🌏43)─1─欧米人は開国期の日本人に醜悪を感じ嫌悪した。〜No.138No.139No.140 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 国・政府や国民は、他国より自国の発展や進歩を、他国民よりも自国民の幸せと豊かさを優先する。
 他国・他国民の為に自国・自国民を犠牲にする人間はいない。
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 日本人などは、褒められた人間ではない。
 日本人ごときは、賢くもなく、優れてもいないし、秀でてもいない、むしろ、はっきり言って世間知らずで、愚かで、馬鹿で、救いがたいほどのダメ人間である。
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 日本民族日本人は、西洋諸国からアフリカ人同様に奴隷にされた人間である。
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 2019年10月17日号 週刊文春「文春図書館
 『欧米人の見た開国期日本』 石川榮吉著 角川ソフィア文庫
 評・坪内祐三
 サッカーのワールドカップとラグビのワールドカップは大した違いないと思っていたが、実はかなり違うことを知った。
 つまり、代表の資格問題。
 ラモスやロペス、トゥーリオのようにサッカーの場合は日本国籍を有していなければ日本代表になれない。
 ところが、ラグビーの場合は3年以上日本にいればOKだ。これは素晴らしい。
 東京オリンピックが近づいて来て、ニッポン、ニッポンといううっとうしいナショナリズムの気運が高まって来ている。
 しかしワールドカップラグビーの日本代表はそういうナショナリズムを『脱構築』する。
 アホなナショナリズムはもうやめにしよう。
 ポイントは異文化理解だ。
 その点で『欧米人の見た開国期日本』は読みごたえある。
 幕末に日本によって来た欧米人に、日本人の顔に『醜悪』に見えた。慶応2(1866)年から1年間滞在したフランス海軍士官(国籍はデンマークエドアルド・スエンソンの目にもそううつった。しかし、『醜い大衆の中にも、ときとして気高く人品の良さそうなものが見出される』というのだ。
 〈これはおそらく、鎖国以前に彼らの祖先とヨーロッパ人が混血した結果であろう。大衆のあいだには、こうしてヨーロッパ人の血が流入したが、いっぽう高貴な家柄にはそうしたことがなく、血の純血が保たれてきたと思われる〉
 女性の場合は人為的な部分もあった。イギリスの秘書官ローレンス・オリファントは、『旅行者が日本人の群衆のあいだで、女性について受けた最初の印象は、最高に醜いということである』、すなわち、『眉毛のないこと、そして黒く染めた歯は、きわめていたましい不愉快な効果を生じている』と述べている。
 アメリカ駐日総領事ハリスの書記官兼通訳だったヒュースケンは下田で盂蘭盆会(うらぼんえ)を見たが、祈っているのは女ばかりだった。彼の『観察はさらに進み、神社であろうと寺であろうと、礼拝の場所に集まるのはつねに女』だった。著者はその事例を東京巣鴨の『とげ抜き地蔵』(『お婆ちゃんの原宿』)と結び付けて考える。『女性が男よりも信心深いということもあるかも知れないが、礼拝の場が信仰にかこつけて、女性たちの平素(へいそ)の男の抑圧からの逃避と社交の場となっていたのではあるまいか』。
 飲食の問題となるとその差は激しい。ハリスは1857年6月の日記に、『ここ2ヶ月以上も小麦粉・パン・バター・ラード・ベーコン・ハム・オリーブ油など、あらゆる種類の洋食材を切らし、米と魚と貧弱な鶏とで食生活を続けている』と書いている。
 一方、やはり長崎のオランダ商館に勤務していたフィッセルは、『生焼けのビフテキのできるあの生の鰹』すなわち鰹のタタキが『格別においしい』と述べている。」
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 欧米人から見た時、日本人女性は醜かった。
 日本人女性は眉毛を剃り歯を黒く染め、アイヌ人女性は顔に入れ墨をいれ、琉球人は手に入れ墨を彫った。
 縄文人の子孫は、女性の体に入れ墨を入れる事が美しいと信じていた。
 ルネッサンス期のビーナス像を女性の最高の美だと確信する欧米人の美観からすれば、日本の美は醜悪で悍ましく破壊的であった。
 大和撫子や手弱女は、ナショナリズムとして作られた新しい日本人女性の理想像に過ぎない。
 江戸時代で飛ぶように売れた美人画は、芸者や遊女・花魁などの商売女・娼婦・売春婦である。 
 西洋で美術品として価値の高い美人画は、女王、王妃、令嬢など支配階級・上流階級の高貴な女性・娘・少女である。
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 開国期。日本を訪れていた欧米人は、キリスト教優位宗教観と宗教的白人至上主義から、日本人を下等で劣等な猿と見下していた。
 世界は、日本人を人間ではな家畜同様の獣と蔑視していた。
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 欧米諸国は、日本に対して植民地拡大という高度なゲームを仕掛け、日本を如何に占領し、日本人をどう奴隷にして使役するかしか考えていなかった。
 キリスト教会は、キリスト教諸国の非キリスト教諸国への侵略を祝福していた。
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 欧米列強が日本に来たのは、日本を開国させ近代化する為ではなく、幕府・佐幕派と朝廷・倒幕派に大量の武器を売って内戦を起こさせ、日本を戦乱の中で崩壊させる為であった。
 つまり、清国におけるアヘン戦争ではなく、多数派に対して少数派を反乱させて滅亡させたムガル帝国ビルマ王国の再演であった。
 そして、利益を得る為に少数派を手懐け、少数派に権力と富を与え多数派を暴力と貧困で支配させる。
 その為に利用されたのが、宗教と哲学・思想・主義主張であった。
 宗教がキリスト教であり、哲学・思想・主義主張がマルクス主義共産主義)であった。
 特定の宗教や特殊な哲学・思想・主義主張を本に「一人が万民の為に、万民が一人の為に」を真顔で語る人間は、疑うべきである。
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