- 作者:亀井 好恵
- 出版社/メーカー: 慶友社
- 発売日: 2012/10
- メディア: 単行本
関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
相撲が、神聖な神事なのか、金儲けの興行なのか、それは日本民族日本人が決める事である。
神聖な神事ならば、定められた手順を守らなければならない。
金儲けの興行なら、面白ければ何でもありである。
横綱・日馬富士暴行事件は、相撲は金儲けの興行ではなく神聖な神事である事を再確認させた事件である。
だが、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・ネットなどで民族的神事を認めず否定する日本人が少なからずいた。
つまり、日本民族日本人や伝統的民族宗教・信仰・神事を認めない日本人が存在する。
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江戸の相撲は、明暦の大火で犠牲者の回向の為に始められた。
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1884年 相撲は、西洋礼賛派から野蛮なものと敬遠され、文明開化が叫ばれる中で消滅の危機に陥っていた。
明治天皇は、伝統文化である相撲を絶やさぬ為に、芝延遼館で天覧相撲を復活させた。
相撲は、皇室との関係を深める事で国技となった。
日本の国技や伝統芸能は、権力者の前で御前あるいは上覧で催されても認定されない。
天皇の前で行われる天覧でなければ、認められない。
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2017年9月14日号 週刊文春「白鵬にあえて諫言 乃南アサ
『横綱は〝闘うご神体〟なのです』
……
かつて松戸市の鳴戸部屋を訪れた際、稀勢の里を育てた先代鳴戸親方(元横綱・隆の里)に、横綱という地位について伺ったことがあります。
曰く『大関までは実力でなれる。ただし、横綱はさらにプラスの何かが必要なんです』。横綱には頑張ればなれるものではなく、誰よりも心配性で、勝ちにこだわり、そして勝負強くなければ、なれないんだと。
白鵬も以前、綱取りで足踏みする稀勢の里について、『強い人が大関になり、宿命を持った人が横綱になる』と、似たようなことを言っていました。強いだけでは駄目、と稀勢の里の器を暗に問うたのでしょう。
〝綱〟が持つ、特別な意味
横綱が他の力士と違うのは、けっして番付が落ちないこと。そのかわり、ふさわしい成績が残せなくなれば土俵を去らなければいけない。常に崖っぷちに立ち、勝ち続ける。それを年6場所も繰り返すのですから、真に心身が強くなければ務まらないし、〝綱の重み〟は経験した者にしかわからないでしょう。
私は、横綱とは〝生きたご神体〟だと思っています。それも闘うご神体。昔から日本人は、海に突き出した岩や、樹齢の永い大木などにしめ縄をして、崇拝の対象としてきました。それを人間に巻いてしまったのが横綱といえるのではないでしょうか。考えてみれば大変な存在です。
古来、力士は、五穀豊穣を願う民に代わって、地を踏み均(なら)し、怒れる神様を鎮めてきたそうです。その名残があるからこそ、土俵祭では土俵の真ん中に穴を空け、塩、昆布、するめといった縁起物を埋める。私たちは横綱を目の当たりにすると、無条件でありがたいと思います、お年を召した方は手を合わせたりする。私たちの中に残っている農耕民族のDNAがそうさせるのかもしれません。
私は相撲を純粋なスポーツだとは思っていません。白い綱を巻いた、神様になぞらえるような一番強くて大きな存在を目指し、上がっていこうとする男たちが織りなす興業の世界」
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昔、女性相撲があった。
ウィキペディア
女相撲とは、女の取り組みによる相撲を見せることを目的とする興行である。なお、この興行としての女相撲と日本各地に残る民俗ないし神事としての女相撲との間に直接の関係はない。
概略
江戸中期18世紀中ごろから流行した。当初女同士の取り組みで興行したが、美人が少なく飽きられたため、男の盲人との取り組みを始めて評判になった。大関・関脇などのシステムは男の相撲に準じており、しこ名には「姥が里」「色気取」「玉の越(玉の輿の洒落)」「乳が張」「腹櫓(はらやぐら)」などの珍名がみられる。
明治5年には、男女の取り組み・女力士の裸体が禁止されたため、シャツや水着が使われることもあった(それまで男同様全裸にまわしなど、少なくとも上半身は裸だった)。明治中期以降現れた複数の女相撲の一座には全国興行を行う興行団もあったという。その後昭和30年代後半まで九州に女相撲の興行団が残っていたらしい。また第二次大戦後に生まれた「女子プロレス」はこれら女相撲と同系統のものだという。
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「女相撲」とは異なります。
女子相撲は、1996年に誕生した女子が行うアマチュア相撲競技である。新相撲ともいわれる。
概要
相撲を世界のスポーツとするためにオリンピックの正式競技にすることを目標にしている公益財団法人日本相撲連盟が、オリンピック競技となるには女子での普及実績が重要なため、女子相撲の普及促進を目指すこととした。しかしながら女子が相撲を行うことに抵抗感[1]がある人が日本には多いこともあり、これを「新相撲」と名づけ、相撲とは違う競技かの様に装い、1996年に連盟の加盟団体として日本新相撲連盟(後の日本女子相撲連盟)を発足させた。
1996年に大阪で第1回全国新相撲選手権大会が行われたのが日本における新相撲の全国大会の最初で、以降第2回と第3回は1月に、それ以降は第11回まで毎年9月に、第12回は10月に大阪府堺市で全国大会が開催された。これ以降は全国での持ち回り開催へ移行し、第13回は静岡県、第14回は富山県、第15回は大阪府堺市に戻り、第16回は愛媛県、第17回は佐賀県、第18回は兵庫県で開催された。なお、2007年開催の第12回大会から名称が「全日本女子相撲選手権大会」に変更されており、それ以降は競技自体も「女子相撲」と呼称される。また女子相撲は日本より、むしろ海外の方で熱心に行われており、特にヨーロッパにおいて盛んである。1999年にはドイツで初めての国際大会が開催された。現在では毎年秋に世界女子相撲選手権大会(旧名:世界新相撲選手権大会)が開催されており、ワールドゲームズ相撲競技にも採用されている。」
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男である事に自意識過剰になっている単細胞的な軽薄な日本人男性が急増している。
所詮、日本では女性の方が賢くて偉い。
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2018年4月4日19:57 産経ニュース「大相撲巡業であいさつ、土俵上で市長倒れる 京都・舞鶴
京都府舞鶴市の多々見良三市長=今年1月12日、舞鶴市
4日午後2時すぎ、京都府舞鶴市の舞鶴文化公園体育館で、大相撲の春巡業「大相撲舞鶴場所」のあいさつをしていた多々見(たたみ)良三舞鶴市長(67)が土俵の上で倒れ、市内の病院に搬送された。
市によると、市長は意識があって会話はできているといい、命に別条はないとみられる。持病は把握しておらず、原因については、精密検査で詳しく調べている。
巡業は、舞鶴市の市制施行75周年を記念して行われていた。」
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4月5日14:35 産経ニュース「【大相撲】救命女性に「土俵下りて」放送、協会が対応策検討へ 春日野巡業部長「行司は動揺していた」
動画投稿サイト「ユーチューブ」に4日投稿された、京都府舞鶴市の大相撲春巡業で多々見良三市長が倒れた際、土俵上で救命措置をする女性(左)らの映像
京都府舞鶴市で4日に行われた大相撲春巡業の土俵上であいさつをしていた多々見良三市長(67)が倒れた際、救命処置を施した女性が土俵から下りるよう場内放送で促された問題で、日本相撲協会の春日野巡業部長(元関脇栃乃和歌)は5日、「(八角理事長=元横綱北勝海=が)コメントした通り、(協会は)不適切だったと認めている。今後そういうことも想定しながら対応策を取っていかないといけない」と語った。
5日に巡業が実施された兵庫県姫路市で取材に応じた。大相撲の土俵は古くから「女人禁制」とされている。場内放送を担当した行司については「動揺していた。とにかく女性が(土俵に)上がっているというのが自分の中にあったみたいだが、もうちょっと対応できたかなと思うこともある」と話した。
舞鶴市は5日、市長はくも膜下出血で、手術を受けたと明らかにした。命に別条ないという。容体は安定しているが、約1カ月の入院が必要という。担当者は「救助していただいた方には感謝している」と話した。」
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4月4日21:43 産経WEST「市長倒れ、救命処置で土俵に上がった女性に「降りて」と行司がアナウンス 大相撲巡業の京都・舞鶴場所
動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿された、倒れた市長を救命のため土俵に上がる女性(手前)の映像
京都府舞鶴市の舞鶴文化公園体育館で4日午後、大相撲の春巡業「大相撲舞鶴場所」のあいさつ中に多々見(たたみ)良三市長(67)が土俵上で倒れた際、応急処置のため土俵に上がった女性2人に対し、土俵を降りるよう求めるアナウンスが流れたことが、同場所実行委員会への取材で分かった。
■一刻を争う心臓マッサージ、女性2人が…土俵は「女人禁制」
実行委によると、多々見市長は同日午後2時5分ごろに倒れ、女性2人が土俵に上がって心臓マッサージを行った。その後会場にいた市消防隊員がAED(自動体外式除細動器)を持って駆け付け、女性2人は状況を見守る形になった。
すると、日本相撲協会の行司が「女性は土俵から降りてください」とアナウンスしたという。実行委は、女性が応急処置をしている間はそうしたアナウンスは聞いていないとしている。
大相撲の土俵は女人禁制のしきたりがある。過去には平成12年2月に大阪府知事に就任した太田房江氏(現参院議員)が、春場所千秋楽の表彰式で府知事賞を手渡したい意向を示したが断念し、話題を呼んだ。
多々見市長は病院に運ばれたが、意識はあり、会話は可能で命に別条はないという。
▼【関連ニュース】相撲協会の八角理事長「行司が動転…不適切な…」」
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4月5日21:57 産経WEST「【土俵に女性問題】「下りなさい」相撲協会員、口頭でも直接指示 心臓マッサージの女性は看護師「いたたまれず、とっさに…」
ツイッターに4日投稿された、京都府舞鶴市での大相撲春巡業で多々見良三市長が倒れた際の映像(観客提供)
京都府舞鶴市で4日行われた大相撲春巡業で、あいさつ中に突然倒れた市長の救命措置で駆け上がった女性に、日本相撲協会側が土俵を下りるよう求めるアナウンスを流した問題で、アナウンス以外にも、女性に向かって土俵を下りるよう協会員が直接指示していたことが5日、分かった。土俵に上がった女性のうち、少なくとも1人は現役の看護師だったという。
あいさつ1分後に倒れ
関係者によると、多々見(たたみ)良三市長(67)は土俵上であいさつを始めて約1分後、あおむけに倒れた。観客席にいた女性が土俵に上がって心臓マッサージ。会場に待機していた救急隊員らがAED(自動体外式除細動器)や担架を持って駆け付けたという。
この際、場内アナウンスのほか、日本相撲協会の協会員が女性らに「下りなさい」などと声を掛け、手ぶりでも下りるよう指示。多々見市長が運び出され、女性らも土俵から下りた後、土俵には大量の塩がまかれたという。
協会側はアナウンスについて、「人命に関わる状況には不適切な対応で、深くお詫びする」などと謝罪。塩をまいたことについては「土俵で骨折や大きなけががあった際の通例で、女性が土俵に上がったこととは関係はない」と釈明した。
医師の市長が院長を務めた病院の看護師
関係者によると、最初に土俵に上がった女性のうち1人は、医師でもある多々見市長がかつて院長を務めた病院の看護師。「市長が倒れ、いたたまれずに、とっさに土俵に上った」と話しており、上がる際には「上がっていいですか」と、周囲に声をかけていたという。
多々見市長は搬送後、くも膜下出血と診断。命に別条なく、約1カ月の入院が必要という。
「女性の行動は勇気ある」
巡業実行委員会の河田友宏委員長(78)は「女性の行動は勇気があり、適切な処置だった。アナウンスはわざわざすることではなく、理解しがたい」。巡業の勧進元(発起人)を務めた四方八洲男(しかた・やすお)さん(78)も「しきたりと人命、どちらが大事かといえば人命。大相撲は女性ファンが増えており、議論が必要」と話した。
スポーツ文化評論家の玉木正之氏は「伝統が本当に正しいか、時代に合っているかを考える必要がある。そもそも、相撲関係者がどれだけ伝統の意味を理解しているのか疑問で、おそらく教条主義的に『女性は土俵に上がってはいけない』としているのではないか」と指摘した。」
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4月6日07:16 産経ニュース「女性土俵問題、米でも報道 「日本の差別反映」と批判
動画投稿サイト「ユーチューブ」に4日投稿された、京都府舞鶴市の大相撲春巡業で多々見良三市長が倒れた際、土俵に上がる女性(手前)の映像
【ワシントン=黒瀬悦成】京都府舞鶴市での大相撲春巡業で、土俵の上で倒れた市長に救命処置を施した女性たちが行司から土俵から下りるよう求められた問題について、米主要メディアは5日、日本にいまなお根強い女性差別を反映しているとの視点で批判的に報じた。
ワシントン・ポスト紙(電子版)は、「行司が女性たちに土俵から下りるよう指示したのは、相撲では女性が儀式上、不浄と見なされているからだ」と指摘。また、ある保育園で女性保育士の間で年功順に妊娠と出産の順番が決められ、ルールを破った保育士が謝罪したニュースを同時に紹介し、「女性があらゆる局面で差別や障害に直面している」と主張した。
ウォールストリート・ジャーナル紙(同)は相撲の問題に加え、「歌舞伎でも演者は男性に限られている」とし、今回の問題を機に、日本の伝統文化で女性が不公平に扱われていることが、日本での広範にわたる男女の不平等の象徴として注目を集めていると報じた。
同紙は一方で、安倍晋三政権による女性登用を促進させる政策により、女性の昇進率が確実に上昇していると指摘したほか、トヨタ自動車で今年2月、初の生え抜きの女性役員が誕生した事例も紹介した。
ニューヨーク・タイムズ紙(同)は、「たとえ男性の命が危機にさらされている状況下でも、相撲の儀式は不可侵なのだ」と皮肉混じりに伝えた。同紙はまた、「人命より伝統が大事というのは伝統を原理主義と勘違いしているカルトである」とした漫画家の小林よしのり氏のブログのコメントを紹介した。
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4月6日10:32 産経WEST「【土俵に女性問題】「人命救助なのになぜ」救命の女性看護師、「降りて」場内放送時に疑問漏らす
動画投稿サイト「ユーチューブ」に4日投稿された、京都府舞鶴市の大相撲春巡業で多々見良三市長が倒れた際、土俵上で救命措置をする女性(左)らの映像
京都府舞鶴市での大相撲春巡業で4日、市長が倒れた際、救命処置をした看護師の女性が土俵から下りるよう場内放送で促された問題で、女性が「人命救助をしているのに、なぜそういうことを言うのか」という趣旨の発言をしていたことが6日、一緒に救助に当たった市職員への取材で分かった。
多々見良三市長(67)が倒れた直後に駆け付けた市民文化環境部の飯尾雅信部長によると、数人が土俵に上がり、消防関係者とみられる男性が「動かさない方がいい」と話した。直後に客席から女性が上がり、「医療関係の方ですか」と尋ねられると「看護師です。心臓マッサージができます」と答えた。
飯尾部長らがネクタイを緩めたり、シャツのボタンを外したりした上で、女性が心臓マッサージを開始。その後、自動体外式除細動器(AED)を持った救急救命士に交代した。この間、複数回にわたって「女性は土俵から下りてください」というアナウンスが流れ、女性が疑問の声を漏らしたという。
大相撲舞鶴場所実行委員会によると、女性は「当たり前のことをしただけなので、静かにしておいてほしい」と話している。
一方、土俵下にいた河田友宏実行委員長(78)は6日、「詳しい状況は分からない」とした上で、行司の場内放送とは別に、土俵上で日本相撲協会関係者が女性に対し下りるように腕を振る動作をしていたと明らかにした。」
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4月6日21:59 産経ニュース「菅義偉官房長官「人命が最優先されるべき」 大相撲春巡業での救命処置
舞鶴市長を救おうと土俵に上がった女性たち(ユーチューブより)。八角理事長(円内)は釈明したが、相撲界の特殊性が改めて示された
菅義偉官房長官は6日の記者会見で、大相撲春巡業で救命処置に当たった女性に対し土俵から下りるよう促す場内放送が流されたことついて「人命は何よりも重たいものであり、そこは最優先されるのだろうと思う」と述べ、不適切な対応だったとの認識を示した。
一部の海外メディアが日本の女性差別を反映しているとの視点で批判的に報じているが、菅氏は「さまざまな意見がこの問題にあることは承知している。日本相撲協会が自主的に判断することだ」と述べるにとどめた。」
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4月12日 産経WEST「宝塚でも女児参加認めず 大相撲春巡業のちびっ子相撲 協会「けが目立つ」
兵庫県宝塚市で今月6日に開催された大相撲の春巡業で、力士が子供に稽古をつける「ちびっこ相撲」に女児の参加が認められなかったことが12日、市への取材で分かった。日本相撲協会側が女児の参加を認めなかったという。
市によると、昨年の同市での春巡業では、ちびっこ相撲に女児の参加が認められ、女児4人が参加していた。今年も男女の参加者を募ろうとしたところ、協会側から男児だけを募集するよう通達があったという。理由の説明はなかった。
静岡市で8日に開催された春巡業のちびっこ相撲でも女子の参加が認められなかった。協会広報部は「男子に比べ、女子のけがが目立つとの意見があり、安全面を考慮した」として、今年3月に男児のみにする方針を決めたという。
宝塚市の春巡業をめぐっては、中川智子市長(70)が土俵上であいさつするよう要請したが断られ、土俵下であいさつした中川市長が「変革する勇気も大事では」などと訴えた。」
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