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2018年8月14日 産経WEST「「総踊り」決行に市民ら賛否、「圧巻だった」「子連れには危険」 徳島の阿波おどり
阿波おどり振興協会が独自に決行した「総踊り」=13日夜、徳島市
徳島市で開幕した夏の風物詩「阿波おどり」は、市を中心とする実行委員会が中止した「総踊り」を有力踊り手団体が13日夜に決行し、市と団体側の対立が決定的となった。市民らからは14日、総踊りの実施に賛否の声が上がった。
総踊りは大勢の踊り手が一つの演舞場に集まり踊りを披露する演出。中止に反発する「阿波おどり振興協会」に所属する踊り手グループの千数百人が、演舞場外の道路で実行委の中止要請を振り切って実施した。大きな混乱はなかった。
近くで青果店を営む宮崎栄子さん(70)は「圧巻だった」、相模原市から来た平山絵里さん(43)も「総踊りは今年はないと聞いていたが、見られて良かった」と満足げな様子だった。
一方、東京都から来た会社員、佐藤淳さん(39)は「雑踏事故の可能性があり、子連れには危なかった」と指摘した。
徳島市役所内にある実行委の事務局には14日、県内外から「例年通りやった方が良かった」など数十件の意見が寄せられたという。
阿波おどりは昨年まで主催していた市観光協会が多額の累積赤字を抱え、今年は市などでつくる実行委が運営。入場料収入を増やそうと観客の人気が集中する総踊りを中止し、四つの演舞場に踊り手や観客を分散させることを決めた。
12日に開幕し、15日まで。同振興協会は14、15日は総踊りを実施しないとしている。」
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8月16日 産経WEST「混迷の「阿波おどり」人出は15万人減で過去最少、今年も赤字か?
開幕式後、市役所前演舞場で踊りを披露する遠藤彰良市長(中央)=12日、徳島市(鈴木健児撮影)
4億円超の累積赤字をめぐって祭りの名物「総踊り」が中止され、市と有力踊り手団体が激しく対立。混乱を極めた徳島の夏の風物詩「阿波おどり」は15日、幕を閉じた。ただ、人出は昨年より15万人減少し、記録が残る昭和49年以降で最も少なかった。桟敷席のチケット売り上げも伸び悩み、今年も赤字になる可能性がある。
今年は総踊りを中止した影響もあって、有料演舞場などの前売りチケット販売率は7日時点で50・63%と昨年同時点(60%)を9ポイント下回った。本番に突入した12日以降も観光客の出足は鈍く、チケット販売率は確実に減少する見込み。
昨年、総踊りが実施された南内町演舞場の初日(12日)のチケット販売率は1部(午後6〜8時)、2部(同8時半〜10時半)とも100%だったが、今年は1部から空席がみられ、2部はさらに空席が目立った。13〜15日も4カ所の各演舞場で空席が目立った。昨年の有料演舞場のみのチケット販売率は4日間通しで84・4%だった。
チケット販売低調、収支圧迫避けられず
実行委の発表によると、昨年までは延べ120万人以上の人出があったが、今年は初日の12日が33万人(昨年35万人)、13日は30万人(同35万人)、14日は27万人(同29万人)、15日は18万人(同24万人)で昨年より15万人下回る延べ108万人だった。
阿波おどり事業の収益(25〜28年度)のうちチケット収益は約1億8600万〜約1億9600万円で収益全体の71〜74%を占める。今年はチケット売り上げ減は避けられず、収支にも大きく影響しそうだ。
4億円超の赤字解消をめぐって昨年まで主催者だった「市観光協会」と「徳島新聞社」に代わって新たに発足した、市や徳島新聞社らでつくる「阿波おどり実行委員会」は事業の黒字化を目指したが、チケットの収益減で今年も赤字になる可能性が出てきた。
遠藤市長のテレビ出演に批判も
最終日の15日は台風15号の影響で阿波おどりの会場となる徳島市は午前中から雨が降り続き、開催が心配されたが、市や徳島新聞社らでつくる実行委は午後4時前、「予定通り開催することを決定した」と発表した。同日夜の阿波おどりは徳島市で大雨警報が発令されるなかでの開催となった。
今年5月30日に開かれた阿波おどり実行委員会の資料によると、阿波おどりを1日中止した場合、チケットの払い戻しで4千万〜5千万円の収入減になるという。
実行委の委員長を務める遠藤彰良市長は15日、フジテレビの「バイキング」に生出演。市長と徳島新聞社が「甘い蜜を吸っている」と出演者から指摘され、7月30日の実行委で番組名をあげて批判。自ら出演を要望し上京したようだが、番組では明確な反論はなかった。
徳島市のホームページの市長スケジュール(最終更新日8月13日)では、15日午前は「関係機関への要望活動 高松市」と記載されている。
市民からは「雨で中止になるかもしれないときに、実行委員長の市長がなぜ上京したのか」といった声が聞かれた。」
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