⛼39〕─2・B─マレビトに対する究極の「おもてなし」は遺伝子レベルでの科学的根拠があった。〜No.140   *    

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   ・   ・   【東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博】・  
 日本における来訪者・マレビト崇拝は、弱者の生き残り戦略である。
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 世界から奇異に見られている、日本の個性なき同質性・同一性・画一性・単一性はマレビト崇拝から生まれた。
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 2019年5月2日・9日ゴールディンウィーク特大号 週刊新潮「変見自在  高山正之
 嫌なまれびと
 ……
 あちらの社会ではどうしても部族内の婚姻が多くなる。近親婚の弊害が出やすいから旅人がくれば新しい血を入れようとする。
 日本人が優れていることは世界が知っている。そんな旅人が新しい血を入れてくれる現金もくれる。家族にとってこれ以上の慶事はなかったはずだ。
 米政府がアラバマ州で黒人の梅毒患者を40年間泳がせて感染拡大を観察した。『タスキギーの人体実験』と言われ、クリントンが謝罪したが、そのデータに『一つの家庭の5人の兄弟を調べたら父親がすべて違った』というのがあった。
 妻は夫とは別に4人の男と子を生(な)した。流行り病があっても遺伝子が別々なら誰かは生き残る。
 様々なDNAを仕込めば種族を滅亡から救われると生存本能が教えている。
 不倫は正しい。……。
 日本にも旅人を『まれびと』としてもてなす風習がある。妻を提供したというような説話もある。
 そういうもてなしは本能に加え、日本人の優しさと好奇心によるものと言われる。遠い都で起きた政変も旅人が運んでくる。赤穂浪士討ち入りも瞬く間に広まったと史書は伝えている。
 まれびとが異人ならもっと本能も好奇心も疼いたことだろう。
 ザビエルが聞きかじりの地動説を語ると日本人はイエスなどそっちのけで宇宙の話を知りたがった。
 彼は辟易し『学者をよこしてくれ』とマカオに書簡を出している。
 『ハリス伝』には下田の村おさがうち揃って『白人女の陰裂は横に裂けているのか』とハリスに尋ねる話が載っている。
 異国からのまれびとの中には隣の朝鮮の民も含まれていた。
 彼らは室町時代にやってきた。貧相な品を朝貢し紙漉(かみす)きや水車の仕組みを教えろと言ってきた。日本人の好奇心をくすぐる相手ではなかったが親切に教えてやった。
 江戸時代には徳川将軍の代替わりの祝いを口実に物見遊山にやってきた。
 供応に出した茶器や置物、果ては布団まで盗んでいったが、日本側はきちんとまれびとと扱いを続けた。
 折口信夫は、日本人はまれびとを『現世に幸福をもたらすため来臨した常世神』と見ていたという。好奇心とDNAの次元で語れない信仰と見るべきだと。
 だからこそ、さあ五輪だ、みんな英語を話そう、もてなそうと国民が一斉に走り出す現象も理解できる。
 ただ折口は生殖とは無関係のLGBT人だった。養子にした青年との友情は釈迢空(しゃくちょうくう)の名で多く詠っている。生殖本能から離れ過ぎた観念に見えなくもない。
 実際、日本人のまれびと観は簡単にうつろう。
 朝鮮使節も最後は対馬での易地聘札とし、もうこっちに来るなと追い払っている。
 今、また隣が喧(やかま)しい。もてなしてもいいけれど前例に倣(なら)って選択も考えたい」
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 閉鎖空間での近親婚は、遺伝子の異常をきたし、種を絶滅させる危険性があった。
 種の絶滅を防ぐためには、外来の異なった遺伝子を取り入れるしかなかった。
 別の遺伝子を取り入れる為に行われたのが、旅する遺伝子つまりマレビトである。
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 日本民族日本人は、政争や戦争などの競争に負けて日本列島へ朝鮮半島や中国大陸から逃げて来た敗北者で、閉鎖された列島で生き残る為には種を異にする新たな遺伝子を取り入れる必要があったが、・負け犬・負け組な為に半島や大陸を侵略して若い男女を強奪する勇気がなかった為に、新たに逃げてくる人々を我慢強く待ち続けた。
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 ローマ帝国がまだ植民地都市であった時代のローマ人は、人口を増やし都市を発展する為に周辺の都市国家や諸部族を攻撃して若く美しい女性を奪ってきて、強姦して子どもを生ませた。
 そうした人口増加と国家発展は、地球上で行われていた古代の常識であった。
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