💍55)─1・①─スペイン水害の被災者は被災地訪問の国王夫妻に泥投げつけて罵った。火事場泥棒。〜No.170 

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 閉ざされた日本の天皇・皇室と開かれた西洋の国王・王家は違う。
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 2024年10月31日 産経新聞「スペイン東部 集中豪雨で洪水 95人が死亡、数十人が行方不明 バルセロナにも警報
 30日、スペイン東部バレンシア州で、路上の被害状況を眺める女性(AP=共同)
 【パリ=三井美奈】スペイン南東部バレンシア州などで集中豪雨による洪水が発生し、公共放送TVEによると、29、30日の2日間で少なくとも95人が死亡した。数十人が行方不明になっており、死者は増える可能性がある。
 TVEは人を乗せたまま乗用車が流され、橋が濁流にのまれる様子を伝えた。バレンシア州では線路や道路が泥やがれきに覆われ、公共交通網が遮断された。約15万人が停電被害を受けているという。同州の西隣に位置するカスティーリャラマンチャ州でも数人が死亡した。スペインの洪水被害としては、1996年にピレネー山脈で80人以上が死亡して以降、最悪となった。
 30日午後には、バレンシア州の降雨はやや収まったが、低気圧の移動にともない、気象当局は同州の北方、カタルーニャ州の州都バルセロナとその周辺に大雨・強風警報を出した。
 欧州では近年、各地で洪水被害が相次ぐ。2021年7月にはドイツやベルギーなど一帯に被害が広がり、計200人以上が死亡した。
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 11月1日11:30 産経新聞「スペイン洪水の死者158人に、警報遅れに怒り集中 地中海の水温上昇が豪雨に影響か
 豪雨による鉄砲水の被害を受けた車=31日、スペイン東部バレンシア自治州(ゲッティ=共同)
 【パリ=三井美奈】スペイン南東部バレンシア州などで10月29日に発生した洪水で、公共放送TVEは31日、死者数が158人に達したと報じた。州当局が住民に携帯電話を通じて警報を発信するのが遅すぎたとして、責任を追及する声も高まっている。
 TVEによると、州都バレンシア南郊では31日、ガレージで8人の遺体が発見された。乗用車を移動させようとして、濁流にのみ込まれたとみられている。車で移動中に流された人が多かったとみられ、捜索作業が本格化している。泥やがれきの堆積で交通網が遮断され、食料供給が難しくなっており、一部では略奪が広がっているという。
 スペイン紙パイスなどによると、バレンシア州南部では29日午前に道路が急流で覆われ、午後5時ごろには車が次々と流されるほど被害が悪化した。だが、州当局が住民に警報メッセージを発信したのは同日午後8時過ぎだったという。通信網が途切れ、警報受信が遅れた地域もあった。
 洪水をもたらした集中豪雨については、気象専門家から気候変動の影響を指摘する声が相次いでいる。猛暑で地中海の水温が上昇し、湿った空気が上空に滞留して雨雲を発達させたという見方だ。スペインでは今年夏、気温40度を超える猛暑が続き、地中海の水面温度は28度に上昇していた。今回の洪水被害が特に深刻だったバレンシア州東部チーバでは、4時間で降水量が320ミリに達したとみられている。
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 11月1日22:19 産経新聞「スペイン水害の死者205人 欧州メディアは過去50年超で「欧州最悪の豪雨災害」
 スペイン東部バレンシア自治州で、洪水により流された車やがれき=1日(ゲッティ=共同)
 スペイン東部バレンシア自治州を中心に同国各地で10月29日に発生した記録的な豪雨による鉄砲水の死者は11月1日までに、少なくとも205人に上った。スペインメディアが報じた。死者がさらに増える可能性がある。欧州メディアは過去50年超で欧州最悪の豪雨関連の災害だと指摘した。
 バレンシア州で202人が死亡。中部カスティーリャラマンチャ自治州で2人、南部アンダルシア自治州で1人が死亡した。バレンシア州では大量の泥水が路上にあふれ、多くの車や住民らが流されたり家屋が倒壊したりした。
 サンチェス首相は「最も重要なことはできるだけ多くの命を救うことだ」と述べ、救助を急ぐ姿勢を強調した。政府は10月31日から3日間を服喪期間とし、政府庁舎で半旗が掲げられた。
 多数の被災者が仮設住宅で避難生活を送り、道路や鉄道などの交通網も寸断されている。(共同)
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 11月2日22:04 産経新聞「スペイン水害、死者は少なくとも211人に 兵士と警官1万人を増派
 鉄砲水の被害を受けた通りで泥を取り除く人たち=2日、スペイン東部バレンシア自治州(AP=共同)
 スペイン東部バレンシア自治州を中心に、同国各地で10月29日に発生した記録的な豪雨による鉄砲水の死者は2日までに、少なくとも211人に上った。サンチェス首相がテレビ演説で明らかにした。軍兵士5000人、警官ら5000人を現場に追加派遣すると表明、行方不明者の捜索を続ける。死者はさらに増える可能性がある。
 ロイター通信によると、今回の水害による死者は1970年にルーマニアで起きた洪水の209人と同規模になり、ここ50年以上で欧州最悪の豪雨関連の災害となった。
 多くの一般市民が徒歩で被災地に向かい、泥を取り除くための道具や必需品を運ぶなどの支援を行った。サンチェス氏は1日、Xで「スペイン社会の限りない連帯と献身」をたたえ、支援強化を約束。2日の演説でも、未曽有の災害に一致団結するよう国民に呼びかけた。
 断水や停電が続いている地域もあり、道路や鉄道網も多くが寸断された状態となっている。一部住民からは支援が遅いとの不満が出ている。(共同)
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 11月4日19:07 YAHOO!JAPANニュース 共同通信「スペイン水害の被災者、国王に泥 「人殺し」と罵声、支援遅れ不満
 3日、スペイン・パイポルタで洪水の被災者(右)と話す国王フェリペ6世(AP=共同)
 【パリ共同】スペイン国王フェリペ6世、レティシア妃夫妻が3日、洪水の被害を受けた東部バレンシア近郊パイポルタを訪問した。支援の遅れに不満を抱く住民らが国王らに「人殺し」などと罵声を飛ばし、泥を投げつけた。AP通信は「国民から愛されるイメージを入念につくり上げてきた王室にとって前例がない出来事だ」と伝えた。
 洪水は東部バレンシア自治州を中心に各地で10月29日に発生した記録的な豪雨が原因で起きた。スペインメディアによると、死者は少なくとも217人。パイポルタは特に被害の大きい地域で、60人以上の死者が出た。国王は訪問後、住民らの「怒りと不満」を理解しなければならないと述べた。
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 11月4日 MicrosoftStartニュース ABEMA TIMES「「人殺し」「帰れ」 スペイン洪水 被災地訪問の国王夫妻に泥投げつけ
 © ABEMA TIMES (Microsoft)
 洪水で多くの犠牲者が出たスペインでは、被災地を訪問した国王夫妻に怒りの矛先が向けられ、泥を投げつける騒ぎに発展しました。
 フェリペ国王夫妻は3日、10月29日に発生した豪雨と、その後の洪水で200人以上が死亡したスペイン東部のバレンシア州を訪問しました。ところが、警報の発令が大幅に遅れるなど、当局の初動に不満を募らせた市民らは国王に泥を投げつけたり、「人殺し」や「帰れ」などとシュプレヒコールを上げたりするなどして現場は一時騒然となりました。
 現地メディアによりますと、国王と王妃は泥を投げられながらも被災者との対話を続けましたが、視察に同行していたサンチェス首相は先に現場を離れ、無事だったということです。
 救助隊の捜索はまだ続いていますが、これまでに少なくとも214人が死亡しています。(ANNニュース)
 【映像】スペイン国王夫妻に泥を投げつける様子
 関連するビデオ: スペイン洪水で死者200人超 怒る市民…国王に泥が 欧州“過去50年”最悪の気象災害に (テレ朝news)
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 11月4日 MicrosoftStartニュース 中央日報「スペイン洪水が最悪の惨事に…現場訪問した国王は「泥の凌辱」
 スペインの国旗
 最悪の洪水惨事が発生したスペインで、被害地域を訪れたスペイン国王夫婦が悪口と共に泥をぶつけられる辱めを受けた。死亡者数が217人に増える中、依然と数十人の所在が把握できていない状況だ。
 3日(現地時間)、ロイターやAFP、EFE通信などによると、国王フェリペ6世は今回の水害で少なくとも62人の死亡者が報告されたバレンシア州パイポルタをレティシア王妃やサンチェス首相、カルロス・マソン州知事とともに訪問した。
 怒った住民は被害地域を歩くフェリペ6世やサンチェス首相一行を取り囲み、泥や汚物を投げつけて「殺人者」「恥」「「消えろ」など口々に罵倒した。あるオンライン映像では、青年が国王に対して国の今回の水害対応が「恥ずべきこと」と叫んだ。
 警護員が慌てて傘を開いて守ろうとしたが、フェリペ6世とレティシア王妃は顔や服に泥を投げつけられる侮辱を避けることができなかった。
 フェリペ6世は他の一行よりも長く滞在して住民たちの心を慰めようと試みていたが、時間を短縮して急きょ訪問を終了したとAFPなどは伝えた。パイポルタに続いて訪れる予定だった別の水害地域への訪問も取り消しとなった。
 スペイン王室は大衆的なイメージを大きく気を遣い、国王に対して物を投げたり罵詈を浴びせることは非常に珍しいとした。
 住民たちが国王や政府にこのように怒りを爆発させたのは、今回の水害が当局の安易な対応のせいだと考えているからだ。
 3日、スペインでは先月29日に襲った奇襲大雨で少なくとも217人が死亡したことが分かった。今も数十人の行方が把握されておらず、犠牲者の規模はさらに増えるものとみられる。
 スペイン政府の後手の対応が惨事を拡大させたという指摘だ。米国ワシントン・ポスト(WP)は、スペイン気象庁が大雨「赤色警報」を発令した時から地域住民に緊急災難安全メッセージが発信されるまで10時間以上かかるなど、当局の不十分な対応が人命被害を拡大させたと伝えた。このメッセージも「いかなる種類の移動も避けるように」という程度の簡単な内容だけだった。
 不十分な政府対処とは違い、ボランティアメンバー数千人は間髪入れずに水害地域に駆け付けて尽力しているが、今も接近さえできないところが多いため、行方不明者の捜索が容易ではない状況だ。
 サンチェス首相は2日の記者会見で、軍人や警察1万人を被害地域に追加で派遣すると約束した。これに伴い、軍人7500人と警察9000人余りが生存者の捜索と遺体収拾などを行うことになる。
 サンチェス首相は「われわれの対応が充分ではなかったという反応を承知している。深刻な問題と(資源)不足があり、知り合いを切実に探し、帰宅できない人々がいる地域があるという事実も承知している」と話した。
 また今後の災害対応に関連して「過失を調べて責任の所在を把握することになるだろう」としながらも「今はそれぞれの間の違いは忘れ、理念や地域的問題を脇において、対応で団結する時」と訴えた。
 被害地域は中央政府に行方不明者の捜索と救護・復旧作業の支援を訴えている。
 パイポルタのマリベル・アルバラト市長は、現地メディア「ヨーロッパ・プレス」に対して、都市内の複数の地域に今も接近さえできないとし、「車内に遺体があり、収拾しなければならない」と話した。
 関連するビデオ: フランスで強烈低気圧が猛威…高波に洪水も 観光客は“びしょ濡れ” (テレ朝news)
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 11月5日 MicrosoftStartニュース 江南タイムズ「大洪水被災地でスペイン国王に泥投げ!住民の怒りに国王が応えたメッセージとは
 佐藤美穂
 スペインのフェリペ6世国王とサンチェス首相が大洪水の被災地を視察した際、激怒した被災者らから罵声を浴び、泥を投げつけられる事態となった。
 海外メディアの報道によると、フェリペ国王は今回の水害で少なくとも62人が犠牲になったバレンシア州パイポルタを、レティシア王妃、サンチェス首相、バレンシア州のマソン知事と共に訪れた。
 怒りに任せた住民らは、被災地を視察中のフェリペ国王とサンチェス首相の一行を取り囲み、泥や汚物を投げつけ、「人殺し」「恥さらし」「出て行け」などの罵声を浴びせた。
 大洪水被災地でスペイン国王に泥投げ!住民の怒りに国王が応えたメッセージとは
 ネット上では、ある若者が国王に対し、今回の水害対応は「恥ずべきこと」だと訴える映像が拡散。映像には、マソン知事の辞任を求めたり、「サンチェス首相はどこにいる」と詰め寄る人々の姿も映っていた。
 警護官らが急遽傘を差し出して守ろうとしたものの、フェリペ国王とレティシア王妃は顔や衣服に泥を浴びる事態となった。
 AFP通信などによると、フェリペ国王は他の随行者より長く滞在し、住民らを慰めようとする場面も見られたが、予定より早く切り上げざるを得なくなったという。パイポルタに続いて予定されていた他の被災地への視察も中止となった。
 スペイン王室は国民との距離の近さを重視しており、国王に物を投げつけたり罵声を浴びせたりする事態は極めて異例とされる。
 大洪水被災地でスペイン国王に泥投げ!住民の怒りに国王が応えたメッセージとは
 フェリペ国王はその後、SNSで動画メッセージを発表し、「被災者らの怒りと絶望を理解しなければならない」と述べ、「被災者らに国家が健全であるという希望と保証を与えるべきだ」と語った。
 スペイン国営放送RTVEは、この日群衆が投げたものには石や硬い物体が含まれており、警護にあたっていた警官2人が負傷し治療を受けたと報じた。
 またサンチェス首相の車両の窓も破損したという。
 サンチェス首相はその後、被災者らの苦悩と痛みに理解を示しつつも、「いかなる形態の暴力も」非難する姿勢を示した。
 住民らが国王と政府にこれほどの怒りを示したのは、今回の水害における当局の不適切な対応が被害を拡大させたとの認識が広がっているためだ。
 大洪水被災地でスペイン国王に泥投げ!住民の怒りに国王が応えたメッセージとは
 スペインでは先月29日に襲った集中豪雨により、3日時点で少なくとも217人の死亡が確認された。数十人が依然行方不明で、約3000世帯で停電が続いている。
 スペイン気象庁が豪雨による「赤色警報」を発令してから住民への緊急速報メール配信まで10時間以上かかるなど、当局の対応の遅れが人的被害を拡大させ、その後の捜索・復旧作業も遅延しているとの批判が強まっている。
 サンチェス首相は2日の記者会見で、軍人と警察官1万人を被災地に追加派遣すると表明。これにより、軍人7500人と警察官9000人以上が生存者の捜索や遺体収容などにあたることになる。
 大洪水被災地でスペイン国王に泥投げ!住民の怒りに国王が応えたメッセージとは
 サンチェス首相は「われわれの対応が不十分だったとの声を承知している。深刻な問題と支援の不足があり、切実に親族を捜したり、自宅に戻れない人々がいる村があることも認識している」と述べた。
 首相は今後の災害対応について「過失を精査し、責任の所在を明らかにする」としながらも、「今は対立を忘れ、イデオロギーや地域的問題を脇に置き、対応に団結すべき時だ」と呼びかけた。
 被災地は中央政府に対し、行方不明者の捜索と救援・復旧作業の支援を要請している。
 パイポルタ市長のアルバラート氏は欧州通信社の取材に対し、一部地域はなお立ち入りができない状況だとした上で、「車内に遺体があり、これを収容しなければならない」と語った。
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 11月6日 MicrosoftStartニュース テレ朝news「スペイン大洪水1週間 相次ぐ“火事場泥棒” 住人に広がる不安や当局との溝
 スペインでは記録的な洪水から1週間。今も不安が広がり続けています。
 東部のバレンシア州。泥まみれの車に貼り紙をする男性。そこには「移動させる場合は連絡がほしい」と記されています。
 この車からは義理の姉とめいが遺体で見つかりました。
 地元住民
 「(Q.めいは何歳?)3カ月です」
 洪水による犠牲者は、これまでに218人。いまだ89人の行方が分からず、捜索が続いています。
 サンチェス首相は多額の被災者支援を発表する一方で…。
 スペイン ペドロ・サンチェス首相
 「私が保証します。政府は最初の1分、1秒、それ以前から今回の嵐がもたらした非常に大きな被害に対応する準備ができていた」
 当局の対応に問題はなかったと強調。しかし…。
 この2日前、被災地では国王夫妻に怒号が浴びせられるなど騒ぎが起きたばかり。当局と住民との間の溝は広がり続けています。
 さらに…。
 地元住民
 「警察は十分な機能を果たせていない。だから私たち住民がパトロールをしている」
 相次ぐ窃盗や強盗被害に対応するため、住民たちは自警団を結成してパトロール。“火事場泥棒”での逮捕者はすでに140人を超えているということです。
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