🎑92)─1─浮世絵と鳥瞰図。~No.195No.196 ⑱ 

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 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「鳥瞰図」の解説
 鳥瞰図 ちょうかんず
 高い視点位置からの透視図で,ちょうど鳥が高いところから地上を見おろすように,高い視点から見おろしたように描いた図をいう。広い空間にあるさまざまな物体の相互関係を写実的に説明できる。現在のような真上から見おろした形に表わす地図の形が定着する前の,1600~1800年代ヨーロッパでは,鳥瞰図による市街図がよく作成された。
 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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 鳥瞰図(ちょうかんず、英: bird's-eye view)は、地図の技法および図法の一種で、上空から斜めに見下ろしたような形式のものをいう。飛ぶ鳥の目からみたように見える、というのが鳥瞰の語義。建物や山などが立体的に描かれる。俯瞰図、パノラマ図ともいう。
 単なる平面図においては一定の限定された範囲を二次元上に正確に客観的に表示するのに対して、鳥瞰図では透視図法を使った三次元的な描画あるいはデフォルメ(誇張)が可能なため、目的に応じて下記のように制作者の主観や個性をともなう様々な表現が可能である。また、反対の(下から上を仰ぎ見る)視点は俯瞰(ふかん)に対して仰瞰(ぎょうかん)といい、あるいは鳥瞰に対して虫瞰(ちゅうかん:insect's-eye view)図と言う視点や表現法も提案されている。
 概要
 鳥瞰図は古くから様々なテーマで描かれている。
 Veduta di Venezia, Museo Correr, Venezia「ヴェネツィア鳥瞰図」
 アルトドルファー『アレクサンドロス大王の戦い』
 海外の歴史的な鳥瞰図としては、レオナルド・ダ・ヴィンチの「トスカーナ鳥瞰図」、ヤコポ・デ・バルバリの「ヴェネツィア鳥瞰図」(1500年)、アルトドルファーの「アレクサンドロス大王の戦い」(1529年)などがある。
 日本の歴史的な名所や神社仏閣を描いた鳥瞰図としては、古くは春日大社を描いた奈良時代の「春日曼荼羅」などがある。名所案内図としては、秋里籬島著、竹原春朝斎画「都名所図会」、斎藤月岑、長谷川雪丹画「江戸名所図会」、葛飾北斎東海道名所一覧などがある。浮世絵にも鳥瞰図が描かれ、広重「江戸名所百景」の「深川洲崎十万坪」などがある。現存最古の鳥瞰図としては『東大寺領荘園図』がある。
 日本の江戸時代までの広域の景観を描いた鳥瞰図としては、室町時代狩野永徳の「洛中洛外図屏風」に代表される京都の景観、風俗を描いた各種の「洛中洛外図屏風」、江戸初期の建設途上の江戸の名所、風俗を描いた「江戸図屏風」、江戸全景を描いた鍬形蕙斎の「江戸一目図屏風」 などがある。
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 「俯瞰」と「鳥瞰」の意味と違い
 一般常識
 違い
 社会人の教科書
 「俯瞰」「鳥瞰」の意味と違いとは
 「全体を俯瞰する」といった表現は、「高い視点でものを見る」という意味でよく使われるようになっています。一方、この「俯瞰」と似た言葉で「鳥瞰」というものを目にすることもありますが、両者はどのような意味の違いがあるのでしょうか。使い分けのポイントについても知りたいところです。
 そこで今回は、「俯瞰」と「鳥瞰」の意味の違いについて解説したいと思います。
 「俯瞰」とは
 俯瞰
 「俯瞰」とは、「高いところから見下ろし眺めること」という意味の言葉です。高所の視点から、周囲の低い場所を眺め渡すことを言います。読み方は、「ふかん」です。
「マンションの屋上から周辺を俯瞰する」「展望台から俯瞰してみると、市内の様子がよくわかる」のように使われます。
 「俯瞰」の「俯」は、「ふせる」「うつむく」「横になる」などの意味を持つ漢字です。「瞰」の字は、「上から下を見る」の意味があります。つまり、「俯瞰」は「うつむいて上から下を見る」ことを表していることになります。
 「鳥瞰」との違いは微妙で、辞書でも「俯瞰」と同義の言葉とされています。こまかい違いを挙げるなら、「俯瞰」の方がやや低い位置からの視点を指すようになっています。
 「鳥瞰」とは
 鳥瞰
 「鳥瞰」とは、「高いところから広い範囲を見渡すこと」という意味の言葉です。また、この意味から転じて「全体を見渡す」という意味も持ちます。読み方は、「ちょうかん」です。「山頂に立って周囲の土地を鳥瞰した」「日本の経済状況を鳥瞰する」のように使われます。
 「鳥瞰」の「瞰」の字は、前述のように「見下ろす」を意味しています。「鳥」の字は、文字通り空を飛ぶ鳥を表します。つまり「鳥瞰」は、「鳥が上空から地上を見下ろすように、高所から低い場所を見渡す」ことを表していることになります。
 「俯瞰」とはほとんど同義の言葉ですが、上でも述べたように、視点の位置で使い分けることができます。「俯瞰」よりも「鳥瞰」の方が、高みから見下ろしている点が特徴です。ただ、一般的な使用頻度は「俯瞰」の方が多く、「鳥瞰」が使われるケースはそれほど多くありません。
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 刀剣ワールド/浮世絵TOP名所浮世絵大日本冨士山絶頂之圖
 名所浮世絵
 歌川貞秀(うたがわさだひで) 作「大日本冨士山絶頂之圖(だいにっぽんふじさんぜっちょうのず)」
 本名所浮世絵は、富士山頂上の様子を、上からのぞき込むような鳥瞰図的に描いたもの。浮世絵内には、地図のように山頂の火口付近にどのような場所があるのか、どのようなことができるのか等が書き込まれ、一種の観光案内図とも言える絵図になっています。
 富士山を遠望することは誰でもできますが、実際に富士山に登ったことがある人の方が少ないことから、頂上の様子を精緻に書き込んだ本絵図は、富士山に登ったことのない一般の人の興味を引くものでした。それと共に、観光案内図的な役割を果たしたことから、富士登山への誘いにもなったと言えます。
 本名所浮世絵の作者「五雲亭貞秀」(ごうんていさだひで)は、「歌川国貞」(初代)に師事し、「歌川貞秀」という名でも知られる浮世絵師です。江戸時代後期から明治時代にかけて活躍し、本絵図のような鳥瞰式の一覧図や合戦絵で人気を博し、1867年(慶応3年)のパリ万博では幕府お抱えの浮世絵師として出展。また、幕末に横浜に移住し「横浜絵」を多く描いたことから「横浜絵の第一人者」と称されました。
 {海外でも人気のある浮世絵の魅力を皆様にお届けするサイト「刀剣ワールド/浮世絵」の「大日本冨士山絶頂之圖」のページです。
こちらでは、「歌川貞秀」が描いた名所浮世絵「大日本冨士山絶頂之圖」をご紹介。「大日本冨士山絶頂之圖」に関する詳しい解説と、拡大可能な写真・画像も掲載しているので、「大日本冨士山絶頂之圖」の世界を深堀することができます。
「刀剣ワールド/浮世絵」には、浮世絵の基礎知識をはじめ、浮世絵の歴史や有名な浮世絵師など、浮世絵に関する情報が盛りだくさん。東海道五十三次の浮世絵はもちろん、武者絵(合戦・侍・武将・甲冑浮世絵)や役者浮世絵(歌舞伎絵)、皇室・皇族浮世絵、戦争絵といった一般財団法人「刀剣ワールド財団」が所有する浮世絵の写真・画像をご覧頂けるサイトです。この他、浮世絵YouTube動画・映像や浮世絵カレンダーといったコンテンツも充実していますので、ぜひ「刀剣ワールド/浮世絵」で浮世絵の魅力をお楽しみ下さい。}
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 刀剣ワールド/浮世絵TOP行列浮世絵東海道六郷渡風景
 行列浮世絵
 歌川貞秀(うたがわさだひで) 作「東海道六郷渡風景(とうかいどうろくごうわたしふうけい)」
 本行列浮世絵は、東海道品川宿」と「川崎宿」間(現在の東京都と神奈川の間)にある多摩川の「六郷の渡し」を描いた絵です。斜め上から描かれた鳥瞰図で、絵の中には高尾山や八王子などの地名が書かれており、地図的な表現を用いています。
 多摩川にはかつて「徳川家康」が作った「六郷大橋」が架けられており、千住大橋、両国橋と合わせて「江戸の三大橋」にも数えられていました。
 徳川家康が「関ヶ原の戦い」に向かう際にも、この橋を渡ったと言います。しかし、1688年(元禄元年)7月に起きた大洪水により六郷大橋が水没。それ以前にも、洪水が起きるたびに橋が流されていたことから、江戸幕府は橋を架けるのをやめ、舟渡しを考案。当初は、町人達が舟渡しをしていましたが、1709年(宝永6年)3月から役人が請け負うこととなり、以降は町人と役人達で、品川宿川崎宿の財政を支えていきました。
 本浮世絵を描いた「五雲亭貞秀」(ごうんていさだひで)は、「歌川貞秀」(うたがわさだひで)とも名乗ります。「歌川国貞」(うたがわくにさだ)の門人で、「日本八景づくし」や「大江戸十景」などの風景画を発表し、注目を浴びました。五雲亭貞秀は、地理に強いこだわりを持ち、鳥瞰による一覧図を数多く描いています。江戸時代末期には、北海道松前から九州まで自ら歩いて詳細な鳥瞰一覧図、名所図を刊行しました。
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 こちらでは、「歌川貞秀」が描いた明治浮世絵「東海道六郷渡風景」をご紹介。「東海道六郷渡風景」に関する詳しい解説と、拡大可能な写真・画像も掲載しているので、「東海道六郷渡風景」の世界を深堀することができます。
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 刀剣ワールド/浮世絵TOP名所浮世絵奥州會津図
 名所浮世絵
 歌川貞秀(うたがわさだひで) 作「奥州會津図(おうしゅうあいずず)」
本名所浮世絵は、会津若松を題材とした風景画で、作者「五雲亭貞秀」(ごうんていさだひで)が得意とした、鳥瞰図式の名所浮世絵です。猪苗代湖(いなわしろこ)を中心に据え、周囲には磐梯山(ばんだいさん)をはじめとする、山々の風景が描かれています。
 猪苗代湖は、現在でも福島県のシンボルのひとつ。本画には、「会津城」(鶴ヶ城)や地名等も細かに書き入れられていることから、一種の観光案内図の役割を果たしていました。
 作者の五雲亭貞秀は、初代「歌川国貞」(うたがわくにさだ:または歌川豊国三代[うたがわとよくに])の門人で、「歌川貞秀」としても知られる人物。本画のように鳥瞰図的な風景画を得意とした浮世絵師で、幕末期には多くの名所浮世絵を描きました。
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 こちらでは、「歌川貞秀」が描いた名所浮世絵「奥州會津図」をご紹介。「奥州會津図」に関する詳しい解説と、拡大可能な写真・画像も掲載しているので、「奥州會津図」の世界を深堀することができます。
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BROOMIN アートポスター 葛飾北斎 東海道名所一覧 和モダン 地図 鳥瞰図 浮世絵ポスター B3 364×515mm AP042