- 作者:啓明, 安高
- 発売日: 2018/06/18
- メディア: 単行本
関連ブログを６つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ ｛東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博｝・
日本の歴史において、キリスト教会・イエズス会・キリシタンの陰謀は存在しない。
陰謀論を唱える者こそ、疑い、警戒すべきである。
日本には、世界で流布されている如何なる陰謀は存在しない。
陰謀は、嘘である。
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ウィリアム・アダムス(日本名：三浦按針)「エスパーニャ（スペイン）は、まず托鉢修道士たちを派遣し、彼らの後で兵士たちを送り込みます。このようなやり方で外国を支配下に入れていきます。そのために各港にどの船が入港できるか知るためです。」
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パジェーの『日本耶蘇教史』「秀頼は新たに軍兵を募り、５０人の部将を聘した。その内には豊後の旧主ドン・フランシスコの子息、右近殿の子息もあった。明石掃部、およびその部下の外に、尚五畿内および北国の追放耶蘇教徒の、秀頼に加担せしもの少なくなかった。中にはジュスト右近殿の旧臣も混じていた。而して六旒(ろくりゅう)の大旗に、神聖なる十字架と、救世主の像、または聖ヤコブの像を描きたるものを用いた。耶蘇教徒に充ちたる、秀頼の軍隊は、其間に多くの宣教師があった。彼等はいずれも教役を行なわんがために来集した。」
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中世キリスト教会と現代のキリスト教会とは違う。
問題を起こしたのは、狂信的宣教師のキリスト教原理主義者や白人キリスト教徒奴隷商人であってイエズス会ではない。
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「罪を水に流す」「罪を憎んで人を憎まず」の日本民族日本人は、過去は過去、現代は現代、歴史は歴史と割り切り、キリスト教原理主義者が行った日本人奴隷交易や日本キリスト教化を歴史に留めるが、罪を問わず、謝罪や賠償を求めない。
日本民族日本人は、韓国人・朝鮮人や中国人とは違うのである。
日本民族日本人は、日本の八百万の神々同様にキリスト教の絶対神やイエス・キリストや聖母マリアが好きで、結婚式をキリスト教会で挙げる事を夢見ている。
新約聖書は、日本の隠れたベストセラーである。
日本民族日本人は、キリスト教を信仰しないが好きである。
日本の歴史で、来日した外国人の中で最も愛されているのはフランシスコ・ザビエルである。
現代の若者にとっては、日本人の聖徳太子よりも、中国人の鑑真和上よりも、フランシスコ・ザビエルの方が断トツで好きである。
日本人は、中国人や韓国人・朝鮮人をぼろくそに言っても、白人やキリスト教を非難し批判することは無い。
日本にとって、ヒロシマとナガサキに原爆を投下したアメリカは同盟国である。
日本は、中国や韓国・北朝鮮とは違うのである。
日本人は静で、中国人は動で、韓国人・朝鮮人は瞬間沸騰である。
日本人は、世界で誤解され嫌われやすく、信用され、愛され、好かれやすいとは嘘である。
全ては、歴史が証明している。
日本民族日本人は、自己満足だけの甘ちょろい考えや愚にもつかない思い込みは、豊臣秀頼や徳川家康のように捨て去るべきである。
現実と理想は違う、のである。
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中世キリスト教会と白人キリスト教徒商人は、日本人を奴隷として売買する事で大金を稼いでいた。
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ローマ教皇は、日本を分割してポルトガルとスペインに植民地として与え、キリスト教徒ではない日本人を獣・奴隷として扱う事を認めた。
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キリシタンの悲願は、異教徒の日本から独立し、日本国内に西洋の支援を受けたキリスト教国家を建国する事であった。
その為には、皇族を改宗させ、異教徒天皇を宗教裁判で処刑して、キリシタン天皇を即位させる事であった。
異教徒日本民族日本人を地上から抹殺する事が、絶対神への信仰の証しであった。
中世キリスト教会は、潔癖な排他的不寛容から、異教徒天皇を認めず、異教徒天皇制度を廃絶する事を求めた。
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キリスト教国九州。首都は長崎。
ポルトガル・スペインの軍事支援を受けて、長崎を軍事要塞都市として重装備で防衛する事であった。
九州・長崎の分離独立は、普遍的価値を有する「隣人愛の信仰」を守る為のキリスト教徒による自衛行動であった。
キリスト教徒７０万人以上。
ローマ教皇領の誕生。
ローマ教皇直轄の神聖騎士団創設。
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徳川幕府は、島原の乱でキリシタン・百姓の一揆勢に苦戦し、オランダの強力えて辛勝した。
キリシタンの反乱を怖れた徳川幕府は、徹底的にキリシタン弾圧を行った。
このキリシタン弾圧は、非人道的犯罪行為とされている。
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インカ帝国アタワルパは、宗教裁判で一夫多妻・偶像崇拝・人民殺害・人民搾取などの罪で死刑を宣告され、処刑直前にキリスト教に改宗した事によって温情として、処刑方法は生きたまま焼き殺す火炙りではなくゆっくりと首を絞める絞首刑に変更された。
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中世キリスト教会にとって、日本人もインディオもアフリカ人も同じ非白人非キリスト教徒であった。
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分離独立して国家を作る為には、教皇庁領を守る経済力と軍事力が必要であった。
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教皇庁領は、キリシタン大名の領地を寄進させれば簡単に手に入れられた。
キリスト教会が合法的に手に入れた教皇庁領は「長崎」である。
西洋では、領主信仰が当たり前であった。
領主である大名を改宗させれば、領民は簡単にキリシタンに改宗させる事ができた。
キリスト教会は、極東アジアへの拠点としてマカオと長崎を手に入れた。
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新しい教皇庁領から異教を排除する為に、キリシタン大名の領地で神道や仏教に対して宗教弾圧を行った。
中世キリスト教会の時代とは、排除と不寛容の時代で、宗教弾圧、宗教裁判、異端審問、魔女狩り、宗教戦争の時代であった。
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日本をキリスト教国家にする事を悲願とした中世キリスト教会や宣教師らにとっての悲劇は、有力なキリシタン大名である蒲生氏郷、黒田如水、小西行長や理解者である細川忠興、伊達政宗らが「神の王国」を建設する為に主君豊臣秀吉を殺さなかった事である。
大友宗麟や高山右近などの敬虔な信仰を持っていても実力がないキリシタン大名が多くいても、日本をキリスト教国家にはできなかった。
遠い本国から兵士を呼び寄せるのではなく、「敵を倒す兵を敵の中から調達する」という合理的でムダのない戦略であった。。
中世キリスト教会は、日本人を「隣人愛信仰」で救う為に宣教師を派遣したわけではない。
宣教師は、対日交易を行う白人キリスト教徒商人の仲介業務を行い、その手数料で布教活動を行っていた。
対日交易の一つとして、日本人奴隷交易があった。
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ローマ教皇は、キリスト教徒は人間として扱う必要はないとの教書をポルトガルやスペインに与えていた。
学識ある優秀な宣教師達は、日本を南米と同じ植民地化し、日本人をインディオのように奴隷にしようとは思ってはいなかった。
布教活動は善意であった。
「キリスト教徒は人間として救済する」の教義に従い、一人でも多くの日本人を異教徒として地獄や煉獄に堕とさない為に洗礼を施そうとした。
キリスト教において救済するのは、改宗して洗礼を受けた本人・個人のみであり、死んでいる祖先・親兄弟・妻や子の救済は認めなかった。
宣教師は、あくまでも心優しい善意の人であり、一点の悪意もなかった。
日本人奴隷交易も、また善意から手を貸していた。
奴隷として売られていった日本人は、全員が改宗してキリシタンとなった。
キリスト教圏では、キリシタンであれば日本人でも人間として扱われたからである。
事実。キリシタン日本人は、地元の裁判所に、人間以下の不当な扱いされていると訴え勝訴している。
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キリスト教では、仏教の善行を行った者を救うという「蜘蛛の糸説法」はありえない話である。
キリスト教徒であれば善人でも悪人でも関係なく全てが救われたが、幾ら善人でも異教徒は救わなかった。
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徳川家康がスペインとの交易を望んだ時、スペインはキリスト教布教の許可を求めた。
徳川家康は、布教を条件付きで認めた。
スペインの意図は、日本人にキリシタンを増やして内乱を起こし、武力で日本をキリスト教国に大改造する事であった。
キリシタン武士を、隣人愛の信仰で絶対神の為に戦う神聖騎士に生まれ変わらせる事が眼目であった。
異教国日本、異教徒日本人を、キリストの僕にする事が神聖な使命であった。
それ故に、日本人を奴隷として売買したのである。
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中世キリスト教会は、福音を広める平和使徒ではあったが、本性は非戦・反戦ではなく好戦的であった。
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ある時期からローマ教皇もポルトガルも日本人を奴隷として売買する事を禁止しますが、それはスペインの対明戦略の一環であって、日本への配慮ではなかった。
世界は、そんな甘いものではない。
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キリスト教布教を放置すれば、日本はムガル帝国と同じ運命を辿り消滅していた可能性がある。
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キリシタンは、百姓・町人の庶民だけではなく公家や武士・大名までいたが、改宗できなかったは皇族だけであった。
日本のキリスト教化に失敗したのは、天皇家・皇室を改宗できなかったからである。
故に、キリシタンは天皇家・皇室を邪悪な異教徒・悪魔として呪った。
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