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日本人の女性差別と日本の女性に対する偏見・蔑視・差別の原因は、武士道にある。
現代日本には、女性差別のニセ武士道神話が蔓延している。
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2021年6月4日号 週刊ポスト「POST Book Review
山内昌之
『恋する日本史』 『日本歴史』編集委員会 編
吉川弘文館
不義密通が美化される宮廷文化の名ごりは現代にも
山県有朋らは江戸占領後に新吉原に遊んだ時、野暮なことに、彰義隊贔屓の芸者といざこざを起こした。新政府軍を嫌い旧幕府や彰義隊の男たちを好いた江戸の遊女や芸者の気っぷは今に語り継がれている。箱石大氏の『勤王芸者と徳川贔屓の花魁』は、22の論文全体の魅力を代弁する佳品である。
本書を読めば、現代風に言うと、恋と不倫はぎりぎりで重なることに気がつく。不義密通が王朝文化として美化されるのは、日本の宮廷公家社会に独特の文化であり、現代社会にもその名ごりがみられなくもない。江戸時代に入っても幕府の厳しい禁裏統制をかわして密通はたえなかった。
松澤克行氏が紹介するのは、明和2年(1765)の有栖川宮家で発覚した15歳の近習と40歳を越えた女房・花小路との密通である。これほど年の差を忘れた密通も珍しい。一度追放されて常盤木と改名した女は、3ヵ月ほどで病気がちの宮の看護で召し戻され、玉野井、つまり菖蒲小路(あやめのこうじ)と名乗って再勤した。しかし2年たつと花小路は1回り年下の筆頭諸大夫と関係を持ち、また外に出される。驚くのは、4ヵ月後にまた京都に戻り、まもなく宮のもとに帰ることだ。性懲りがないのである。
花小路を戻したのは、彼女と宮との間にできた親王や女王の意志による。母がいないと父が可哀そうだという親孝行は見上げたものだ。家臣と不義を重ねた母への情を父の面子よりも重視したわけだ。
花小路の密通は、この2回だけでなく、他にも4、5回あったというから、恋多き女というにふさわしい。しかし有栖川宮はあくまでも偉いのだ。自分が恋している女のだから、中のことは好きにさせてくれと言わんばかりに、仕える諸大夫ら家臣が花小路排斥を宮に迫っても、彼らを『敵』呼ばわりして受け入れない。寸時も彼女と離れたくなく、57歳で死ぬまで恋をしおおせた。花小路は仏門に入って93歳の天寿をまっとうした。ひたすら宮の菩提を弔ったのか、新しい出入りがあったのかまでは、松澤氏もかいていない」
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昔の日本人男性は、日本人女性に比べて馬鹿力があっても知恵がなく口喧嘩では絶対に勝てず謝って逃げ出すしかなかった、
昔の日本人女性は「能ある鷹は爪を隠す」の例えの如く、日本人男性よりも物覚えがよく賢く優れて、男は能天気な仕事人間であった為に宵越しの銭を持たない的に稼いだ金を散財して貧乏であったが、女は夫が稼いだ金からうまくへそくりをして(ちょろまかして)大金を隠し持っていた。
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江戸時代、数が少ない女性は大事にされ保護されていた。
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家の中では子供は母親に味方する為に、父親は家族から嫌われ敬遠されて哀れにひとり孤独に酒を飲むしかなかった。
それが、亭主関白の真の姿であった。
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江戸時代、女性を蔑視・差別したのは武士と儒教であった。
日本の女性ブラックは、武士と儒教が原因だった。
日本の女性差別主義者とは、武士と儒教である。
日本のフェミニストとは、天皇と公家・商家などの朝廷と京・大阪であった。
反天皇主義者とは、女性差別主義者である。
武士とは女性差別主義者であり、儒教とは女性差別主義である。
日本人は、男尊女卑を説く武士と儒教が好きである。
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江戸時代なかばまでの日本民族には、女性に対する偏見・蔑視・軽視・差別などはなかった。
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天皇の宮廷文化(王朝文化・公家文化)は女人文化であり、将軍の武士(サムライ)文化は男子文化であり、民族の庶民文化は長老(翁・老女)文化である。
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日本の伝統文化には、現代の犯罪的不倫ではない、女性の奔放な自由恋愛とフリーセックスの夜祭り・宵宮と夜這いが含まれている。
そして、昔の家業継承権と遺産相続権は息子ではなく娘にあった。
武士の出世頭は婿養子で、婿は武士でも庶民でも身分・出自は関係なく、才能・能力はもちろんだが、嘘を吐かない騙さない偽らない、つまり謙虚・誠実・正直そして人格・品格・品位といった本人の人間性が問われた。
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日本に女性への偏見・蔑視・軽視・差別が蔓延ったのは、奈良時代の仏教伝来、江戸時代の儒教・朱子学の官学、明治時代のキリスト教再上陸、戦後のリベラル主義とマルクス主義の浸透などが原因であった。
天皇に即位した正統な男系父系女性皇族は存在したが、女性の最高位儒教学者、教皇・枢機卿・大司教・宣教師、共産主義党首はいない。
その中で最も最悪だったのは、中世キリスト教会と共産主義であった。
中世キリスト教会は、異教徒日本人を奴隷とした。
共産主義者は、反革命分子を人民の敵として虐殺し個人資産を強奪して私腹を肥やした。
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天皇に即位する資格とは、直系(正系)・傍系(支系)に関係なく天皇神話・血の神話(Y染色体神話)を絶対根拠とする正統な血筋・血統であり、それ以外には正統性は存在せず、憲法・法律には正当性はあっても正統性は存在しない。
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日本の最高神は、天皇家・皇室の祖先神である女性神・天照大御神(伊勢神宮内宮祭神)である。
天照大御神よりも古い祖先神は存在するが、古事記・日本書紀・諸国風土記がまとめた天皇神話・民族中心神話・血の神話(Y染色体神話)は女性神・天照大御神を神聖不可侵の唯一の正統な主神と定めた。
女性神・天照大御神は、日本民族の崇拝宗教における正統であり、無神論の現代日本人が意味もなく拝む木偶の坊的神の正当とは違う。
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