💍20)─4・B─国民の9割が愛子天皇即位に賛成。メディアの秋篠宮家批判。〜No.90 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
2022-01-13
💍20)─2─自民党内でも女性天皇待望論・正当女系母系天皇賛成派が多数派。〜No.88 
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 現代日本人にとって、天皇・皇族・皇室は神聖不可侵の永遠に存在する聖なる家族ではなく、一時的で一瞬で消える人気を持ったアイドルグループと同列に見ている。
 つまり、現代日本人が天皇に求めているのは「人気」でり、人気があれば誰でもいいのである。
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 総人口のにおいて、正統派保守は1割しか存在しない少数派で、9割の多数派はエセ保守やリベラル左派の支持者である。
 その証拠が、9割の国民が愛子天皇即位に賛成している。
 つまり、日本民族の人数がそこまで激減している。
 右翼・右派・ネットウハは、エセ保守ではないが正統保守でもないし安倍保守とも無関係であり、ある意味で日本民族でもなく単なる偏見と不平不満を持った民族を騙る差別主義者である。
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 2024年7月8日7:05 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「「愛子天皇に国民の9割が賛成」紀子さまが頭を抱える、悠仁さまとの「人気格差」
 女性天皇を認める人は9割
 日本雑誌協会(JMPA)代表撮影
 長年見合わせてきたSNSの運用を解禁した宮内庁。4月1日に公式インスタグラムの運用を開始すると、瞬く間にフォロワー数は176万人に上り、皇室への関心の高さを内外に示すことになった。しかし、そこに秋篠宮家ご一家の姿はない。
 【写真】素敵…愛子さまの「キャラTシャツの着こなし」はコチラ
 4月27日に発表された共同通信の調査で、女性天皇を認める人が9割という衝撃的な結果が明らかになった。天皇皇后両陛下の長女である愛子さまの存在感は大きくなる一方であり、宮内庁の公式インスタグラムにアップされた地中からタケノコを掘り出そうとする可愛らしいお姿には67万以上の「いいね!」が寄せられている。
 これとは対照的に、秋篠宮家の長男である悠仁さまは「未来の天皇陛下」でありながら声望や人気が高いとは言えないのが実情だ。
 「眞子さんの結婚をめぐる一連の騒動以来、秋篠宮家に向けられる国民の目は厳しく、眞子さんやご夫妻のみならず悠仁さまに関する報道が出るたびにネットでは批判的な声が噴出しています。
 提携校進学制度という特別な制度で超進学校の筑波大附属高に進んだ悠仁さまは大学進学を控えており、トンボ研究の専門家との共著であるトンボ論文の実績を武器に東大への推薦入学が取り沙汰されていますが、『不公平ではないか』とSNSではネガティブな意見が飛び交っています」(皇室担当記者)
 国民からの「正直な声」
 筑波大付属高校ご入学時の悠仁さま(日本雑誌協会JMPA代表撮影)
 皇位継承に人気は関係ないとはいえ、「将来の国母」紀子さまとしては悠仁さまと愛子さまの人気格差が数字で可視化されかねない事態は避けたいというのが本音だという。
 「宮内庁のアカウントではコメント欄は閉鎖されているものの、投稿への『いいね!』の数で、国民からの人気が一目瞭然になってしまう懸念があります。たとえば愛子さまの投稿に対する『いいね!』の数に比べて、悠仁さまの投稿に対する『いいね!』が半数だとバツが悪いでしょう」(同前)
 国民からの「正直な声」については宮内庁も把握しているという。
 「皇嗣職をはじめ宮内庁のスタッフも悠仁さまが愛子さまより人気がないことは百も承知です。仮に人気の格差が可視化される事態になれば、紀子さまがどんなお気持ちになるのか。トラブルの元になっては元も子もないので秋篠宮家の話題を積極的に情報開示したいという思いはないでしょう」(同前)
 試行錯誤は続く
 もっとも、SNSの運用を解禁した背景を考えると、皇位継承順位1位の秋篠宮さま、第2の悠仁さま、そして若者からの好感度が高い佳子さまのご様子を伝えることは、皇室に関心を持ってもらうという本来の目的に大きく寄与すると思われる。宮内庁は、次のように回答する。
――公式アカウントを開設した狙いを教えてください。
 「従来から、宮内庁ウェブサイト等を活用した広報や、報道機関への取材機会の提供に取り組んできたところですが、情報を、若年層を含む幅広い層により効果的に届けられるようにするため、インスタグラムによる情報発信を開始することとしたものです」
――反響の大きさをどう受け止めていますか。
 「皇室に対する国民の御関心の高さに改めて身の引き締まる感じがしております」
――春の園遊会に関する投稿を除くと、皇位継承者がお二人いるにもかかわらず、秋篠宮家ご一家のお写真は掲載されていません。その理由を教えてください。
 「今年4月からインスタグラムによる情報発信を開始したところですが、その内容については、まずは、天皇皇后両陛下のご活動を中心に発信を行うこととしたところです。今後については、情報発信等の状況を分析するなどし、改めて検討していく予定です」
 公式インスタグラムは好調とはいえ、宮内庁の試行錯誤は続く。
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 【つづきを読む】『なぜ宮内庁公式インスタで佳子さまが《仲間外れ》にされているのか…?紀子さまが情報開示に消極的になる「複雑な理由」』
 週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)
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 天皇・皇室を支えているのは、民族中心神話であり、祖先を神として祀る祖先神・氏神の人神信仰である。
 日本民族は、血と命が繋がっている「実の祖先」を神として祀る人崇拝から見れば「神の子孫」である。
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 日本民族はリアリストとして、目に見えない実体のない神仏を信仰するよりも、確実に存在していた祖先を崇拝していた。
 祖先には、人々に尊敬され慕われた聖人君主や英雄豪傑が居ただろうが、同時に人に嫌われ怖れられた極悪非道な悪人あるいは泥棒や詐欺師などの犯罪者も居た。
 日本書紀古事記には、超現実主義が隠れている。
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 正統皇室を本気で護ろうとした保守政治家は、暗殺された安倍晋三元総理だけである。
 エセ保守やリベラル左派の政治家には、江戸時代後期から日本を奮い立たせてきた尊皇の志・勤皇の念いなど全くない、彼らには数万年前の旧石器時代縄文時代の「宗教的まつり」と数千年前の弥生時代古墳時代の「国家的まつり」との繋がり絆などない。つまり、はっきり言ってしまえば日本民族とは無縁である。
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 愛子内親王女性天皇として即位して貰う為に、皇位継承順位1位として次の天皇に内定している皇嗣秋篠宮を廃除するのか、或いは皇位継承順位2位の悠仁親王を廃除するのか。
 メディアや教育界は、愛子天皇即位の世論を作り秋篠宮家を批判している。
 反天皇反日本の国際機関は、血統・血筋を正統として男系世襲皇位継承順を回している閉塞した現天皇家女性差別だと批判している。
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 応仁の乱は、室町幕府の次期将軍の後継者問題で分裂し混乱を深め、打ち続く戦乱が華やかな室町時代から地獄の戦国時代への端緒となり、足利将軍家は殺し合いの中で衰退して滅んだ。 
 歴史的事実として、後継者対立は国内戦争の原因であり正統王家の滅亡の元である。
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 天皇の正統性とは、最高神の女性神を神聖不可侵にして絶対不変の根拠とする、民族宗教、神話物語、血筋・血統の家世襲万世一系の男系父系天皇制度である。 
 天皇の正当性とは、イデオロギーで作成された憲法・法律を根拠とする、非民族神話、非崇拝宗教、非血筋・非血統の非家世襲万世一系を排除した女系母系天皇制度である。
 現代日本の国民世論の90%以上が、正統性の男系父系天皇制から正当性の女系母系天皇制度への制度変更を要求している。
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 日本民族が崇拝してきた八百万の神々が正統な神である事を保証しているのは、最高神・女性神の血筋・血統の家世襲万世一系の男系父系天皇の神性である。
 つまり、民族宗教、神話物語でる天皇神話である。
 近代の憲法や法律の宗教法人法が認定する神仏には、合憲・合法に基づいた正当性がっても、神性・神聖の正統性はない、つまり金儲けの為に作られたウソの神仏である。
 当然、非民族神話、非崇拝宗教、非血筋・非血統の非家世襲万世一系を排除した女系母系天皇には神仏を認め保証する神力はない。
 日本の八百万の神々は天皇家の祖先神である伊邪那岐命イザナギノミコト)と伊邪那岐命イザナミノミコト)から生まれた、それが天皇神話である。
 八百万の神々の正統な神性は、天皇神話は保証している。
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 現代の日本人は、昔の日本人・日本民族とは別人のような日本人である。
 戦後民主主義教育を受けた超エリート層の高学歴な知的エリートや進歩的インテリ、特にリベラル左派のマルクス主義者・共産主義者といわれる日本人の多くは民族的な歴史力・文化力・伝統力・宗教力が乏しいかない為に、日本民族の歴史・宗教・文化が嫌いである。
 現代の国際常識、世界正義は、男女平等、女性権利の向上、フェミニズムジェンダーで、正統性男系父系天皇制度は悪とされている。
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 日本の天皇制度は、閉じた王家として、即位する正統必須条件は、日本民族であり、民族宗教、神話物語で語られる最高神・女性神からの血筋を神聖不可侵の絶対根拠とする血筋・血統の家世襲万世一系の男系父系天皇家・皇室の家族・一族のみである。
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 日本は建国物語として、世界のいずれの国とも違い、特殊・特別で、1,神の民族神話・神話物語、2,人類の文明発展・進化・進歩の物語、3,人間の英雄伝説の3つを持っている。
 神の宗教的民族神話とは、古事記日本書紀を正統根拠とする天皇神話、つまり天皇の祖先である女性神最高神として崇める高天原神話・天孫降臨神話・諸神話である。
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 神代の民族固有神話を持っている国家や国民は、古代の古層を受け継ぐ日本以外に存在しない。
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 日本民族は、数万年前の旧石器時代縄文時代から日本列島に住んでいた。
 天皇家・皇室は、数千年前の弥生時代古墳時代に、内戦や争いを避け平和と安定を取り戻し、幸せと豊かさを求めたムラ論理で、古代の有力豪族達による長老者会議において衆議の結果として「天皇下駄論」・「天皇人身御供説」・「天皇生け贄説」で作られた、責任を押し付けて逃げるという無責任な生存論理である。
 その神聖不可侵の裁可者・天皇という地位を護る為に考え出されたのが、「政治的無答責の君主」、つまり政治権力も宗教権威も持たない天皇の権威つまり「天皇の御威光」である。
 祖先と国と民族に対して重い責任を負うのは、益荒男・日本男児の責務であって、手弱女・大和撫子ではなかった。
 故に、日本天皇は、最高神の女性神による民族神話、神話宗教、血筋・血統の家世襲万世一系で受け継ぐ事で正統性を与えられていた。
 民族神話で正統と認められた宗教的万世一系の男系父系天皇制度とは、いつ終わるか分からない弥生の大乱に辟易とした古代日本民族が、争いを避け、起きた争いを短期間で終わらせ、偽りでもいいから平穏無事を維持する為の歴史的叡智である。
 つまり、白黒を、善悪を、正邪を、ハッキリ区別しない為の宗教的正統な万世一系の男系父系天皇制度であった。
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 2024年7月8日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「なぜ宮内庁公式インスタで佳子さまが《仲間外れ》にされているのか…?紀子さまが情報開示に消極的になる「複雑な理由」
 愛子さま人気沸騰
 運用開始から3ヵ月。宮内庁の公式インスタグラムが好評だ。6月上旬には天皇ご一家が栃木県の御料牧場で静養された際のご様子がアップされたが、プライベート感あふれる写真は共感を呼び、地中に埋まったタケノコを掘り出そうと踏ん張る愛子さまのお姿には67万以上の「いいね!」が寄せられている。
 話題になったタケノコ堀りをされる愛子さま宮内庁インスタグラムより)
 4月1日の運用開始時、宮内庁の黒田武一郎次長が「若年層を含む幅広い層の多くの方に、皇室に関する発信をご覧いただきたい」と語ったように、宮内庁が長年見合わせてきたSNSの運用を解禁した背景にあるのは、皇室への関心の低さに対する危機感だ。
 加えて、宮内庁自らが積極的に情報発信をすることにより、皇室に関する報道を是正したいという狙いもあったという。
 「宮内庁によるSNSの運用には眞子さんの結婚をめぐる大騒動が大きく関係しています。世間を騒がせた小室圭さんの結婚に関する一連の報道の中には、事実無根の内容もありました。その結果、眞子さんへの批判や誹謗中傷が飛び交い、眞子さんは複雑性PTSD心的外傷後ストレス障害)を発症されてしまった。宮内庁はこれを苦い教訓とし、こちらから正しい情報を発信しますよ、と方針を変えました」(皇室担当記者)
 秋篠宮さまのご意向だったが
 誤った情報に端を発する眞子さんへの誹謗中傷に誰よりも心を痛めたのが秋篠宮ご夫妻だ。秋篠宮さまは2021年のお誕生日の会見で正しい情報発信のあり方、反論する場合の基準作りについて言及され、それがきっかけとなって広報室が発足した経緯がある。
 しかしながら、ふたを開けてみると、投稿されているのは天皇皇后、愛子さまのお写真ばかり。春の園遊会を紹介する投稿を除くと、秋篠宮家ご一家のお写真はないという状態だ。こうした現状に対し、「若年層へのアピールであれば、愛子さま同様、その世代である佳子さまの情報も掲載すべきではないか」という声が出ている。
 「眞子さんの結婚をめぐる一連の騒動で秋篠宮家の評判は地に墜ちてしまいました。秋篠宮家は何とか挽回しようとしていますが、世間からの風当たりは厳しいまま。唯一、佳子さまの存在だけが明るい話題であり、精力的に公務に励んでおられます」(同前)
 悠仁さまへの逆風
 ではなぜ、宮内庁は人気のある佳子さまに関する投稿をしないのか。この皇室担当記者は「紀子さま悠仁さまのことを案じているため」と説明する。
 「広報室の人手不足もありますが、最大の理由は秋篠宮家のご意向です。とりわけ紀子さまが情報開示に消極的だと言われています。なぜか消極的なのか。すべては悠仁さまのためです。ひとつは大学進学問題を抱える時期にあること。東大への推薦入学が取り沙汰されていますが、『不公平だ』などとネガティブな見方も強く、情報発信には神経質にならざるを得ません。
 筑波大付属高校ご入学時の悠仁さま(日本雑誌協会JMPA代表撮影)筑波大付属高校ご入学時の悠仁さま/日本雑誌協会(JMPA)代表撮影
 もうひとつは愛子さまと比較されることを避けるため。悠仁さまとは対照的に、昨今、愛子さまの評判や人気が高まっており、『悠仁さまより愛子さま天皇にふさわしい』という声も出ています。紀子さまはこの状況を危惧されているご様子です」
 後編記事『「愛子天皇に国民の9割が賛成」紀子さまが頭を抱える、悠仁さまとの「人気格差」』では引き続き、宮内庁の公式インスタグラムに秋篠宮ご一家が登場しない背景について紹介しています。
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 6月30日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「「愛子天皇」を9割の国民が熱望…そのウラで多くの人が犯している「勘違い」
 実現するならば、どういった手順?
 かつてここまで多くの日本国民が、同じ思いを共有したことはあっただろうか。9割が賛成しているにもかかわらず、「愛子天皇」実現の道はないに等しい。いったいなぜなのか、真正面から考える。
 国民の9割が熱望
 「これまで女性天皇に賛成する人の割合はずっと70~80%で推移していましたが、まさか9割に達するとは……。ここ最近の愛子さま人気がいかに根強いかを示す結果とも言えるでしょう」
 こう話すのは象徴天皇制の専門家で、名古屋大学准教授の河西秀哉氏だ。
 4月27日に発表された共同通信の調査で、女性天皇を認める人が9割という衝撃的な結果が明らかになった。そのうちのほとんどが、「愛子天皇」を念頭に置いて回答したのは間違いないだろう。『ゴーマニズム宣言』で知られ、『愛子天皇論』という作品がある漫画家の小林よしのり氏も、愛子天皇を支持している一人だ。
 「私はかねてから、愛子さま天皇になられるのがもっともふさわしいと主張してきました。今回の結果は、その考え方が9割の国民と共有できたことを示しているように思います。この世論の流れを見ても動こうとしない政治家は、まったくもって頼りになりません」
 小林氏が「皇室の将来をしっかり考えている、数少ない国会議員の一人」と評価する立憲民主党馬淵澄夫氏もまた、現状の議論の進め方を批判する。
 「私は党の『安定的な皇位継承に関する検討委員会』の事務局長として立法府の議論に参加していますが、そこで女性天皇に関する話はまったく出ていない。世論調査では9割が容認しているにもかかわらず、現状は国民の思いを無視したまま進んでいます。永田町の論理だけで議論が進む事態があってはなりません」
 ずっと棚上げにされてきた
 国民から望まれている方こそ天皇になるべきではないか――この考え方は、日本国憲法と照らし合わせても矛盾はないという。前出の河西氏が解説する。
 「憲法第1条には、〈天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く〉とあります。つまり戦後日本では、天皇天皇であるのは『国民がそれが良いと感じているから』だったわけです。もし愛子さま天皇になられたら、名実ともに憲法の理念が実現するとも言えますね」
 小泉政権下で組織された「皇室典範に関する有識者会議」は2005年、「女性天皇および女系天皇を認める」という報告書を提出している。だが2006年に悠仁さまが産まれて皇位継承の道筋が見えて以来、本質的な議論は棚上げにされてきた。
 静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏は、「しっかりと議論できるのは、この数年が最後のチャンスかもしれない」と話す。
 「最近の秋篠宮家の方々を見ていると、国民感情とズレている場面がしばしば見られます。もし悠仁さまが天皇になられても状況が変わらなければ、皇室そのものへの支持が揺らぎかねない。
 しかも愛子さまは昨年で22歳になられて、結婚も人生の選択肢の1つに浮かびつつあると言えます。ご結婚されて皇室を離れられる前に、結論を出さねばなりません」
 多くの国民が「勘違い」している
 では実際にどういった手続きを踏めば、愛子さま即位への道が開かれるのだろうか。現実的な手順をシミュレーションしてみよう。
 勘違いしている人も少なくないが、女性天皇を実現するために憲法改正は必要ない。
 「憲法第2条は、〈皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する〉となっていて、天皇の性別に関して規定していません。皇室典範を改正すれば十分です」(小田部氏)
 皇室典範はあくまでも法律であるため、国会で過半数が賛成すれば改正は可能。憲法に比べてハードルは低い。中でも大きく変更が必要なのは、これら2つの条文だろう。
 第1条〈皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する〉
 第12条〈皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる〉
 天皇と男性のみの血縁でつながった関係を「男系」、間に1人でも女性がいる関係を「女系」という。愛子さまは父が天皇陛下である男系女子のため、第1条を改正する際は、文中の「男子」を「子女」とすればいい。
 しかしそれだけではご結婚されると皇室から離れてしまうので、結婚後も皇族の身分を保てるよう第12条も変える必要がある。これがいわゆる「女性宮家」の創設だ。
 ほかの法律と同じく国会で皇室典範の改正を決議しこれらの条文を変更すれば、女性天皇の実現は可能だが、実際に改正するとなると道のりは険しい。法政大学教授の白鳥浩氏が解説する。
 「皇室典範は国家の根幹に関わる法律であり、改正するとなれば国を二分する議論になりかねない。そう簡単に改正できるものではありません。
 仮に手を加えるとなれば、議論の流れを作るのは国会ではなく政府でしょう。世論の動向を見つつまずは有識者会議を立ち上げて、答申を受けたという体裁を整えてから、特例法を制定する形で進めるはずです」
 その先のプロセスを考えるときに参考になるのが、2017年に成立した「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」だ。上皇さま(当時は天皇陛下)の「おことば」をきっかけに生前退位に関する議論が盛り上がり、皇室典範の本則は改正されなかったものの、生前退位という「例外」を認める特例法が成立した。
 だがいきなり女性天皇に関する特例法の議論を始めてしまうと、問題が大きすぎて結論を出しにくい。白鳥氏が予想するのは、第12条と第1条それぞれに対応する形で、2段階かけて進むというシナリオだ。
 「まずは佳子さまと愛子さまが結婚後も皇室に残れるよう、女性宮家の創設に論点を絞った有識者会議が設置され、特例法を成立させるのではないでしょうか。そして愛子さまが皇室から離れないと決まった段階で、あらためて女性天皇について検討する有識者会議が立ち上がると考えられます。
 会議で結論が出るまでに約2年、立法に約1年かかるとして合計で6年。実現するとすれば、早くても2030年あたりになるでしょう」
 国民の9割が容認しているにもかかわらず、「愛子天皇」の実現は不可能に近い。悠仁さまという皇位継承者がいらっしゃるのはもちろんだが、理由はそれだけではない。後編記事『なぜ愛子さまは「天皇」になれないのか…9割の国民が望んでも難しい「根本的な理由」』にて、解説する。
 「週刊現代」2024年6月29日・7月6日号より
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 2022年1月12日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「秋篠宮家は教育に失敗したのか…愛子さま悠仁さま「天皇の座」をめぐり、ふたりを待ち受ける「過酷すぎる運命」
 昨年の12月1日に20歳の誕生日を迎え、成年皇族となった愛子さま。前編の『逆境のプリンセス「愛子さま」をこれから待ち受ける「運命のゆくえ」』では、純白のローブ・デコルテを纏って成年の行事に臨んだ愛子さまのこれまでをお伝えした。
 昨年10月に皇室を離脱した眞子さんの結婚がきっかけとなり、世論では「愛子さま天皇に」という声も高まっているという。次の天皇秋篠宮、さらにその次は悠仁さまと決まってはいるものの、はたしておふたりは今後どんな道をたどるのだろうか。
 眞子さん騒動の余波
 もうひとつ愛子さまの励みとなったのが、家庭での教育だ。天皇は歴史、雅子さまは英語と、それぞれ得意科目を教えた。
 「陛下は講談調で面白おかしく歴史を語るのがお上手で、いつも愛子さまはキャッキャッと笑って聞いていらっしゃいました。
 一方で英語は『僕より雅子のほうがうまいから』と、皇后陛下に任せていた。皇后陛下は毎晩決まった時刻に1〜2時間、愛子さまと英語だけで話す時間を設けていました」(宮内庁関係者)
 親子水入らずで語らうひとときは、御所の外で絶えず吹き荒れる噂や報道の嵐から、愛子さまの心を守るシェルターとなったに違いない。
 愛子さまは現在、学習院大学文学部の日本語日本文学科に在籍し、古典を中心に学んでいる。コロナ禍で通学こそ叶わないが、成績は優秀。幼少時に飛び交ったような心ない憶測は、もはや誰ひとり口にしない。
 愛子さまの成長は、この20年あまり猛烈な批判にさらされ続け、心身を消耗させてきた雅子さまにとっても、大きなよすがとなってきた。皇后となった雅子さまは現在、リアル、オンライン問わず公務に姿を見せ、かつては休んでいた宮中祭祀もこなしている。
 愛子さまを立派に育て上げた誇らしさが、雅子さまを勇気づけ、機能不全に陥りかけていた天皇一家の「復権」にもつながった。
 だが、対照的に沈鬱な空気が支配しているのが、秋篠宮家である。
きっかけは言うまでもなく、10月に皇籍離脱を遂げ、翌月渡米した小室眞子さんの騒動だ。眞子さんの言動は、皇室のあり方を根底から揺るがした。
 皇嗣となり「次の天皇」に内定している秋篠宮、そしてその次を担う悠仁さまの足元も、急激にぐらついている。
 「令和以降に行われた世論調査では、いずれも70〜80%が『女性天皇女系天皇を容認する』と回答しています。'17年の眞子さんと小室圭さんの婚約後に噴出したトラブルが、この数年『愛子さま天皇に』という世論を後押ししてきた」(全国紙宮内庁担当キャップ)
 秋篠宮家は教育に失敗した—そんな声さえ、国民から聞こえるようになって久しい。
 来春に高校進学を控える悠仁さまに関しては「受験のストレスで、紀子さまに対して汚い言葉を使っている」(皇嗣職関係者)との話も漏れ伝わる。親子の不和を報じられたことのない愛子さまとの違いは、否応なく際立つ。
 もちろん愛子さま天皇となることは、皇室典範を改正し、さらに秋篠宮悠仁さまの皇位継承順位を下げるという異例の決定を国民が認めないかぎりは、あり得ない。この先二代の天皇が内定しているいま、あえてその議論を急ぐ必要はないという意見も根強い。
 だが20年後、30年後の皇室の姿を考えれば、そうも言っていられない。
 次世代の皇族が悠仁さま、愛子さまの二人だけになることはほぼ確定している。仮に将来、悠仁さまが男児に恵まれず、愛子さまだけが男児をもうけたならば。あるいは何らかの理由で、悠仁さまが皇位に就けなくなったならば—。
 愛子さまやその息子が皇位に就かないかぎり、皇統は途絶えてしまう。愛子さま男児に恵まれない場合は一巻の終わりだ。
 国を二分する激論に
 最悪のシナリオに備えて、すでに宮内庁は動いている。鹿鳴館に源流をもつ旧華族の親睦団体「霞会館」の一部も協力し、水面下で愛子さまの「ご結婚相手」探しが始まったという。眞子さんのような「自由な結婚」は、愛子さまには決して許されないのだ。
 「30年前に天皇陛下雅子さまにプロポーズした思い出の地『新浜鴨場』で、コロナ終息後に愛子さまを候補者とお引き合わせする計画が進められています。12月初めに折悪しく鴨場内で鳥インフルエンザが発生したため、場所は変更されるかもしれませんが……」(前出・宮内庁関係者)
 今上天皇が退位すれば、皇嗣である秋篠宮が次の天皇となる。だが天皇秋篠宮はわずか5歳しか離れておらず、「秋篠宮さまは年齢やご体調を理由に践祚天皇に即位すること)を辞退される可能性も高い」(同前)。
 そうなれば、現在ですら沸騰の兆しを見せている「愛子天皇待望論」は一気に噴出するだろう。8人の前例がある「女性天皇」はともかく、愛子さまの子への皇位継承、つまり「女系天皇」への移行は、日本の歴史上初めての事態だ。
 愛子さま悠仁さま、当人たちの意志とは無関係に、国を二分する激論が始まってしまう。そのとき二人は、何を思うのか—。
 「年齢の近い愛子さま悠仁さまには、もっとご交流があっておかしくない。ですが、特に眞子さんの騒動が浮上して以降、天皇ご一家と秋篠宮家の関係は一層薄れています。
 今の皇室には、かつての高円宮さまのように第三者として助言や教育ができる立場の皇族もおらず、コロナで国民と触れ合う機会も乏しい。悠仁さまと愛子さまだけで皇室を背負って立つことができるのか、懸念は募ります」(前出・旧華族
 今はただ、健やかに成長した愛子さま悠仁さまを祝福する声しか聞こえてこない。当の二人は、自分たちが背負うものの重さをようやく理解し始めたばかりだろう。
 必ず「その日」は訪れる。愛子さま悠仁さまの笑顔の向こうには皇室の、そして日本の不安な未来が横たわっている。
 『週刊現代』2021年12月25日・2022年1月1日号より
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 ・・・ 

 日本民族は、血の繋がった祖先から命・魂(霊魂)、身体、心、志、気持ち、気概を受け継いで産まれ生きてきた尊い人であって、全知全能の唯一絶対神が自分に似せた姿に土塊・塵・ゴミをこねて形を整え命・魂を吹き込み祝福した貴い土人形ではなかった。
   ・   ・   ・    
 日本人とは、日本列島に住む全ての人間の事で日本民族の事ではない。
 帰化人は日本民族の一員とされたが、渡来人は日本人と呼ばれても日本民族から排除された。
 何故なら、帰化人は利他として天皇に忠誠を誓い日本国の為に働いたからであり、渡来人は自利として天皇への忠誠を拒否し日本国に叛き自分の為のみに働いたからでる。
 昔の歴史は帰化人の神話・物語であったが、現代の歴史は渡来人の話である。
   ・   ・   ・   
 日本民族は自分の父母・祖父母・曾祖父母・祖先を、「家の神様」として神棚に祀り、「家の仏」として仏壇に納めた。
 家の神様や家の仏様は、必ずしも血縁者だけではなく血の繋がりのない赤の他人の他家からの養子も入っている。
 日本の世襲とは、そういう意味である。
 日本民族の宗教とは、自分につながる祖先を祖先神・氏神様として祀る人神崇拝宗教つまりローカルな家・家族・一族限定宗教であって、天地創造絶対神の福音を信じる信仰宗教・啓示宗教・奇跡宗教・救済宗教といった人種・民族といった枠組みを超えたグローバルは普遍宗教ではない。
 その象徴が、最高神である女性神天照大神を祀る天皇家・皇室である。
 日本の宗教では、仏教が伝来するまでは人が死んで行く死後の世界はなかった。
 天上界の高天原も地下界の黄泉国も、死ぬ事がない天孫系(天皇系)の天つ神が住む世界であり、死んでしまう八百万の神である国つ神が行ける世界ではないし、ましてや人が死んでいく世界でもなかった。
 死んでしまう国つ神や人は、死んだら神域である鎮守の森・ご神体とされる高い山・大岩・巨木・海の向こうに宿り、家の近く・家族の近くにある地元の氏神神社に鎮座した。
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 祖先霊・祖先神・氏神の人神信仰は、命と魂、血と身体、遺伝子とDNAを受け継ぐ事である。
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 人は、二人の両親から産まれてくる。
 日本民族の祖先な数は?
 日本人の命が尊いわけ。 
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 祖先神・氏神の人神信仰とは、純血の血縁ではなく、混血の地縁である。
 一人の日本人には、二人の両親がいた。二人の親には、四人の祖父母がいた。四人の祖父母には、八人の曾父母がいた。
 14世代前では、8,192人。
 23世代前には、419万4,304人。
 25世代前では、1,677万人。
 27世代前では、1億3,422万人。
 だいたい約700年前の鎌倉時代で、当時の日本の総人口は700万人から1,000万人。 
 30世代前には、5億3,687万912人。
 40世代前には、5,497億5,581万3,888人。
 50世代前には、562兆9,499億5,342万1,312人。
 100世代前の、祖先の人数は?
 指数関数的な増加。
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 祖先のうち一人でも欠ければ、今の命は存在しない。
 今の命が断たれれば、この後の命は存在しない。
 それが、命の重みである。
 そして、日本の家である。
 昔の日本人は、「命の継続性」という家の枠で、自分と家族の幸せの為に命を守りながら努力して生きていた。
 ゆえに、「命の絆」が断ち切られる「死」を穢れとして恐れた。
 この世は、生きるに値する。
 命は、等しく尊い
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 日本民族の宗教とは、亡き家族の魂を仏として弔って拝み、祖先の霊魂を祖先神・氏神の人神として祀り崇拝する事で、そこにあるのは「畏れと加護の慎み」であって「奇跡と恩寵の信仰」ではない。
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 祖先神・氏神の人神崇拝とは、永遠の命、生命の連続、命の継続として、祖先から子孫への絆であった。
 日本民族は、家族・自分の欲得としての短期的願望と家・子孫の理想としての長期的願望を持っていた。
 日本民族は、多神教崇拝宗教の信徒であって一神教信仰宗教の信者ではない。
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 日本民族の言霊信仰とは、民族中心神話に基ずく自然崇拝であり、宗教的精神的な自然への畏怖つまり畏れと敬い事である。
 それは、数千年前の弥生時代古墳時代から断絶する事なく繰り返されてきた正統世襲男系父系天皇による一子相伝宮中祭祀、さらには数万年前の石器時代縄文時代からの日本民族が受け継いだ自然の精霊と生命の永遠に対する崇拝宗教につながっている。
 日本民族伝統宗教とは、精霊崇拝宗教、八百万神の神話宗教、祖先祭祀宗教であって、信仰宗教、啓示宗教ではない。
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 小林武彦(東京大学定量生命科学研究所教授)「いま、私たちが存在するのは、過去に夥しい死に支えられているから。生き物にとって死とは、進化を実現させるためにある。変化と選択を繰り返して進化し、生き残った末裔が私たちなのです。自分も生まれてきた以上は生を謳歌し、命を次の世代につなぐためにも〝利他的に〟死んでいかなければならないのです」
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