♦Ⅰ。目次=1  <開始、平成22年11月19日>     〜No.1

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 二つのブログを、五つに分けて建設する。
 プロフィールに、五つのブログを立ち上げる。↗
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【フランソワ・ラ・ロシュフコー「世に語られる歴史は、ほとんど嘘である」】
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Ⅰ)目次 =1。  〜No.1
Ⅰ)目的 =2。  〜No.2
Ⅱ)戦前の日本は、親ユダヤか?あるいは、反ユダヤか?=1〜No.3
Ⅱ)戦前の日本は、親ユダヤか?あるいは、反ユダヤか?=2〜No.4

 ユダヤ教徒ユダヤ人は、表向きは知日を装うが、信仰において反天皇神道である。
 一神教ユダヤ教は、その信仰から、神の裔・天皇の神性を認めず、取り柄もない人を祖先と言うだけで神と祀る氏神(現人神)信仰の神道邪教と否定していた。
 ユダヤ教徒は、絶対神の栄光と自分一人の信仰の為に、異教徒・天皇を滅ぼす事を神聖な使命としていた。
 『旧約聖書』とは、絶対神から選び出された優秀な民族がその信仰を守る為に、敵対する異教徒異民族を殲滅する壮絶な宗教戦争の大叙事詩である。
 これほど、「神の名」による血に塗られた聖典は存在しない。
 同様に、『新約聖書』も、絶対神の愛に目覚め正義に生きる正しい人・善人の信仰を守る為に、異教や異端を神聖な火で焼き滅ぼす事を命じている。

Ⅲ)『普遍宗教キリスト教による、民族宗教殲滅計画』  
1、国外編 
 唯一絶対の普遍真理(宗教的家父長主義)による、世界の画一化・単一化そして単純化の為の布教計画。

 それは、中世キリスト教会による非白人の奴隷化計画である。
 白人中心の宗教的選民主義を絶対真理とするキリスト教徒は、人とは絶対神に似せて塵・芥・ゴミから造られた白人だけであるとし、天地創造主に愛され祝福を受ける資格も欧州系白人のみの特権であると確信していた。
 真の神への正しい信仰に目覚めた魂だけが、絶対神の祝福を得て永遠の命を授かり、天国に誘われ父なる唯一の神と永久に幸福に生きられる。
 その権利も白人にのみ与えられた特権で、非白人には認めていなかった。
 白人の宗教的差別主義者は、絶対神から与えられた管理権限で、非白人と動物を生殺与奪で支配する権利と、地球の完全所有権を有すると確信している。
 そして、有色人種は人間以下の劣等動物であると認識していた。
 まれに、便利に利用できる非白人を「善人で名誉白人」であると、嘲笑を込めて煽てた。無知無能な思考力のない馬鹿な非白人ほど、自分は世界から愛さ、白人から好かれる名誉白人と有頂天となった。
 改宗を拒絶する異教徒非白人は、「神の御名」で虐殺され、魂は地獄に突き落とされた。
 神の愛を受け入れた改宗非白人は、「神の恩寵」で奴隷身分として助けられた。
 中南米とアフリカ、そしてアジアの大半がキリスト教国の植民地となり、非白人は白人キリスト教徒に支配され、文明化の美名の下で地獄の様な奴隷的重労働を強要された。
 それが、キリスト教会が、中世から近代にかけて世界に広めた神の概念という、宗教的絶対価値基準である。
 現代は、それを「必要悪」と認め、「必要な犠牲」であったと正当化している。

①、開かれた欧州王家(男系相続)対閉ざされた天皇家・皇室(直系長子相続)=1〜No.5
①、開かれた欧州王家(男系相続)対閉ざされた天皇家・皇室(直系長子相続)=2〜No.6

*王権神授説 = 欧州の王侯貴族(大半がゲルマン民族)は、キリスト教会の宗教権威で認められた神聖な血統・血筋を守る為に、西欧系白人である事を最低条件として国境を越え、排他的な政略結婚を繰り返していた。
 王侯貴族は、退屈な日々に刺激を求めて戦争を起こし、国内外の下層階級を虫ケラのように虐殺した。
 戦争の勝利者は、敗れた国の王族を殺す事はなかく、戦時捕虜として優遇し、身代金を得てから解放した。
 捕虜とされるのは、資産のある将校だけであり、身代金の払えない下層階級出身の将兵は処刑された。
 ゆえに、欧州の戦争は「支配者の贅沢なゲーム」と評されている。
 死ぬのは下層階級の庶民だけであり、上流階級の王侯貴族は優雅でゴージャスな生活を満喫していた。
 欧州文化とは、特権を有する貴族文化であって、日本の様な無位無冠の百姓や町人などの庶民文化ではない。
*社会契約説 = 民間の成り上がり資産家(多くが改宗ユダヤ人金融資本家)は、上流階級の一員になるべく、生活苦にある貧困貴族の家庭事情を利用して、金銭的的契約のもとで高貴な令嬢と結婚した。
 彼らは、女系による継承権を尊重した。
 資産家は、国内外での強奪的経済活動を武力で保証してくれる、気前の良い王族と融資契約をかわし、資産契約した王位継承者を国王に戴いた。
 上流階級は、政治・経済・外交・軍事を支配する大金を必要として、貧困労働階級や植民地の住民から冷酷に搾取していた。
 戦争は、新興階級にとって莫大な利益を生み出す経済活動であり、戦争が大きければ大きいほど大金を稼いだ。
 「死の商人」という真相を隠す為に、非白人から略奪した金や戦利品の一部をキリスト教会に寄付し、人目に付くようにわざとらしく社会奉仕・ボランティア活動をした。
ダブル・スタンダード社会 = キリスト教世界は、弱肉強食の狩猟社会であるがゆえに、階級ごとに断絶して交わる事はなかった。
 「血」を神聖視する上流階級は、下層階級や異人種・異民族との雑婚で混血化する事を恐れた。
 大陸の都市は、階級はもとより、民族や出身や宗教によって居住区を設けて排他的に生活するモザイク都市である。
 人は絶対神に愛された存在と言うが、人種・民族・身分・性別を越えた万民共有の『自由・平等・博愛』は存在しない。
 そこにあるのは、差別と偏見と迫害の現実のみであった。
 類似した非人道的世界があるとすれば、それは正統派儒教による厳格な男尊女卑社会と排他的上下関係を厳守してきた中国と朝鮮である。

②、キリスト教反ユダヤ主義=1〜No.7
②、キリスト教反ユダヤ主義=2〜No.8

 キリスト教は、ユダヤ教から独立した一派である。
 『新約聖書』(ヨハネによる福音書8章31〜44節)「イエスは、御自分を信じたユダヤ人に言われた。……貴方たちは、悪魔である父から出た者であって、その父の欲望を満たしたいと思っている。悪魔は最初から人殺しであって、真理を拠り所としていない。」
 (テサロニケの信徒への手紙第一書簡2章15〜16節)「ユダヤ人達は、主イエス預言者達を殺したばかりでなく、私たちを激しく迫害し、神に喜ばれる事をせず、あらゆる人々に敵対し、……神の怒りは余すところなく彼らの上に臨みます」
 ユダヤ人問題は、キリスト教世界の歴史的な宿痾である。
 ユダヤ教徒ユダヤ人は、差別と迫害を逃れる為にキリスト教徒に改宗し、ユダヤ式氏名も改名して、ユダヤ人である事を捨てた。中には、ユダヤ教を捨てきれずに隠れて信仰する隠れユダや教徒もいた。キリスト教徒は、隠れユダヤ教徒最も憎んだ。
 1063年 教皇アレクサンデル2世は、イスラム教徒など異教徒を殺害し、その財産を略奪する事を許すと発言した。イベリア半島で、イスラム教徒が虐殺された。
 1095年 教皇ウルバヌス2世は、王侯貴族に対して聖地エルサレムを奪回する為の、十字軍派遣を命じた。
 1099年 敬虔なキリスト教徒からなる十字軍は、エルサレムを占領するや、異教徒や異端者を大虐殺し、生き残った者は家畜の様に奴隷として売って金に換えた。
 1161年 ボヘミアで、異教徒ユダヤ人68名が生きたまま火炙りの刑で処刑された。
 1179年 ユダヤ人を差別する為の特有な服装を義務付けた。
 1188年 教皇クレメンス3世は、異端審問所の設置を認め、自白させる為の拷問も黙認した。
 キリスト教の隣人愛は、同じ教義を信じるカトリック教徒に限定され、異端者や異教徒は完全排除された。
 1209年 教皇イノケンティウス3世は、異端のカタリ派を大虐殺したアルビジャア十字軍を祝福した。
 1210年 パリ大学は、キリスト教に関係しないギリシャ哲学など全ての哲学を禁止した。もしそれが発覚すると、異端者として生きたまま焼き殺された。
 1212年 教会の煽動使節で組織された子供十字軍数千人は、マルセイユ商人に騙されて奴隷として売られた。

③、ローマ・カトリック教会=1〜No.9
③、ローマ・カトリック教会=2〜No.10

 不寛容な排他的中世キリスト教会による、異教徒ユダヤ人への差別と迫害。
 キリスト教に改宗しキリスト教の神を信仰したユダヤ人は、キリスト教世界に隠れている隠れユダヤ教徒を裏切り者として嫌悪し、見つけ出して、キリスト教会に告発した。
 1215年 キリスト教諸国のユダヤ人隔離・差別政策。
 1231年 教皇グレゴリウス9世は、異端審問官(大半が改宗ユダヤ人)を各地に派遣し、異端者(隠れユダヤ教徒)と魔女狩りを行った。
 魔女とされた女性は、無罪とわかっていてもレイプされ、自白の為の地獄の様な拷問にかけられ、苦しみから逃れる為に白状して生きたまま焼き殺された。
 1245年 教皇インノケンティウス4世は、絶対的神聖な権威によって、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世を破門した。
 教会権威に従わない国王や領主を破門し、敬虔なキリスト教徒は破門された者の命令に従わない様に命じた。
 キリスト教国の国家元首である国王や政治家などのすべての支配者は、例外なく聖書を通じて絶対神への忠誠を宣誓しキリスト教会の承認をえた。
 キリスト教会から破門された国家元首は、支配権、統治権などすべての権限を失った。中には、領民であるキリスト教徒から国外に追放されるか、宗教裁判の末に処刑された。
 神聖な宗教権威を持つキリスト教会は、その莫大なる財力を背景にして政治に介入し、政治を支配していた。
 俗世の権力は、領主権を守る為にキリスト教会の神聖な権威に屈服した。
バチカンは、神の家として、絶対神への信仰と隣人愛を追求する為に人を殺す軍隊を持ってはいなかった。
 1348年 ペストの大流行によって、異教徒ユダヤ人への迫害が起き、各地でユダヤ人の虐殺が発生した。
 1432年 ユダヤ人に対して、各都市に設けたゲットーに移住する様に命じた。ユダヤ教の信仰を守ってゲットーに閉じ込められるか、神の愛に目覚めて改宗して自由を得るか、の二者択一が強要された。
 ユダヤ人は、自由を得る為に改宗をしたが、それな見せ掛けにすぎず、隠れユダヤ教徒として民族宗教の信仰を捨てなかった。
 キリスト教会は、ユダヤ人の絶対神への背信行為を憎み、隠れユダヤ教への弾圧の機会を狙っていた。
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 1517年 ルターは、腐敗・堕落したカトリック教会に対して「九十五ヵ条の論題」を公表し、「人の罪は信仰によってのみ救われる」と主張した。宗教改革の始まりである。
 領主の宗教が、領民の宗教とされた。
 教皇は、ルターがライプチヒ公開討論会バチカンの権威を傷つけたとして、ルターを破門した。
 ルターは、反ユダヤ主義者であり、隠れユダヤ教徒を裏切り者として憎んだ。
 1521年 バチカンの政治支配を受けていた神聖ローマ皇帝カール5世は、ルターに自説を撤回する様に圧力をかけた。反皇帝派のザクセン選帝公ら諸侯や騎士らは、ルターを支持した。
 1522年 反皇帝派騎士団は、民族主義からカトリック教会の権威を排除する為に反乱を起こした。騎士戦争の勃発である。
 1522年 ドイツの農民は、ルターの教えを掲げて反乱を起こした。農民反乱は、ドイツの3分の2に拡大した。領主である皇帝派も反皇帝派も、カトリックプロテスタントも、領地を守る為に協力して反乱軍を殲滅し、神の名によって虐殺を行った。
 この後、ヨーロッパ各地で宗教戦争が頻発し、戦場では虐殺と略奪が行われていた。
 宗教に関係した戦争ほど、世にもおぞましい戦争はない。
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 14〜16世紀にかけて、キリスト教会の中世の拘束から人間性を解放する「ルネッサンス」が始まった。
 だが、キリスト教会による直接的政治支配は近代まで続いた。

④、スペイン王国ポルトガル王国〜No.11

 1400年末 大航海時代の幕開け。
 1460年 フランチェスコ会は、スペインの両王に対し異端者審問所の導入を提言した。
 他の修道士会も、ユダヤ教イスラム教などの異教徒からキリスト教の信仰を守り、異端者からローマ・カトリック教会の権威を守る為に、競う様に戦闘的な活動を始めた。
 彼らにとっての忠誠心は、絶対神への信仰のみであり、俗世の忠誠心は眼中になく、信仰の為なら俗世の支配者を絶対神の名の下に排除した。
 神の王国を建設する為なら、目の前にある異教徒の王国は滅ぼし、絶対神の愛と真理の福音を受け入れない異教徒は神聖な火で殲滅した。
 1484年 教皇イノケンティウス8世は、『魔女勅書』を公布した。中世キリスト教会による、隠れユダヤ教徒へのおぞましい宗教裁判が正当化された。
 1487年 論文『魔女の槌』は、姦通、避妊、堕胎、嬰児殺害など「七重の妖術」を絶対神を恐れない重罪であると告発した。
 1492年 新生スペイン王国は、バチカンの支援を得る為に、イスラム教に協力したユダヤ教徒ユダヤ人追放令を発布し、禁止令に背く者は反逆者として生きたまま焼き殺した。
 隠ユダヤ教徒は、キリスト教会の非人道な弾圧と地獄の様な拷問を逃れる為に、地位や財産を捨てて国外に逃亡した。そして、キリスト教会の支配しない場所に逃げ込むや、「出エジプト」に習って、誰はばかる事なくユダヤ教への信仰を回復した。
 改宗ユダヤ人は、容赦なき宗教裁判を恐れ、キリスト教会の信用を取る為に、修道士となって異教徒の土地で攻撃的な布教活動を行った。彼らは、信仰を同じくする者同士の隣人愛に救いを求めた。
 イエズス会フランシスコ会などの修道会の宣教師らは、天地を創造した唯一絶対神と神の子イエス・キリストを信仰し、汎神論的異教徒を神の愛で目覚めさせ罪深い魂を救済する為に、死の危険を冒して海を渡った。
 宣教師や修道士らは、絶対的真・善という神の概念と理知的倫理観を、未開地に広める事を神聖な使命とし、不退転の決意のもと如何なる犠牲も厭わなかった。
 アステカ(1521年)やインカ(1533年)など中南米の異教徒国家への侵略及び異教徒非白人への大虐殺。
 地元の原住民は、絶対神の愛と正義に目覚めて伝統的民族宗教を捨て、人としての幸福と魂の救済を求め、正しい人・善人に生まれ変わる為に洗礼を受けた。
 キリスト教徒の篤い信仰心により、中南米キリスト教化は大成功し、自然を崇拝するシャマン的民族宗教は消滅した。
 スペインとポルトガルは、1600年代から中南米の植民地経営を本格化し、数千万人の地元民を犠牲にして膨大な金・銀・宝石類を手に入れた。
 ドミニコ派修道士ラサ=カサスは、原住民が野蛮人として虐待されていることを、スペイン国王に報告した。
 両国は、同様の植民地政策を地球上に拡大していった。
 キリスト教会は、全ての行為を、絶対神が予め定めた計らいであると祝福した。
 中南米の原住民が激減して労働力が不足するや、スペイン、ポルトガル、オランダのどのキリスト教国は、アフリカから大量の原住民を奴隷として強制連行して売りさばいた。
 奴隷船のなかで、病気となった者や衰弱した者は、ゴミの様に生きたまま海に投棄した。
 女子供も人間以下の扱いを受け、奴隷として売り物にならないと判断すると平気で海に捨てた。
 キリスト教会は、表向きは批判したが、それ以上の行動を取らず、哀れな奴隷の魂が救済される事を祈った。そして、奴隷達に絶対神の愛の信仰を教え、隣人愛の貴さを説いて洗礼を与えた。
 だが。非白人の奴隷が、絶対神の愛に目覚めてキリスト教徒に改心し、生まれかわったと認められても、やはり身分は奴隷であった。
 白人キリスト教徒にいわせれば、洗礼を受けても、非白人である事自体が罪であると。
 中南米で生きて売買されたアフリカ出身の奴隷数は、約1,500万人とされた。アフリカの大地で、奴隷狩りで集められた不運な原住民はその数倍とされている。その過程で、大量の犠牲者が出た。奴隷貿易による富は、ヨーロッパのキリスト教諸国にもたらされた。
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 1543年 ポルトガル人が乗船していた中国人倭寇の海賊船が、種子島に漂着した。
 これ以降、ポルトガル商船が九州の諸港に来港して交易を行った。戦国大名は、鉄砲と火薬を競って購入した。
 1549年 イエズス会は、日本をキリスト教化する為にザビエルを派遣した。その他の修道士会も、日本での布教活動競争に有利に立つ為に、多くの宣教師を派遣した。 
 1584年 スペイン船が、平戸に来航して、日本との交易を始める。
 南蛮貿易。スペインとポルトガルは、火縄銃・火薬などの武器と中国の生糸・漢方薬を売り、その代金として日本から金・銀と奴隷を受け取った。当時の日本には輸出産業はなく、国際市場で売るべき商品はなかった。

⑤、市民国家オランダ王国〜No.12

 1581年 北のエルサレムといわれたネーデルランドは、カトリックのスペインから独立を宣言し、プロテスタントの北部7州はオランダを建国した。
 同じプロテスタントのイギリスと協力して、スペインの海上支配権を争って勝利を収めた。
 海洋交易国として、連合東インド会社を設立し競争相手であるスペイン・ポルトガルの植民地に商船団を派遣した。
 1609年に、アムステルダム銀行を設立して世界経済を金融面で支配した。
 当時の国際交易の主要取引商品は、金・銀・宝石、砂糖・香料・お茶、そしてアヘンと奴隷であった。
 江戸幕府は、キリスト教会を介さない交易を求めるオランダに通商許可を与えた。
 1613年 イギリスも、幕府から通商許可を得て日本の交易に参加する。
 1619年 イギリスとオランダは、共通の敵であるスペイン・ポルトガルに対して防御同盟を結び、敵船を襲撃し、拿捕し、撃沈する為に防衛艦隊を編制した。
 イギリスとオランダの武装船商は、日本を含む極東交易を独占する為にポルトガルとスペインの商船を襲撃しては、積み荷を略奪するという海賊行為を行っていた。
 1623年 江戸幕府は、イギリスとの交易を中止し、平戸の商館を閉鎖した。
 1624年 幕府は、布教活動を支援するスペインの来航を禁止した。
 1637年 島原の乱。オランダ船は、幕府軍の要請により一揆軍を砲撃した。
 1639年 幕府は、キリシタンを完全排除する為にポルトガル船の来航を禁止した。
 1641年 オランダ商館は、平戸から長崎の出島に移した。幕府は、経教分離政策によって、キリスト教会を排除したオランダのみを相手とする海外交易を続けた。日本は以前として輸出商品を持たなかった為に、大量の金・銀を代金として渡した。
 日本には、国際金融という知識がなかった為に、言い値で金や銀を支払った。その為に、日本国内の金・銀の流通量は激減した。
 1652〜54年 第一次イギリス=オランダ戦争に敗北し、経済支配力を失い、国力は衰退していった。
 インドネシア(1755年)における富の略奪と虐殺。地獄の様な搾取に協力したのは、異教徒の同胞を裏切ったキリスト教徒現地人と混血児、そして他人の命より自分の金儲けを優先した利己的な中国系移民・華人である。
 中国人商人は、ユダヤ人商人やアラビア商人に引けを取らないほどの世界的商人である。中国の客家は世界中を飛び回り、財を成していた。

⑥、立憲君主国家イギリス王国=1〜No.13
⑥、立憲君主国家イギリス王国=2〜No.14 

 1534年 ヘンリー8世は、バチカンと絶縁してイギリス国教会を創設して主宰した。
 ヨーロッパでは、同じキリスト教でありながらカトリックプロテスタントとの残虐な宗教戦争が激化していた。敬虔な信仰は、不寛容に殺戮を生み出していた。
 中世ヨーロッパ世界は、キリスト教の排他的一神教価値観による狂気で支配されていた。信仰という死と恐怖による狂気は、大航海によって全世界に伝播して行った。
 イギリスは、海賊を公認し、海賊が奪った略奪品の一部を公認料として徴収した。その収益を資本として国力を増強し、海洋国家として海軍力を強化した。
 1789年 フランス革命が勃発し、「自由・平等・友愛」が虐げれてた人々に希望を与えた。そして、「人権宣言」が採択された。
 権利が認められたのは白人のみで、非白人は対象外とされた。
 人民は、宗教的権威を否定してキリスト教会を敵視した。
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 1796〜1804年 白蓮教徒の乱。仏教系秘密宗教結社白蓮教の反乱による犠牲者は、約700万人である。
 1840年 アヘン戦争。欧米の一部の企業家は、アヘンと中国人奴隷の売買で富を得て国際資本家に成長した。
 1851〜64年 太平天国の乱。プロテスタント教系宗教結社上帝会の反乱による犠牲者は、約7,000万人である。
 キリスト教会は、中国での布教活動に力を入れていた。
 歴史的事実として、中国の宗教の大半は反体制的革命宗教であり、宗教の名の下で大虐殺が行われ大量の血が大地に流された。
 1868年 日本は、キリスト教諸国の植民地にならない為に明治維新を行い、国土防衛の為に富国強兵政策を推し進めた。日本人は、万国公法は非白人にも適応されると確信していた。 
 1884年 ヨーロッパ諸国は、「先占権」の原則に従って、アフリカ分割の為のベルリン国際会議を開催した。ヨーロッパ世界は、非白人である原住民の諸権利を認めなかった。
 ベルギー王国の植民地コンゴでは、15年間で、2,000万人の人口が900万人に激減した。同時に、シャマン的民族宗教は姿を消した。
 キリスト教諸国は、世界の分割の為に熾烈な競争を繰り返していた。
 ヨーロッパ諸国軍は、抵抗する各地の原住民を攻撃して見せしめの為に虐殺した。
 キリスト教の布教活動によって、多くの自然崇拝の土着宗教やシャマンによる民族宗教は消滅し、地元にあった個別の神話も姿を消した。
 清仏戦争。白人の軍隊は、向かうところ敵なしの不敗神話を植民地で見せつけ、民族主義による独立運動の芽を潰した。
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 パックス・ブリタニカによるインド帝国(1858年)、ビルマ王国(1886年)、植民地オーストラリアの惨劇。
 欧州は、産業革命によって新たなエネルギーを得るや、地球上に植民地を拡大し、富と奴隷を獲得した。その成功を、神の恩恵であると感謝してキリスト教会に多額の寄付を行った。
 キリスト教会は、植民地での布教活動を行い、武力を利用して民族宗教を破壊した。
 キリスト教国による近代化という大義の下で、大殺戮が繰り返されていた。

⑦、民主主義国家アメリカ合衆国=1〜No.15
⑦、民主主義国家アメリカ合衆国=2〜No.16

 アメリカは、人種差別国家であり、所得による格差社会であった。
 1776年7月 イギリスからの独立宣言を行った。
 1788年 民主主義を唱った合衆国憲法を制定し、白人の国民に対してのみ「自由と平等」を保障した。
 南部の大農園では、多くのアフリカ出身奴隷が重労働を強制されていた。奴隷は、人間以下の動物とされ、家畜と同様に売買の対象とされていた。
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 パックス・アメリカーナアメリカの世紀への踏み台にされた少数民族インディアン(1890年)、ハワイ王国(1893年)、スペインの植民地フィリピン(1898年)。
 キリスト教会は、日本・中国・朝鮮のキリスト教化の為に国家権力を動かして、経済力と軍事力を利用して圧力を加えた。
 アメリカは、フィリピンをアメリカ化する為に、英語を公用語として民族語の使用を禁止した。民主主義の拡大という大義の下で、伝統文化や風習や習慣などの民族性すべてを破壊した。
 キリスト教会は、民族宗教を撲滅すべく布教活動を行い、洗礼を拒否したフィリピン人を独立派として告発した。
 仏教徒イスラム教徒は、反米派として独立の為の武装民族主義運動を始め、日本の支援を期待した。日本の右翼・右派は、反白人のアジア主義から国家の意思に逆らって反植民地運動に協力した。
 アメリカは、独立心を根絶やしにする為に民族主義者を弾圧し、リンチ的拷問を行い、法秩序を乱す凶悪な犯罪者として処刑した。
 ハワイ王国カラカウア王は、民族王国の伝統文化と保守的民族主義を守る為に日本の皇室との姻戚を求めた。日本は、アメリカとの敵対関係を避けるべく、ハワイ王国の支援要求を拒否し、見捨てて滅びるに任せてた。
 小国日本は、大国アメリカの外圧に恐怖し、アメリカの指示・示唆に従った。だが、神の裔・万世一系男系天皇制度(直系長子相続)という精神的「国體」のみは、殺されても譲らなかった。それが、「日本の悲劇」である。
 アメリカのキリスト教会は、中国での布教に悪戦苦闘していたが、日本領朝鮮では信者を増やし教勢拡大には成功していた。
 朝鮮人キリスト教徒は、アメリカのキリスト教会の協力を得て民族の改宗に全力を挙げた。改宗朝鮮人の間で、反日意識が高まり、戦闘的に先鋭化して反天皇反神社テロ活動を支援した。独立派朝鮮人は、こぞってキリスト教の洗礼を受けた。

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