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2016年12月24日 産経ニュース「【ニュースの深層】「除夜」ならぬ「除夕」の鐘 騒音クレームに配慮も…日本の風物詩どう残せばよいのか
新しい年への祈りを込めて国宝の洪鐘(おおがね)がつかれた=平成26年12月31日、神奈川県鎌倉市の円覚寺(渡辺照明撮影)
百八つの煩悩を払い、新年を迎える年末の風物詩「除夜の鐘」。近年では「除夕(じょせき)の鐘」として日中に鳴らしたり、中止にしたりする寺院があるという。背景には、近隣住民による“騒音”クレームへの配慮や、高齢者、子供ら幅広い年代が参加可能なイベントにするという今どきの寺院ならではの事情があった。(社会部 高橋裕子)
正午から鳴る鐘
「うるさいバカヤロー! いつまで鳴らしているんだ」
十数年前の静岡県牧之原市の大沢(だいたく)寺。大みそかから元旦にかけて除夜の鐘を鳴らしていると、怒鳴り声をあげてすぐに切れる匿名電話が数件、毎年のようにかかってきていたという。
「お叱りを受けるなら止める」。先代住職の決断で除夜の鐘は中止に。それからの大みそかは、いたずらでも鳴らされないようにと撞木はロープで鐘楼に縛りつけられてきた。
大沢寺の鐘は戦時中に金属類回収令で供出したが、昭和30年に檀家(だんか)と協力し苦労して再び鋳造したものだ。内側には寄進した檀家の名前がびっしりと刻まれている。現住職の今井一光さん(58)は、「先代の父が中止を決断したが、せっかくの鐘がもったいない。寄進していただいた方にも申し訳ないと思っていた」といい、平成26年秋に檀家の世話人会に再開を提案した。
その結果、大みそかの午後2時から「除夕の鐘」として復活することが決定。翌27年には、「大みそかは忙しい主婦も参加しやすい時間に」とさらに早め、正午から始めた。27年は檀家の婦人部らの協力で豚汁や焼きイモなどが振る舞われ、約130人の家族連れや高齢者らでにぎわった。「この年になって初めて鳴らした」と感激している高齢者もいたという。今年も名前は「除夕」のまま正午から開催する。
今井さんは「伝統文化にかたくなにこだわっていては、文化そのものがなくなってしまう。騒音問題になるより形を変えて存続する方がいい」と説明する。
たかが3軒、されど3軒
一方、騒音の苦情により、「除夜の鐘」中止を続けている寺院もある。東京都小金井市の千手院だ。
かつては同院の土地だった一帯は多摩地区の開発とともに住宅街に。現在、同院は幅約3メートルの道路を挟んで戸建て住宅に囲まれている。
除夜の鐘は昭和40年代後半から続いていたが、平成25年、寺院と敷地内に併設する保育園の建て替えに伴い鐘の位置を変更したところ、近隣住民3軒から「除夜の鐘を鳴らされては困る」と苦情が寄せられた。それ以来、試し打ちも含め一度も鳴らしていない。
26年に住民側が民事調停を申し立て、除夜の鐘を鳴らす際には住民側が指定する防音パネルを設置することや、除夜の鐘以外は鳴らさないことなどで合意。これらを守れば大みそかの実施は可能だ。だが、足利正尊住職(41)は、「防音パネルの設置と撤去に毎年少なくない費用がかかる上、音を完全には防げず再び苦情がくる懸念がある。たかが3軒というかもしれないが、されど3軒。宗教活動としてやるからには、一緒に楽しめる地域交流でなければ」と語り、今年も中止を決めた。師走になると、「今年も除夜の鐘をやらないのか?」と数件の問い合わせの電話があるという。
明治以来の風習?
除夜の鐘の由来は諸説ある。寺院住職向けの情報誌「月刊住職」の編集長で安楽寺(横浜市保土ケ谷区)の住職、矢沢澄道(ちょうどう)さん(68)によると、1日を24時間とする西洋式の時報が明治8年に導入され、それまで夜明けだった1日の始まりが夜中になって以降の風習とみられるという。
矢沢さんは除夜の鐘について、「皆に仏教が大事なことを知ってもらい、寺院に来てほしいという思いから、時代に応じてつくられた仏教行事の一つ。訪れる人の1年の罪や科(とが)を清め、初心に帰って新しい1年を始めたいという心持ちに応えている」と説明。「真夜中でなくても幅広い年代の人が参加できる地域のつながりの行事として、除夜の鐘を続けてほしい」と話す。
1人の裏に多数の人たち
ただ、苦情を言わないまでも、近隣住民の心中は複雑だ。千手院の近くに住む女性(49)は、「除夜の鐘に反対しているわけではないが、鐘の周りにはフェンスしかなく、隣接する住宅が音の防波堤になっている。それなりの環境を整える配慮がもう少しほしかった」と話す。
女性は以前の配置では鐘と自宅との間に保育園舎があったためか除夜の鐘の音は全く気にならなかったというが、配置変更後は聞こえ方が一変。数年前の大みそかの夜、千手院に何者かが侵入し突然鐘を鳴らした際には、「窓とシャッターを閉めた室内に車のクラクションより大きく聞こえ、見ていた歌番組が断ち切られた感じがした」と話す。
騒音問題に詳しい八戸工業大の橋本典久教授(音環境工学)は、「寺院の音の問題では個人の苦情に重きを置いて対応する場合が多いが、1人の苦情の裏には多数の何も言わない人たちがいる」と指摘。「寺院が地域との良好な関係を確保していくことも大事だが、除夜の鐘は年に一度、短時間のこと。伝統や歴史、残すべき文化であることなど除夜の鐘の音に対する社会的な評価を考えた上で、寺院が適切に判断すべきだ」と話している。」
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自称弱者という少数派の暴走が、日本民族の宗教や文化を崩壊させていく。
少数派が多数派を駆逐する。
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伝統的民族宗教の風物詩がまた一つ消されようとしている。
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少数派には、日本的な「郷に入っては郷に従う」は通用しない。
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弱者を名乗って傲慢になる少数派。
多数派は、少数派の正義を怖れ、穏便に済まそうという同調圧力で少数派に従う。
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外国人移民が増えれば、同時に少数派の数も増える。
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異なった宗教や文化を持った外国人移民が増えるや、日本民族の宗教や文化は少数派に配慮して徐々に行事を減らしていく。
宗教・文化の多様化では、少数派が主導権を握って社会変革を行い、多数派は少数派の圧力に屈して民族的伝統を「悪」として捨てて行く。
グローバルは、民族的宗教や文化を消し去る。
日本神道や日本仏教は、ローカルな民族宗教である。
キリスト教やイスラム教は、グローバルな普遍宗教である。
地球規模、人類の総人口約70億人からすれば、日本神道や日本仏教は約1億2,000万人の少数派である。
キリスト教やイスラム教は人種・民族に関係なく信者を増やして増加するが、日本神道や日本仏教は人口激減で信者を減らし始めている。
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除夜の鐘が騒音なら、キリスト教会の鐘も騒音であり、イスラム教の祈りの声も騒音であり、如何なる音も無関係・無関心な他人からすればうるさい騒音である。
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