🕯178)179)─1─人形供養、ぬいぐるみ供養は日本特有の宗教祭祀である。〜No.373No.374No.375No.376 

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 はままつ図書館だより
 2018・5・10No.150
Q.人形供養はいつ頃から行われるようになったのでしょうか?
A. 歴史は浅く、戦後急速に広まったそうです。
 【参考文献】「供養のこころと願掛けのかたち」小学館 p79~
 「日本民俗宗教事典」東京堂出版 p559『もの供養』
  プライバシー保護のため、質問内容は一部修正してあります。
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 弔いスタイル
 HOME 「物」供養
 京都の人形供養イベント4選
 2019-05-07
 日本には、大切に使っていたものに「付喪神(つくもがみ)」が宿るという考え方があります。
 長年愛情を込めていたものを捨てることに、心苦しさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 そういった「大切に使っていたものを無下に捨てたくない」という想いを尊重し、物に感謝し供養する行事があるのをご存知でしょうか。
 針や着物など対象の物は多くありますが、今回は京都の「人形供養」についてご紹介します。
 人形供養とは
 人形は、古くは信仰の対象や呪術に使われるなど、宗教的な意味を強く持つ道具のひとつだったそうです。それがやがて子どもの玩具として発達し、江戸時代以降は信仰や行事と結びついて、「子どもに降りかかる厄災を人形が代わりに受けてくれる」という考えが人々の生活に根付きました。子どもの誕生を祝い、家族が子どもにひな人形や武者人形を贈るという日本独自の風習は現代も続いています。
 そして、子どもの身代わりに厄災を被ってくれた人形に感謝の思いを込めて供養したのが「人形供養」です。
 画像: 人形供養とは
 人形供養と聞くと、「髪が伸びる恐ろしい日本人形を処分したい」「呪いの人形を供養したい」なんて恐ろしいイメージもあるかもしれませんが、住職によればそのような依頼は稀で、ほんの一部だそうです。(少ないとはいえ実際にはあるそうですが……)
 人形供養の目的として多いのは、「これまで健やかに成長をさせてくれてありがとう」という人形への感謝、幼くして亡くなった子どもが遊んでいた人形の供養、他者から贈られた人形の処分、などだそうです。
 また、「人の形をしているものを捨てることに抵抗がある」「長い間愛情を注いだものだからゴミとして捨てられない」といった理由も多いそう。これは「つくもがみ」に代表されるように、「長く使った物には命が宿る」と考える日本人ならではの考え方かもしれませんね。

 実際に人形供養を体験しました
 本寿院さんでは、毎月第二日曜日に人形供養の合同法要を行っており、予約をせずに参加することができます。また、人形やぬいぐるみの受付はいつでも可能で、このように毎日受け付けているお寺は珍しいそう。郵送や宅配便での受付も行なっています。
 合同法要の際にはさまざまな種類の人形たちがずらりと並び、それぞれの持ち主たちが法要に参加されます。また、個別の法要も承っているので、想いの詰まった人形と個別でしっかりお別れしたい方にはオススメ。今回はこの個別法要をお願いすることにしました。
 画像1: 実際に人形供養を体験しました
 まずは申込書に必要事項を記入します。申込者の情報とともに、人形との思い出を同席していただいた僧侶に伝えさせていただきました。今回供養するのは、筆者が撮影の仕事で使用してきたぬいぐるみや民芸人形などです。
 画像: ▲渋谷の駅前で500人以上を街頭調査してきたカエルくんたち
 ぬいぐるみとはいえ、長い間ともに仕事をしてきた戦友たち。物置に入れたままなのもかわいそうだし、ゴミとして処分するのも忍びなく、この機会にしっかりと供養することにしました。
 画像2: 実際に人形供養を体験しました
 仏様の前に人形たちが並べられ、いよいよ法要がはじまります。住職と僧侶がお経を唱えてくださるなか、参列者は順に焼香していきます。
 画像: ▲人形たちに感謝しながら焼香する筆者
 画像: ▲人形たちが穏やかな表情になっていく……ように見えました
 住職と一緒に筆者も般若心経を声に出して唱えます。人形供養というものがどのようなものなのか最初はイメージがつきませんでしたが、その内容は故人の供養と代わりなく、住職や僧侶たちが私の人形のためにしっかりと供養してくださっているのがとても嬉しく感じました。これで悔いなく彼らとさよならできるかな。
 画像3: 実際に人形供養を体験しました
 40分ほどで法要は終了し、その後三浦住職による法話を聞くことができます。参加者の皆さんはこの法話にとても感動されるようで、取材として来たにも関わらず、筆者も心がすっきりと軽くなっていることに気がつきました。
 供養した人形たちはこのあとお寺でしっかり管理され、処分されます。その一部は年に一度、栃木県日光にある尊星王院にてお焚き上げされます。
 まとめ
 法要の前室での鈴木僧侶との談話の中で、とても印象に残る言葉がありました。それは、「人形供養に限らず、供養というものは人の心をケアするための儀式」という言葉。持ち主が抱えている苦悩や哀しみから脱するための「きっかけ」をお渡ししているのだとおっしゃっていました。たしかに40分という法要の所要時間は、心の中を整理するには長すぎず短すぎない丁度良い時間だと感じました。
 みなさんも、心の片隅にしまっているものをお寺さんで供養されてはいかがでしょうか。当企画では、これからも全国のさまざまな供養を取材していきます。
 本寿院(ほんじゅいん)
 東京都大田区南馬込1-16-2
 03-3772-8889
 受付時間AM9:00〜18:00(年中無休)
 ご供養料についてはホームページをご確認ください
 https://honjyuin.com/ningyoukuyou/
 ライター/サカイエヒタ
 写真/高山諒
 編集/ヒャクマンボルト
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 一般社団法人日本人形協会
 日本人と人形
 人形に生命(いのち)を見いだす日本人
 日本人にとって、人形ははるか昔からひとつの《文化》でした。人形は、時には人々の畏敬や信仰の対象であり、時には子供たちのよき遊び相手であり、また時にはその美しさを愛でる愛玩の対象でもありました。
 さらに、四季折々の節句の風習から生れた《ひなまつり》や《端午の節句》からは多くの節句人形が誕生するなど、独自の人形文化が育まれました。こうして長い歴史の中から、さまざまな人形が作られましたが、いつの時代も、日本人が人形を敬い愛する心に変わりはありませんでした。日本人にとって、人形は単なる飾り物や遊び道具ではなく、つねに生命あるものとして扱われてきたのです。
 人形感謝祭
 人形に対する日本人独特の感性を象徴するものに、全国各地の社寺で行われる「人形感謝祭」あるいは「人形供養」があります。そこには各家庭での役割を終えた人形たちが集められます。由緒のある昔の人形から、最近のぬいぐるみまで、集まる顔ぶれはいろいろですが、いずれも、持ち主が捨てるに忍びないと思ったものばかりです。
 これらの人形たちは、感謝の気持ちに見送られて手厚くまつられた後、燃やされるなどして処理されて行きます。こうした儀式は、時として、外国の人々にとっては理解しがたいと言われることもあるようです。人形に対して心や命を感じる感性が、広く受入れられるという風土は、どうやら日本ならではのもののようです。
 節句人形が伝える日本の伝統と美意識
 節句人形は、江戸時代に盛んになり、現代に至っています。江戸時代の人々は、人形にあこがれを託し、より美しく、より華やかなものを求めました。そんな人々の希望に応えるように、人形工芸は次第に発達し、素材も贅沢になっていきました。あまりの過熱ぶりに幕府は度々禁令を出しましたが、人々の人形を求める気持ちを静めることはなかなかできませんでした。しあわせを祈って飾る人形への熱い思いは、現在の節句人形にも脈々と伝えられています。
 人形はもちろん付随する道具類も、すべて熟練した技から丁寧に作られ、さらに織物や染色、木工、漆芸、金工などの技術もふんだんに用いられます。配色やデザインなどはその時代時代の流行を反映してはいるものの、そこには伝統的な日本の美意識が息づいています。
 こうして作られた節句人形は美しく魅力的ですが、それはあくまで季節の行事の中に生かされる存在です。それはまた、子供たちに、四季に根ざした日本の生活のありかたを無言のうちに教えてくれます。
 節句人形は、日々の生活から薄れていく日本の文化や美意識、手仕事の技とその心を次の世代へと伝える大切なかけ橋といえるでしょう。
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 Coeurlien 
 クリアン=心(coeur)と絆(lien)
 【人形供養】最後まで愛をこめて。供養の方法やかかる費用
 2020年12月14日 更新2020年12月14日 公開お葬式のマナー・基礎知識
 私たちにとって身近な存在である雛人形五月人形、ぬいぐるみ。人形供養とは、そんな人形を手放すときに今までの感謝の気持ちを込めておこなう祈りの儀式です。古くから、さまざまな寺社で人形供養がおこなわれてきました。こちらの記事では人形供養の意味や方法、流れや費用とともに、人形供養で有名な寺社を紹介します。
 人形供養について
 大切な人形とお別れするときは、今までの感謝の気持ちを伝えたいもの。人形供養の意味や始まりを知ると、ものを大切にする日本人の心が感じられます。
 人形供養の意味
 供養とは、死者のあの世での幸せを祈ることです。古くから「人形には魂が宿る」という考え方があります。人形供養は人形やぬいぐるみを、まるで亡くなった人と同じように神社やお寺で供養して、お別れをします。
 愛着のある人形を供養することで、手放すときの心の痛みや葛藤が和らぐ人も多いようです。
 人形供養の始まり
 人形供養の歴史は浅く、戦後急速に広まったと言われています。
 人形供養のほかにも人形感謝祭などと呼び、供養を受け付けている寺社は全国にあります。特に有名なのは和歌山県淡嶋神社(あわしまじんじゃ)で、3月3日の雛流しの神事で知られています。紀州徳川家から奉納された雛人形など、歴史ある人形が残っています。
 供養される人形の種類
 供養される人形の種類と、それぞれの旅立ちの理由を紹介します。
 雛人形
 雛人形は女の子が生まれたときに成長祈願で用意し、3月3日の雛祭りに飾るものです。元々は「人形(ひとがた)」として、その子の厄災を人形に移すことを目的としているため、1人にひとつ必要です。姉妹でシェアすることや代々受け継ぐものではありません。しかし、核家族で広さのあまりない住環境やもったいない精神のある現代では、親から子へ壇飾りや道具類などを引き継ぎ、お人形だけはその子のものを用意するなどで対応することが増えています。
 雛人形は、女の子が大人になるとその役目を終えます。ですが、愛着のある場合は飾り続けて構いません。結婚や引っ越しなどをきっかけに飾らなくなったら、供養を検討するべきかもしれません。
 五月人形
 男の子が誕生したときに求められるのが五月人形や鎧兜(甲冑)です。5月5日のこどもの日に、男の子の健康と幸福、立身出世などの願いを込めて鯉のぼりと一緒に飾ります。雛人形と同じく、親から子へと引き継ぐことはしません。兄弟が複数いる場合も、基本的には1人ひとりにひとつずつ用意します。
 ほかにも、お正月に飾る羽子板や破魔弓も人形の一部とされています。これら節句を祝う人形類は、子どもが成人を迎えたときや就職・結婚などで家を離れたときに供養されることが多いです。
 日本人形
 製法や材料、作られている地域などによって、いろいろな種類があります。雛人形に多いのが木目込人形や衣裳人形です。このほか、黒髪と振り袖姿が印象的な市松人形、木で作る『こけし』や『奈良人形』、土で作る『博多人形』など、実に多彩です。これらは代々受け継がれている価値の高いもの、祖父母や親に旅先などで買ってもらった思い出の詰まったものであることが考えられます。簡単に手放せないものであり、愛着が湧いているからこそ、供養が心の整理とお部屋の整理につながるという人もいます。
 ぬいぐるみ
 どんなときもそばにいてくれて、幼い頃から大事にしてきたぬいぐるみ。「亡くなったときに自分と一緒に棺に入れて欲しい」と願う人も多いですが、大きさや素材、火葬場の判断などによっては棺に入れる「副葬品」にできないことがあります。その場合は、後日人形供養に出す段取りをつけておくといいかもしれません。
 人形供養の方法と流れ
 人形供養をする方法は、寺社、葬儀社、代行サービス、自分、の4種類があります。こちらでは、それぞれの流れを紹介します。
 お寺・神社で供養する
 お寺や神社で供養するときの一般的な流れは以下の通りです。
 1.申し込みをする
 2.人形を預ける
 3.他の人形と一緒に並べられ、読経がおこなわれる
 4.お焚き上げされる
 寺社によって常に受けつけているところと、感謝祭のように期間限定のところがあるので、事前に確認してください。郵送も可能な寺社なら、離れていても供養を依頼できます。
葬儀社に依頼する
 人形供養をおこなっている葬儀社もあります。家族葬のファミーユでは、各ホールで不定期に「人形供養祭」を開催。僧侶を招き、ホール内の祭壇に人形を並べ、焼香をおこなってからお別れ(供養)します。
 ホールによっては人形への感謝の気持ちを綴る「ありがとうカード」を配っており、お焚き上げのときに一緒に納めることも可能です。
 新型コロナウイルス感染症の拡大状況などによって、スケジュールを変更することがあります。最新情報は公式HPをご確認ください。
 業者などの郵送・代行サービスを利用する
 人形供養をしている業者や、一般社団法人「日本人形協会」を利用する場合は、申し込み後に届くキットで人形を郵送します。なかには出張引き取りをおこなっている業者もあるようです。
 自分で供養する
 自分の手で供養する方法もあります。以下は一例です。
 1.人形を綺麗に拭いて、乱れた髪を整える
 2.白い布や和紙で人形を包む
 3.感謝の気持ちを込めながら粗塩をふりかける
 この後は、自治体のルールに従ってゴミ収集日に出します。結局はゴミとして捨てるので、気持ちが落ち着かない場合もあるでしょう。その際には寺社や教会などを訪れて、再度お別れのお祈りをすると少しは気が晴れるかもしれません。
 感謝の気持ちを込めて人形とお別れしよう
 同じ時間を過ごしてきた人形は、人生を見守ってくれた存在です。いろいろな思い出が詰まっているからこそ、最後まで愛を持ち、手放すときは感謝の気持ちを存分に伝えたいところです。納得のいく方法で人形供養をすることは「心のけじめ」にもつながるでしょう。本当に今手放して良いのかも含めて、よく考えてから供養してくださいね。
 『Coeurlien』とは
 『Coeurlien(クリアン)』は、家族葬のパイオニアであるファミーユがお届けする終活や葬儀に関する情報メディアです。サイト名は、フランス語の"coeur"(心)と"lien"(絆)を繋いだ造語。家族の絆、人との絆の"バトン"を繋ぐきっかけになれば幸いです。
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 日本民族の伝統的ローカル崇拝宗教は、全て、例外なく、皇室が執りおこなう宮中祭祀をみなもとしている。
 宮中祭祀は、一子相伝として、最高神天照大神からの正統な血筋である男系父系天皇「御一人」が神の裔・祭祀王として主宰する。
 正当な女系母系天皇では、如何なる宗教祭祀を執りおこなう資格はない。
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 科学偏重宗教無神論マルクス主義、排他的不寛容一神教キリスト教、神仏弾圧の儒教は、日本民族特有の魂崇拝宗教を認めず否定し消滅しようとしている。
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