💄55)─1・B─日本で性差別・弱者虐待・性暴力が深刻な社会問題となりつつある。〜No.112No.113 ⑪

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 世界が見る日本の実像。
 日本は信用され、日本人は愛されている、とは嘘である。
 現代の日本人と昔の日本人は、別人に近い日本人である。
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 2019年8月16・23日号 週刊朝日「ニッポン スッポン ポン NEO
 北原みのり
 ドイツ人の『なぜ』の尋問
 『「なぜ日本では#MeTooが盛り上がらないのだろう」と取材を始めたら、「わりと盛り上がっている」と途中で取材方向が変わったので、話を聞きたい』
 そう言って先日、ドイツ週刊誌『シュピーゲル』の取材を受けた。ヨーロッパ最大の発行部数を誇る週刊誌が、なぜ日本の#MeTooを?と不思議だったが、取材に来たライターによれば、『日本人は優しく、サービスは素晴らしく、街は清潔で、治安も良い。それなのに性差別はすさまじい。娘への強姦を続ける父親への無罪判決など、女性の人権が軽視されているのでは』とのことで、つまり日本の性差別はニュースとして価値があり、そこでの#MeTooもまたニュースなのだということだった。
 彼女は私に『なぜ』『なぜ』『なぜ』を連発した。
 『なぜ、日本では児童ポルノ(アニメのポルノのことだった)が流通しているのですか?』
 『二次元での表現は合法です。表現の自由です』
 『なぜですか?』
 『わかりません』
 『日本では、性教育がほとんどないと聞きました。なぜですか?』
 『わかりません』
 もちろんドイツにだって性差別は根深くある。それでも例えば大臣が『セクハラ罪という罪はない』と発言した後も大臣で居続けられるなど、フツーに考えられないことなのだという。
 うらやましい。そもそも日本ではセクハラが人権問題として捉えられず、軽く扱われているのかも。そう言うと、『#MeToo=人権だけど?なぜ?』と驚かれた。
 次第に、『セクハラ罪という罪』を抱えた国の民として尋問されているような気分になってきた。彼女検事のような顔で聞く。
 『なぜ、日本の女性は怒らないんですか?』
 『怒っています』
 『なぜ、それが大きな流れにならないんですか』
 『わかりません』
 ドイツでは性暴力や性的同意について子どもの頃に学校で教わるという。性暴力被害者の多くは『自分に何が起きたのかわからない』という思いをする。被害者の沈黙で加害者は守られている。幼い頃から『同意がない行為は暴力』という教育を行うことで、性暴力を可視化し、告発しやすい社会をつくるのだ。日本ではピルについて教えるのも騒動が起きます、と言うと、もちろん『なぜ』と聞かれた。
 約2時間の尋問。私は首を垂れ、うなだれた囚人のごとくこう答えた。これが多分ん、本件の真実です。
 この国には、女性に人権がないんです。男にも少ししか人権がないんです。だから、きっとこんな状況なんです。
 しかし鬼検事は尋問の手を緩めずに最後の『なぜ』を放つ。『なぜ、人権がない?』
 それにはこう答えた。
 『だから声をあげているんです8月11日のフラワーデモには沖縄と京都も加わった。全国で女性たちが性暴力と闘おうとしている。こんなふうに、私たちの声が変えられていくしかないんです』
 さすがに『なぜ』はもうなかった。」
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 日本に女性軽視、女性蔑視、女性虐待などの性差別が蔓延し深刻化したのは、奈良時代の仏教「修行の障り」、江戸時代の儒教「男尊女卑」、明治時代のキリスト教「家父長主義」、敗戦後のマルクス主義共産主義)などの諸毒が原因であった。
 その諸毒が、日本を回復不能な状態へと追い込みつつある。
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 日本民族日本人は、見境ない乱婚を繰り返して生まれた混血の雑種民族である。
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 女性蔑視・女性軽視の権化とも言える国家・組織が存在する、国家としては中国共産党政府・北朝鮮労働党政府であり、宗教であればキリスト教イスラム教・ユダヤ教である。
 中国共産党だは、女性は最高権力を保有し行使する党首・主席にはなれない。
 バチカン=ローマ・カトリック教会では、女性は如何に敬虔な聖職であっても枢機卿になれないし教皇にもなれない。
 イスラム教やユダヤ教には、女性の律法学者や宗教指導者はいない。
 儒教においても、女性の儒学者はいない。
 仏教には尼僧がいるし、神道には女神主がいる。
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 日本では、一般犯罪は減る傾向にあるが、個人・集団の強姦などの性暴力犯罪や異性殺人などの凶悪犯罪が増え始めている。
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 現代日本の凶悪化凶暴化する性差別は、現代日本人が自分で作り出している深刻な現象であって、日本民族日本人が持っている特有・固有の病的性癖ではない。
 原因は、過去ではなく現在に存在する。
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 現代日本は、父親・男性優先のオス論理で動いている。
 昔の日本は、母親・女性優位のメス論理で動いていた。
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 日本では、男は人間として傲慢不遜な亭主関白あるいはバカ亭主であったが、女性は全ての人間の上に鎮座する山の神であった。
 つまり、日本社会は女性のカカァ天下である。
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 日本の文化とは、母親が我が子を抱きしめ包み込むような女性的である。
 日本の「おもてなし」とは、母性であり女性の心遣い気遣いである。
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 縄文人は、命の神秘と永遠の命を躍動的に表現するべく、見える化の為に使ったのが縄文模様である。
 縄文模様は、蛇の蛇行であり、それは古代エジプトに通じている。
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 縄文時代は、女性を神聖化し敬い崇めていた。
 その証拠が、土偶である。
 女性は、命の危険を冒して子供を産み、夜泣きや駄駄を捏ねて愚図など手に負えない子供をあやして育てる、など屈強・頑強な男ではできない事がやり遂げるからである。
 縄文人は、命を生み育てる女性の神秘から、大地母神産土神など女性を想わせる神々を崇拝した。
 日が昇り・日が沈みそして又日が昇るから霊魂・魂の永遠を信じ、それを可能にしているのが女性の力と信じた。
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 日本の最高神は、天皇家・皇室の祖先神である天照大神伊勢神宮の祭神)である。
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 日本人の信じる宗教観は、密教の胎蔵教・胎蔵界金剛経金剛界との両部・両界並立である。
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 現代の日本人は、女性や子供、病人や障害者など弱者に対して非情と言えるほどに薄情であり、冷淡である。
 如何に困っていても、関わり合いたくないとして見て見ぬ振りして立ち去か、邪魔だと嫌悪し苛立ちの冷たい目を向けて立ち去る。
 日本を支配しているのは、他人をあてにしない・他人に依存しない・他人を頼らないという自己責任・自力救済の原則である。
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 日本の権利は、死んだ、殺された被害者ではなく生きている加害者に重きが置かれている。
 それが、日本における命重視の人権である。
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 1945年8月9日から9月5日まで、満州南樺太北朝鮮などでソ連軍・ロシア人主義者、中国人暴徒、朝鮮人暴徒による数十万人の日本人(主に女性や子供)虐殺は歴史から抹消されている。
 現代日本人は、虐殺されて日本人は唾棄すべき軍国主義者・ファシスト国粋主義者民族主義者であったとして生きて存在していたこと自体も完全に否定されている。
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