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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
2023年1月25日 YAHOO!JAPANニュース プレジデントオンライン「高齢者頼みでは未来はない…「歌舞伎座ガラガラ問題」を直視しなければ歌舞伎は滅びてしまう
日本人の歌舞伎離れが進んでいる。日本女子大学の細川幸一教授は「特に本丸である『歌舞伎座』の客層は高齢者ばかりで、日によっては半分も埋まらない。伝統と慣習に重きをおくなかで、高齢者からも若い世代からも見放されてしまっている」という――。
【写真】若い女性で賑わう新橋演舞場SANEMOI公演
■人気俳優が揃い、伝統的な演目が並ぶのに
東銀座は松竹の本拠地だ。主に歌舞伎座、新橋演舞場で歌舞伎等の興行を行う。500メートルほどしか離れていないこの2つの劇場の1月の公演はともに歌舞伎だ。歌舞伎は松竹演劇の最大看板。歌舞伎座では歌舞伎座新開場十周年と銘打って「壽 初春大歌舞伎」、新橋演舞場では初春歌舞伎公演・市川團十郎襲名記念プログラム「SANEMORI」が上演中だ。
二つの劇場の歌舞伎興行ははっきり明暗を分けた。
歌舞伎座は客の入りが悪く、日によっては座席の半分ほどしか埋まらない。筆者が鑑賞した日は、1等の2階席は8割ほどが空席のガラガラ状態だった。一方の新橋演舞場・團十郎公演はほぼ即日完売で、チケット入手がかなり困難な状況だ。
歌舞伎座公演は3部制で松本白鸚、中村梅玉、市川猿之助、松本幸四郎、中村勘九郎、片岡愛之助、中村七之助、市川染五郎など、幹部俳優・人気俳優が揃い、伝統的な演目が並ぶのにこの状況だ。なぜこれほど不人気なのだろうか。
■コロナ規制が終わっても高齢者は戻らず
コロナ禍で歌舞伎座は長期の休場も余儀なくされたし、開演時も販売座席を半分以下に抑え、日本特有の観劇スタイルである劇場内で幕ノ内弁当などの食事を楽しむことも禁止となった。食堂、弁当売り場も閉店した。2020年5月から3カ月間予定されていた市川團十郎襲名記念興行も延期せざるを得なかった。
ようやく販売客席数も通常通り(幕見席は販売停止中)となり、飲食も可能となったが相変わらずの不人気ぶりだ。
東京では浅草公会堂で若手俳優が競演する「新春浅草歌舞伎」、国立劇場では尾上菊五郎ほかで、令和5年初春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記―歌舞伎の恩人・遠山の金さん―」も上演中だ。東京で同じ月に歌舞伎4公演は多すぎるのか、「SANEMORI」以外は客の入りは良くなく、1月14日時点でこれらの3公演は満席の回がまったくない。
同じく松竹が興行主の浅草公会堂公演と比較しても歌舞伎座の入りはさらに悪い。浅草歌舞伎は毎年正月にテレビなどでも人気の若手歌舞伎俳優を中心に演目が組まれる。また、観劇料も歌舞伎よりかなり安い設定で、歌舞伎観劇初心者、若い客層を意識した公演だ。高齢者が多い歌舞伎ファンに歌舞伎座は敬遠されているのだろうか。
■歌舞伎ファンにすら見放される恐れ
歌舞伎座で歌舞伎を観たいという歌舞伎ファンは多い。歌舞伎座には歌舞伎の殿堂としての格式・雰囲気がある。
とくに人気なのが特等席と言える1階桟敷席(今月:17000円)と、料金が安い3階A席・B席(同:5500円、3500円)だ。桟敷席は一般客席の両側にあり、一段高くなった半個室スタイルの20区画・40席で、注文した弁当も届けられる人気の席で、予約が困難なことが多い。
3階席は歌舞伎の常連が頻繁に通うこともあり、こちらも予約がしづらい。1等席(同:16000円)は客席数が一番多く、1等の価値があるか疑問の席もあり、これが埋まらないのは理解できるが、今月の歌舞伎座は桟敷席も3階席もガラガラの日がかなりあり、相当深刻な状況だ。1月14日から2月興行の一般予約がはじまったが、やはり売れていない。
歌舞伎座の格式ゆえ、松竹は歌舞伎役者以外が出演する革新的な演目は歌舞伎座以外で興行を行ってきた。伝統的な歌舞伎に歌舞伎ファンが足を運ばなくなっているのではないか。さらに言えば、伝統的な歌舞伎演目に重きをおくあまり、若い世代の新しい歌舞伎ファンの発掘に失敗している印象を受ける。
■なぜこれほど不人気なのか
歌舞伎俳優は300名ほどいる。歌舞伎座ではそのなかの幹部俳優、中堅、若手俳優等をまんべんなく配役できる演目で興行が行われる。歌舞伎の殿堂だから、若手人気俳優の「ワンマンショー」的な演目は組まれず、古典的な演目、慣習に沿った配役になりやすい。これが新たな観劇層の獲得を拒んでいるように思う。
例えば、今月の歌舞伎座では歌舞伎役者の中で、今もっとも観客を集められると言われている市川猿之助が出演しているし、女形で人気の中村七之助、中性的美貌で注目の市川染五郎などが出演しているが、それほど集客に結びついていない。数多くの出演者の一人という感じで、目立っていないのだ。配役でも序列が重んじられるし、芸達者の幹部俳優=集客力のある人気役者とも限らない。
実は、コロナ禍の前の、令和の時代になったあたりから歌舞伎座の不入りは話題になっていた。すでに高齢者を中心とした観客層が減ってきていた中でコロナ禍の影響で、より足が遠のいている可能性がある。今月の歌舞伎座公演の第2部を観劇したが、観客は70歳以上と思われる高齢者が多くを占めた。そうした観客層が減ってきているのだろ。
観劇料も高くなったと感じる。今月の観劇料は1等で16000円だ。コロナ禍前の2019年12月の2部興行の19000円と比べてみよう。このとき昼夜観ると、19000円×2で38000円だ。現在3部を観ると16000円×3で48000円だ。歌舞伎座の公演は各部で演目が違うので、同じ月で複数回見る人にとって影響は大きい。
高齢者を中心とした従来の歌舞伎観劇層がコロナ禍もあり激減しているなかで、新たな観客を取り込めていないのが歌舞伎座ガラガラの理由だろう。2部制から3部制になったことで、興行回数・販売客席数がかなり増えているので余計空席が目立つということはあるだろうが、芝居小屋としての大きさも、興行回数も過剰になっているということだ。歌伎舞座はかなり大規模な劇場で総客席数は1800席ほどある(3階席後方の幕見席を除く)。この半分くらいでよいのが現状だ。
■歌舞伎座はガラガラだが、新橋演舞場は大盛況
しかし、新橋演舞場で行われた公演は違った。むしろ筆者は、人気を失いつつある歌舞伎の可能性を感じた。
昨年末に市川海老蔵改め市川團十郎白猿を襲名した新團十郎とジャニーズ・Snow Manの宮舘涼太が主演する「SANEMORI」だ。古典歌舞伎の名作『源平布引滝』に現代の感覚を取り入れた公演で、歌舞伎界の大名跡團十郎と人気ジャニーズグループメンバーの異色コラボだ。
筆者が観劇した際は拍手喝さいの大盛り上がりで、通常歌舞伎にはないカーテンコールが繰り返され、客席は最後にはスタンディングオーベイだった。見たところ、客の9割は女性でそのうちの8割は30歳代以下と思われる若い人たちだった。シニアばかりだった歌舞伎座公演と客層が決定的に異なっていた。
昨年11月、12月に歌舞伎座で行われた團十郎襲名記念公演は昼夜2部制だったが、昼の部では最後まで多くの日で客席をすべて埋めることはできなかった。当初3カ月の予定だった興行を2カ月とした状況でだ。これから考えると新橋演舞場公演の人気ぶりは團十郎より宮舘涼太目当てで集まった観客たちによるところが大きいと言えるだろう。
しかし、筆者は、團十郎×宮舘涼太の異色の共演に、歌舞伎の未来を見る。
■市川團十郎・Snow Man宮舘涼太の共演は異色ぶり
歌舞伎界でも当然、未来を危ぶむ声は大きい。それゆえにいろいろな試みがなされてきた。
劇界の風雲児とも言われた先代の3代目市川猿之助は昭和61年にスーパー歌舞伎の第一弾「ヤマトタケル」を上演した。その甥にあたる現在の猿之助もスーパー歌舞伎を継承し、「スーパー歌舞伎IIワンピース」等で話題となった。中村獅童はバーチャルアイドル初音ミクと共演する「超歌舞伎」に挑んでいる。これらは表現様式が歌舞伎であっても、伝統歌舞伎の文脈からは逸脱している。
2006年3月に新橋演舞場で初演された、滝沢秀明主演の時代劇LIVEミュージカル「滝沢演舞場」はジャニーズとのコラボレーションだ。滝沢が現役を退いた後は2019年からは『滝沢歌舞伎ZERO』と名前を変え、Snow Manが主演を務める。しかし、そこで見られるのはジャニーズのエンタメにおける和テイスト、歌舞伎様式の導入であり、歌舞伎自体がジャニーズ要素を取り入れたという感じはしない。
そうした中にあって、團十郎×宮舘涼太の共演は異色だ。
團十郎は歌舞伎の破壊者などのイメージで語られることもあるが、この「SANEMORI」はいたって伝統歌舞伎の枠組みにはまっているのだ。ジャニーズエンタメに歌舞伎要素が入ったのではなく、歌舞伎公演で役者としてジャニーズメンバーが主役級を勤めたということだ。この点は従来のスーパー歌舞伎、ジャニーズとのコラボと異なる。
■宮舘の起用に歌舞伎の未来を感じる
現代語的なセリフ、舞台装置・照明の現代的活用、通常の歌舞伎音楽では使わない和太鼓の利用などはあるが、物語、舞台設定、人物描写などは伝統的な時代物歌舞伎そのものだ。
そのなかで主人公・斉藤実盛を團十郎が演じ、木曽先生義賢と源義仲の父子二役を宮舘涼太が演じきった。歌舞伎は実力ある舞台俳優でも簡単に演じられるものではない。独特なセリフ回しの「口跡」と、日本舞踊の修行から生まれる「所作」が大事だからだ。筆者が見るに、宮舘はどちらもまだ「板についている」という感じではないが、歌舞伎を演じきっている。
今の中村勘九郎の父・18代目勘三郎は、因習にとらわれず積極的に歌舞伎界以外からも役者を登用した。かつての芝居小屋を再現した「中村座」を中心に笹野高史や荒川良々などの個性ある俳優が出演したが、それでも「世話物」といわれる現代にも通じる人情噺の舞台だった。
しかし、今回の宮舘の起用は「時代物」と言われる歌舞伎ならではのジャンルで、義太夫に乗せた語りもある。これも團十郎×宮舘涼太の共演が異色である理由である。
■観客が面白いと思える伝統歌舞伎が必要だ
新橋演舞場での2人の共演に、日ごろ歌舞伎を観ないような世代の人々が集まった。20~30代くらいの若い世代が、伝統的な枠組みを踏襲した歌舞伎を楽しんでいた。歌舞伎離れが進む現状において、この共演が示した成功体験は大きい。
歌舞伎はやはり、時代背景、登場人物が現代人には理解しづらいこともあるので、有料の同時解説「イヤホンガイド」がある。その機器の貸し出しコーナーに若い女性が殺到している風景に驚いた。ただ、ジャニーズアイドルを観たいというのではなく、この機会に歌舞伎を理解しようとする姿勢がみてとれた。
昭和41年に開場した半蔵門の国立劇場が建て替えられる。55年が経ち、老朽化したということだが、あぜくら造りの素敵な建物で内部も豪華かつ美しく、もったいない。しかし、施設を運営する日本芸術文化振興会が改装ではなく抜本的な建て替えを選んだ背景には「伝統芸能離れ」への危機感があるという。伝統芸能としての歌舞伎も危機的な状況になっているということだ。
問題は観る側の環境変化だ。着物を着る機会が減り、生活様式も、近代化する前の日本とは様変わりだ。そうした状況のなかで、着物を着て髷を結い、刀を差す武家社会の慣習や美意識、義理と人情といった世界を描写する伝統的な歌舞伎を現代人が面白いと思い続けるだろうか。歌舞伎界が人々の環境変化位に対応しなければ、伝統芸能離れはきっと止められないだろう。
宮舘涼太はSnow Manのメンバーのひとりとして「滝沢歌舞伎ZERO」や、阿部亮平と市川海老蔵自主公演「ABKAI」に参加するなかで、その素質を團十郎に見い出され、単独で「歌舞伎俳優」としての道に踏み出した。そして、大勢の観客の動員に成功し、一公演ではあるが、歌舞伎を環境変化に順応させた。
松竹は主に歌舞伎俳優のみによる伝統的な歌舞伎演目は格式を重んじる歌舞伎座、実験的な公演は新橋演舞場等で行ってきたが、歌舞伎の本丸も大改革を迫られているのかもしれない。そこでのキーパーソンは紛れもなく團十郎だ。
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細川 幸一(ほそかわ・こういち)
日本女子大学家政学部 教授
独立行政法人国民生活センター調査室長補佐、米国ワイオミング州立大学ロースクール客員研究員等を経て、現職。一橋大学法学博士。消費者委員会委員、埼玉県消費生活審議会会長代行、東京都消費生活対策審議会委員等を歴任。立教大学法学部講師、お茶の水女子大学生活科学部講師を兼務。専門:消費者政策・消費者法・消費者教育。著書に『新版 大学生が知っておきたい生活のなかの法律』『大学生が知っておきたい消費生活と法律』(いずれも慶應義塾大学出版会)などがある。歌舞伎を中心に観劇歴40年。自ら長唄三味線、沖縄三線を嗜む。
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歴史的事実として、天皇・皇族・皇室を戦争をして命を捨てても護ろうとした勤皇派・尊皇派・天皇主義者・攘夷論者とは、日本民族であり、学識と知識などの教養を持たない小人的な、身分・地位・家柄・階級・階層が低い、下級武士、身分低く貧しい庶民(百姓や町人)、差別された賤民(非人・穢多)、部落民(山の民{マタギ}・川の民・海の民)、異形の民(障害者、その他)、異能の民(修験者、山法師、祈祷師、巫女、その他)、芸能の民(歌舞伎役者、旅芸人、瞽女、相撲取り、その他)、その他である。
日本民族には、天皇への忠誠心を持つた帰化人は含まれるが、天皇への忠誠心を拒否する渡来人は含まれない。
儒教の学識と知識などの教養を持つ、身分・地位・家柄の高い上級武士・中流武士や豪商・豪農などの富裕層・上流階級には、勤皇派・尊皇派・天皇主義者は極めて少なく、明治維新によって地位を剥奪され領地を没収された彼らは反天皇反政府活動に身を投じ自由民権運動に参加し、中には過激な無政府主義やマルクス主義に染まっていった。
江戸時代、庶民は周期的に伊勢神宮への御陰参りや都の御所巡りを行っていた。
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同じ儒教価値観で卑賤視され差別される部落民や賤民(非人・穢多・散所{さんじょ}・河原乞食・他)とでは、何故・どういう理由で偏見をもって差別されるかが違う。
マルクス主義・共産主義の階級闘争史観やキリスト教の最後の審判価値観では、日本の部落民や賤民を解釈できないし説明できない。
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現代の部落解放運動・同和解放運動が対象とする被差別部落民は、明治後期以降の人々で、それ以前の人々ではない。
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歴史的事実として、少子高齢化で日本民族日本人の人口が激減すれば、民族固有の伝統文化・伝統芸能・民族宗教は後継者を失い、伝承される事なく廃れていく。
そして外国人移民(主に中国人移民)が急増すれば、ハワイ民族・ハワイ文化・ハワイ言語同様に先住民である日本民族の日本国語など民族由縁の全てが滅びる。
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現代の日本人、特にリベラル左派(マルクス主義)の超リート層である高学歴の政治的エリートと進歩的インテリ達やグローバルな資産家・富裕層達に民族否定主義者が多く、彼らは民族的な歴史力・伝統力・文化力・歴史力・宗教力がなく、縄文人から受け継いできた日本民族固有のモノが全て嫌いであり、子孫の為に後世に残したいとは思っていない、むしろ本音は根絶したいと願っている。
それが、反宗教無神論・反天皇反民族反日的日本人達である。
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