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関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ 【東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博】・
真面目な日本人は2割で、不真面目な日本人が3割で、どちらともいえない付和雷同するあやふやな日本人が5割いる。
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内村鑑三「人生の目的は金銭を得るに非ず、品性を完成するにあり」
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現代の日本人は、老後資金を稼ぐ為に、人としての品位・品性・品格を捨てた。
日本には、守銭奴が増えて、貧富の格差が徐々に広がってきている。
赤貧は美徳ではない。
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2019年5月30日号 週刊新潮「転売続出に溜め息しかでない
令和の『ご朱印』狂騒曲
これでは、参拝者失格の烙〝印〟を押されても仕方あるまい。令和へ改元されるタイミングで勃発した『ご朱印騒動』である。ブームに拍車がかかり、数時間待ちの行列に並び苛立つ人、巫女に罵声を浴びせる者、高額で転売する輩まで現れた。
新元号へ代わった5月1日、東京に鎮座する明治神宮にはご朱印を求めて、長蛇の列ができていた。看板には10時間待ちの文字。明治神宮の担当者に聞くと、
『そうした看板を出したのは事実ですが、その後、対応に努めたため、実際は最高で8時間待ちでした。御世代わりにあたって神社に参拝する姿に、日本人本来の純粋な心の発露を見た気がしました』
思いを巡らしたのも束の間、すぐに裏切られることになる。手に入れたご朱印をオークションサイトなどで転売する人が続出したのである。メルカリや他のサイトで検索すると、数千円から数万円、中には、27万円3,000円まで高騰したとご朱印もあった。高額商品となったそれは4月30日と5月1日の日付が入った明治神宮のご朱印のセットで、『ヤフオク!』にて6日に落札されている。
『ある転売サイトには遺憾の意を伝え、販売を即刻やめてほしいと、数回申し入れました』(同)
ご朱印の頒布(はんぷ)をやめてしまった神社もある。17日からの三社祭で沸いていた浅草神社だ。例年、祭りに合わせて特別ご朱印が授与されるが、今年は中止となった。転売に加えて、神社職員や巫女に対して暴言を吐いたり、『こっちはお客さんだぞ』などと、罵声を浴びせたりする参拝者がいたからだという。
ご朱印先行型
ご朱印研究家の村上哲基氏が解釈する。
『そもそもご朱印の起源は鎌倉時代にはすでに存在していた六十六部という行者にまでさかのぼることができます。全国66ヵ所の神社やお寺に法華経の写経を奉納し、受け取りの証明をもらっていました。時代は下がって、19世紀に入ると庶民も旅行できるようになり、手作りの納経帳が広まっていきました。最近では、限定ご朱印も登場し、それがSNSで拡散されることでブームが過熱していったのです』
宗教学者の島田裕巳氏は、
『平成に入ってから、初詣など神社仏閣への参拝客が減っているのも事実。そこで、人を集める手段として特別なご朱印を作った。今回の事態を招いたのは神社仏閣にも一つの要因があったと思います』
と、神社側の苦しい台所事情を説明する。結果、
『いまは参拝もせずにご朱印だけ手にする〝ご朱印先行型〟の人が増えています。何のためのものか、もはや分からなくなってしまいました』(同)
文字通りのスタンプラリーに成り果てたのだ。
『日本人もここまでダメになったかという思いです』
そう語るのはジャーナリストの徳岡孝夫氏。
『本来、参拝して受け取るはずのものを転売によって手にするのであれば、ご朱印を集める意味はありません。四国八十八ヵ所に代表されるように、苦労して巡り歩くという行為に価値がある。ご朱印を大事にする、今はもうそういった時代ではないのだ、という寂しさを感じますね』
売る方も買う方も転売する方も五十歩百歩。古来、庶民が崇める〝スター〟だった神々から、溜め息が聞こえてきそうだ」
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ご朱印とは、神社仏閣を巡る旅路で命を落とす事を覚悟し、拝受する為に死ぬ事を覚悟して宗教的精神的修行である。
宗教心・信仰心に関係なきご朱印だけ欲しければ、ご朱印もお札・お守り・おみくじ同様に印刷にした方がスッキリする。
AIが神になろうとしている現代、ご朱印、お札、お守り、おみくじには意味がなくなる。
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現代日本には、目に見えないドス黒いえげつない闇が潜んでいる。
現代日本人にとって大事なのは、神仏に対する敬虔な念いではなく金で、宗教には魅力を感じないし関心も興味もない。
今後、外国人移民(主に中国人移民)が増えればその傾向はさらに増加する。
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日本の神社仏閣は、滅び行く宗教施設である。
何故なら、日本の神社仏閣は日本民族日本人だけの宗教施設であり、他人に信仰を広め信者を増やそうとしないからである。
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グローバルな普遍宗教は、ローカルな民族宗教を滅ぼし消滅させていく。
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日本で「神殺し」が急速に進み、取り返しが付かない、後戻りできない所まで事態は悪化しつつある。
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昔、キャラメルやチョコレートのおまけが欲しい子供が、商品を買っておまけだけを取ってキャラメルやチョコレートを捨てるという社会問題が起きた。
ご朱印や号外転売事件は、昔は子供が行っていた事が今や大人がするようになったと言う事である。
つまり、絶望的な日本の大人の幼稚化・劣化・愚劣化である。
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江戸中期頃から、遠隔地にある寺社仏閣や霊場に参拝したいが仕事や病気などで行けない者による、参拝に出かける他人に代参を頼み、寄進料を預け護符の拝受を依頼する代参講が流行った。
代参は、人とは限らず動物でも行われていた。
歴史的事実として、伊勢参りをする犬や牛の話が残っている。
物語で有名なのが、ヤクザである森の石松の金比羅代参である。
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現代の日本人と昔の日本人は、別人の様な日本人である。
現代の日本人は、昔の日本人ほど敬虔で真摯な宗教心はない。
しかし、日本人はもともと中華儒教的廃仏毀釈やキリスト教的宗教破壊を行う素質を持っている。
つまり、口先だけで心などない。
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現代日本人には、犬や牛のような畜生にも劣るつまらない日本人が少なからずいる。
そうした詰まらない、くだらない日本人を量産したのが、戦後の反戦平和教育である。
戦後の反戦平和教育とは、日本を呪い民族の伝統・文化・宗教を破壊する目的の、敗戦後のキリスト教史観・マルクス主義(共産主義)史観と1980年代の日本人極悪非道の凶悪犯史観である。
1990年頃からその成果が現れ始め、2010年頃には姿がハッキリ見え始め、その影響が広く浸透し始めている。
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