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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
神様の食事・神饌を、有り難く共に食べる日本人は2割、気持ち悪いと拒否する日本人は3割、祈らず信じないが貰えるなら貰ってしまう日本人は5割。
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2020年3月15日 読売新聞「文化 本よみうり堂
『ニッポン神様ごはん 全国の神饌と信仰を訪ねて』 吉野りり花著
著者の吉野さんには、本書より前に『日本まじない食図鑑──お守りを食べ、縁起を味わう』という著書がある。まじない食とは、人が無病息災などの願いを込めて食べる縁起物のことだ。
こうした『食べるお守り』の起源は、人びとが神様のお食事、『神饌(しんせん)』のお下がりをいただいたことではいか。そんな発想が出発点になって誕生した紀行ルポが本書である。米、酒、お餅、鹿肉に鮮魚、どぶろくやお菓子。訪ね行く先々で著者が出会った様々な神饌と、信仰行事を担う人びと。豊富なカラー写真に映し出されているのは、古代から続く日本人の食と信仰の歴史だ。たとえば上の写真は、滋賀県草津市老杉神社の、三の膳まである神饌である。
京都の貴船神社や岡山の吉備津神社など、有名どころも登場する。これから旅行のご予定がある方には、『食』を通して神様を見つけ直すユニークな観光案内としてお勧めしたい。(青弓社 2,000円) 評・宮部みゆき」
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日本を八百万の神々は、奇跡を起こさないし、恵みや恩寵を与えない、ただ見守るだけの無力な神である。
熱心に祈った所で自然災害の一つも消えないし、敬虔な信仰心を持っていたところで津波に攫われ濁流に呑み込まれる。
東日本大震災は、神社仏閣を容赦なく破壊し、多くの老若男女の命を奪った。
走って逃げられるかどうかは、運次第である。
日本民族日本人は、信仰による必然ではなく、自然における偶然と幸運と勢いで生きてきた。
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日本神道の特徴は、自分たちが作った食物を神々と共に食する事である。
皇室祭祀・宮中祭祀・天皇祭祀で最も大事なのは、毎年の新嘗祭と即位時の最初の新嘗祭=大嘗祭である。
皇祖皇宗や祖先の天皇霊と、血筋・血統を正統とする直系の男系子孫という資格で同じ食事をして時を過ごす。
皇統のみを正当とする女系子孫では、祖先神・天皇霊に対する新嘗祭や大嘗祭という最重要祭祀を執り行えない。
正統と正当は違うのである。
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現在、女系天皇即位・女系宮家設立を目指す日本人達は、縄文時代から数千年、伝統文化としてY染色体男系父系神話で受け継がれてきた新嘗祭・大嘗祭を忌まわしい呪術として葬ろうとしている。
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