⛩244)─2─日本社会は、金太郎飴的秀才を育て個性の強い天才・神童を殺す凡人社会である。/〜No.496      

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   ・   ・   【東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博】・   
 日本社会は、大多数の努力しない凡人、少数の努力した秀才、極稀に生まれる天才や神童で更生されている。
 故に、日本人は特別な存在ではなく、特殊な才能もないし、取り立てて優秀でもない。
 日本を陰鬱に支配している空気・空気圧・同調圧力とは、秀才の劣等感と嫉妬心である。
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 中華儒教的に言えば、日本人は小人・侏儒・無教養・野蛮であって聖人・賢人、士大夫・読書人ではない。
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 日本の凡人は、必然ではなく、勢い・活きよい、偶然、幸運で生きていた。
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 2019年5月16日号 週刊文春「文春図書館
 私の読書日記 瀬戸健
 『天才』を殺さないために何をすべきか
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 チャレンジするときに大切なのは前に進み続ける覚悟です。組織においては、それぞれの持っている才能にブレーキをかけず、最大限に発揮してもらうことが重要です。日本の組織は『出る杭』を打ってしまいがちですが、チャレンジの局面ではいかに『出る杭』に活躍してもらうかが大切になってきます。
 そんな関心から手に取った『天才を殺す凡人』(北野唯我 日本経済新聞出版社 1,500円+税)には、なぜ組織において『天才』の能力がつぶされてしまうのか。その答えが書かれています。世の中には『天才』と『秀才』と『凡人』がいる、と著者はいいます。三者のあいだにはコミュニケーションの断絶があるのです。凡人は天才が理解できずに排斥する。秀才は天才に嫉妬する。天才は秀才に関心がない。秀才は凡人を見下す。凡人は秀才を天才と勘違いする。天才は凡人に本当は理解してほしい。シンプルに言えば、これが『凡人が天才を殺す理由』なのだそうだ。
 私は、組織のなかで反対意見が出ることはすごく重要だと考えます。尖った意見に対しては、かならず反対意見がでるものですが、そのこと自体がそもそも『競争力の源泉』になるからです。『単純な値下げ』など、みんなが稟議(りんぎ)を簡単に通せるような施策は、他の会社でも『いいね』と言われるでしょう。そこに競争力は生まれません。しかし、反対意見が社内でも出るようなものは、他の会社でも反対意見が絶対に出る。その時点で、すでに競争力は生まれているのです。
 成果が出る組織というのは、本書で言われる『天才』、つまり能力ある人の『尖った意見』が多数決で殺されないような組織です。経営者は、彼ら彼女らがイキイキと活躍できる空気を作り出す必要があるでしょう。
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 大切なのは、あらゆるところにいるこうした『振り切った』人材を生かすことです。
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チャレンジしていくうえで、競争力を生み出す『価値』とはなんだろうか?
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 思い出したのは、小学生のときに作った親へのプレゼントです。親の誕生日に『なんとかして喜ばせたい』と思った私ですが、なにせお金がありません。そこで私は、捨てられていたカマボコの板を使って箸置き作りました。箸置き以外にも、彫刻刀でオブジェのようなものをつくったこともあります。
 小さいころはみな『喜ばせの達人』だったはずです。手に入るものの中で一生懸命に工夫をしていた。それが大人になると、いつのまにか『お金で解決する』ようになってしまう。喜ばせの達人だったはずの人がクリエイティビティを失ってしまうことをすぎく残念に感じます。
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 相手のことを思って『どうしたら喜んでもらえるかな?』と考える。そういった思いやりと、相手を思う時間こそが大切なのです。それが結果的に、お金で計れない代替不可能な『価値』になるのです」
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 日本は「出る杭は打たれる」で、その為にイノベーションは起き辛い、というより寄って集ってイノベーションを潰している。
 自分に気に入らないイノベーション潰し傾向は、高学歴出身知的エリートに強い。
 彼らの口癖が、「将来ある優秀な若者よ、怖れずにイノベーションを起こせ」である。
 日本の基本方針は、リスクを取らず、リスクを最小限にして、利益を得る、金儲けをする、事である。
 イノベーションは、既存の改良ではなく、凡人を否定し、既存を破戒し廃棄する事である。
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