源書物とした。
 明治維新から太平洋戦争敗北まで日本を支配したのは、西洋近代思想における植民地拡大の帝国主義ではなく、徳目による儒教特に教条的中華儒教であった。
 国家神道の実態は、皇室神道神社神道ではなく中華儒教であった。
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 原始時代における日本民族日本人の祖先は、約4万年前に、大風や大波で転覆するような荒削りの小舟で、手で漕ぎながら海原に乗り出し、海流に流されながら日本列島に流れ着いた南方系海洋民である。
 主要な航路は、東シナ海日本海であった。
 日本海は、日本人の海とも言える日本海であって韓国が主張する朝鮮人の海「東海」ではない。
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 船乗りは、舟底一枚下は地獄と言う絶望的現実から逃げ出せない為に、自己責任・自力救済で生きていた。
 海で生きる者には、甘え体質や依存意識など存在しない。
 他人に甘え、神に依存する事は、そく死であった。
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 日本の民族文化とは、花鳥風月+虫の音及び苔と良い菌による1/fゆらぎとマイナス・イオンである。
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 日本民族の「死」を見詰め「死」を忘れず「死」を感じ受け入れると言う事は、限られた「生」を肯定する事で、今この時の「命」を大事に「命」を生ききる「生命の讃歌」である。
 日本民族日本人の、「死の覚悟」とは「生きる覚悟」の事であり、「死の美学」とは「生の美学」であり、「滅びの美学」とは「生まれ出ずる美学」である。
 日本民族が宗教として信仰したのは、「成(な)る」でもなく「在(あ)る」でもなく「産まれる」である。
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 古代の海洋民は、渡り鳥を追って大海原を航海した。
 海洋民は、勇気ある冒険家でもないし不屈な開拓者でもなし挫けない挑戦者でもなく、単に、住み着ける土地を求めて島から島へと彷徨うように移動した漂流者に過ぎない。
 全ては、食べて生きる為であった。
 そこにあるのは、太陽と星の空、風と雨、そして海である。
 宗教・信仰はあっても、哲学・思想・主義主張は存在しない。
 生きられるかどうかは、必然ではなく、勢い・偶然・幸運のみであった。
 舟が沈まず進むかどうかは、運・縁・チャンスを掴むか掴まないかであった。
 舟が沈むと言う事は、乗っている全員が確実に溺れ死ぬという事で、奇跡が起きて助かる事は絶対にない。
 それが、海の掟である。
 人は、海の上だけでは生きられない。
 海を見詰めると言う事は、死を忘れる事なく今の命を生きる事である。
 舟上での人生設計は自己責任と自助努力で、裸一貫、年齢に関係なく、動ける限り命が尽きるまで現役として働く事である。
 舟上の処世訓として、玉虫色的妥協、事勿れ主義、問題先送り、責任転嫁、誤魔化し、言い逃れは一切許されない。
 舟で生き残る為には、全員が全ての仕事を知りながら、自分に与えられた仕事を好き嫌いを言わずにこなさなければならない。
 助かる為には昼も夜も関係なかった。
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 日本列島は、甚大な被害をもたらす怖ろしい自然災害が多発する危険地帯であり、災害に備えず気を抜いていると死ぬ危険性が高い過酷な住環境であった。
 縄文時代。鹿児島や熊本などの火山が大噴火を繰り返し、火砕流は九州を埋め尽くして多くの生物の命を奪い、火山灰は西日本一帯に積もり食べ物を失った多くの生物が飢えた。
 当時の住人であった縄文人は、こうした大噴火に巻き込まれて命を失ったが、不思議にも日本列島から逃げ出さず住み続けた。
 原始時代や古代において、世界各地で高度な文明や優れた文化を生み出した住民が遺跡だけ残して忽然と消えてたという不思議が神話・伝説として残っている。
 人類史の不思議として、縄文人は地獄の様な日本列島を見捨てず住み続けた。
 縄文人が日本文明や日本文化の基礎を築き、その流れが現代日本の隅々に広く染み込む流れている。
 それが、日本民族日本人が大事にしてきた祖先神・氏神の人神崇拝である。
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 日本文明は、長江文明の後継文明であって、黄河文明の亜流文明ではない。
 日本文化は、朝鮮文化とは関係ない。
 日本民族日本人は、水系揚子江流域民(現・山岳少数民族)の主要な子孫であって、草原系黄河流域民(現・漢族系中国人、朝鮮人)とは血筋的な縁は薄い。
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 草原の民である中国や朝鮮の生き方は、大陸・大地を移動できる限りでの遊牧・狩猟と陸稲・麦の農耕である。
 それ故に、富を生み出す土地や水源をめぐる血で血を洗う争奪戦は尽きない。
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 中国大陸や朝鮮半島での生存競争や権力闘争で敗れた敗者や弱者が難民となり、弥生系渡来人として日本列島に逃げ込んだ。
 弥生系渡来人は、各地で縄文人と乱婚し新たな混血の雑種民族=弥生人を生み出すや、争いがなかった平和な日本列島は弥生の大乱に突入して殺し合いを始めた。
 日本列島に、中国大陸や朝鮮半島という外敵が出現した。
 混血の雑種民族となって生まれた倭人の間に、海の外から価値観が違う他人が侵略してくるという恐怖・脅威が駆け巡った。
 外敵の侵略から日本列島を守る為に、各地の諸王や豪族達は話し合いによる曖昧な妥協で統一国家を建設する事にした。
 それが、邪馬台国であり、ヤマト王権であった。
 ヤマト王権は、女性神天照大神の血筋・血統を引く特別な一家系の人間のみを大王=天皇に祭り上げ、その特殊な血筋・血統の正統性を守る為に他家を排除する世襲とした。
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 昔の日本民族日本人が、現代の日本国民日本人・日本市民日本人・日本国籍取得者日本人とは限らない。
 帰化系日本人は日本民族日本人であるが、渡来系日本人は日本民族日本人ではない。
 帰化系と渡来系との違いは、日本天皇への忠誠心と日本国への愛国心である。
 日本民族日本人は、女性神天照大神天皇家・皇室の祖先神)を日本の最高神として崇め、伊勢神宮などに祀った。
 天皇・皇族・皇室の正統性は、天照大神の血筋・血統につながる直系子孫の事である。
 日本の深層は、女性・母性であって、男性・父性ではない。
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