⚔483)─1─日本の失敗は言霊を信じて第二案、次善の策・プランBを立案する事を嫌ったからである。~No.113No.1114   ≪58≫     

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   ・   ・   【東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博】・   

 軍国日本・日本軍は、精神主義・根性に頼り、戦略計画、戦術作戦、補給輸送、情報謀略など近代戦、総力戦が理解できないほどの愚かであった為に負けるべくして負けた

 日本の失敗、敗北は、愚かさが招く必然であって偶然ではなかった。

 その傾向は、現代の日本にも受け継がれ、2011年3月11日の東日本大震災と第一福島原子力発電所事故で右往左往と醜態を晒し無能無策を露わにした事である。

 日本の高学歴出身知的エリートの限界である。

 答えのある所で答えを出し、答えのない所で答えを出さない。

 考えても何もないのなら考えない。

 あるものだけを考える。

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 2019年4月18日号 週刊文春池上彰のそこから!?
 〘言霊の幸せはふ国と・・・〙
 ……
 令和に決めた理由について安倍晋三首相は、こう説明しています。
 〈この『令和』には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められております〉
 〈悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然。こうした日本の国柄を、しっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたい、との願いを込め、『令和』に決定しました。〉
 この説明を聞いて、私は『ああ、日本は言霊の国だなあ』と感を強くしました。
 言霊とは、言葉に宿る霊的な力。つまり言葉には不思議な力があるという考え方です。声に出した言葉は現実社会に影響を与えると古来より考えられてきました。この考え方が端的に出ている言葉が、令和の出典になった万葉集にあります。山上憶良遣唐使に贈った歌です。
 『神代より 言ひ伝(つ)て来(く)らく そらみつ 倭国(やまとのくに)は 皇神(すめかみ)の厳(いつく)しき国 言霊の 幸(さき)はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり』
 これは、『神代から言い伝えてきたように、大和の国は天皇の祖先の神が威厳が揺るがぬ国であり、言霊の働きによって幸いをもたらされる国だ』という意味です。
 また、柿本人麻呂の歌には、次のものがあります。海路に出る人に贈った歌です。
 『磯城島(しきしま)の 大和の国は 言霊の助くる国ぞ ま幸くありこそ』
 これは、『大和の国は言霊が助けてくれる国です。(だから声に出して言うのです)無事でありますように』という意味です。
 良い意味の言葉を発すると、良いことがある。これが、日本が代々受け継いできた言霊信仰です。元号には言霊が宿っているのです。
 プランBを考えない国に
 言葉には不思議な力がある。確かに言葉によって励まされたり、言葉によって落ち込んだりします。なるべく良い言葉を使おう。ここからおめでたい席での忌み言葉が生まれます。たとえば結婚披露宴。『切れる』『わかれる』『壊れる』などという言葉を使うことは避けられる。
 宴が終わるときに『これで披露宴を終わります』などと言ってはいけませんね。二人の結婚が終わりを迎えるかのような不吉な言葉とされるからです。こういうときは、『これでお開きとします』と言います。『開く』なら末広がりのイメージがあるからです。
 水辺に生える葦(あし)は、悪(あ)しにつながるとして、葦(よし)と読み替えることもありました。
 ここまでは、日本の文化として誇るべきものでもありますが、日本人の発想を縛ってマイナスに働くことも起きています。
 たとえばみんなでプロジェクトに取り組んでいるとしましょう。誰かが『もし失敗したら・・・』などと懸念を示そうものなら、『不吉なことを言うな』と言われかねません。そして心配通りに失敗すると、『お前が変なことを言ったからだ』と非難されるのです。
 誰もそんな目にあいたくありませんから、失敗した場合を想定できなくなります。失敗してから『想定外』などと言い出すのでしょう。
 太平洋戦争中、日本軍の指揮官の中には不吉なことを考えないようにして、『念じれば実現する』などと神がかり的な発想にとらわれる人物がいたものです。
 たとえば当時のアメリカ軍は、東南アジアの島々にある日本軍基地を空爆する際、戦闘機や爆撃機が撃墜されることを想定し、海上に投げ出されたパイロットを救出するために事前に付近に潜水艦を配置していました。やがて第41代大統領になるジョージ・H・W・ブッシュ(パパブッシュ)は1944年9月、父島の爆撃に出撃。日本軍によって搭乗していた爆撃機が撃墜されましたが、海上を漂っているところを潜水艦によって救出されました。
 ブッシュが救出された後も、潜水艦はその海域に留まり、撃墜されたパイロットや搭乗員を救出していました。
 その点、日本軍は撃墜されたときのことを想定せず、多くのベテランパイロットを失ったのです。
 アメリカの政財界で新たな政策やプロジェクトを始めるとき、必ず聞かれる言葉は『プランBはあるか』というものです。現在推進している方針がうまくいかなかったらどうするのか。常にこれを考えなければならないのです。
 『もし失敗したら・・・』という言い方をすると非難されるのであれば、『プランBをつくっておこう』というポジティブな言い方なら通用するかも知れません」
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 日本は、世界の非常識として理解されず、中国や朝鮮などの中華の儒教的常識からも逸脱しているとして嫌われている。
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 日本民族日本人は、哲学、思想、主義主張を持たないだけに、大陸に普通にある論理的思考、観念主義、合理主義などが理解できなかった。
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 日本民族日本人は、一つの計画・プランAを実行し、成功して生き残るか、失敗して死ぬか、の二者択一の選択しかなかった。
 日本民族日本人は、潔さから諦めが早い。
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 日本民族日本人は運命論者で、言霊の効力を信じていたが、同時に言霊の霊力は信じてはいない。
 表だけにこだわらず、裏、横、斜め上、斜め下もありうると考えていた。
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 日本民族日本人は、小さな舟で海・川・湖を行き来していた南方系海洋民と揚子江沿岸民・大地を獲物を追って走り回っていた西方系草原民・山岳奥地で獲物を求めて登って下っていた北方系山岳民の三者が日本列島に渡って出会い、乱婚して生まれた雑種の混血民族であった。
 日本民族日本人とは、水の民と地の民と山の民の血が流れる雑種・混血であった。
 混血度が、濃いのが日本民族日本人で、中程度が琉球人で、薄いのがアイヌ人である。
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 縄文人は、日本列島を中心として、南は沖縄、奄美大島、西は朝鮮半島南部、北は北海道、北方領土4島、千島列島、樺太に広く住み、日本海を主要航路として行き来していた。

 生きる為に、小舟で沖縄から千島列島や樺太を行き来し、中には台湾から東南アジアへと舟を進ませていた。
 日本海は、日本から見た海であって朝鮮から見た東海ではない。
 縄文人は海洋民・山野の民・草原の民の混血児として日本民族日本人、琉球人、アイヌ人などの祖先であって、草原の民の子孫である朝鮮人や中国人とは関係ない。
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 日本列島とは、地の果て、大地の縁(へり)・端、大地と海の水際・岸辺・渚、生と死の境目・境界で、その先は死しかなかない太平洋であった。

 渡り鳥を追って舟を進める海洋民は、渡り鳥が飛んでいかない方向への海には陸地がないとして舟を進めなかった。

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 日本には、次の策や第二案、プランBやプランCがない為に、最初の計画やプランAが予定通に成功しないと全てが駄目になって失敗する。
 日本には後がない、のである。
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 日本民族日本人は、生きる為の逃げ場がない、生死の関頭に立ついた。
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 古代から、大陸や半島の敗北者や弱者は、勝者や強者に追われて、日本列島に逃げ込み太平洋を背にして、二度のチャンスはない絶望的最悪の状況下で命を守る為に武器を取って身構えていた。
 日本民族日本人が「好戦的な尚武の民」と言われるのは、この為である。
 戦う為に敗北者や弱者を一つにまとめていたのが、和を乱さない空気・空気圧・同調圧力であった。
 日本列島とは、地政学的に四面楚歌の地であり、戦略戦術的に背水の陣しかなかった。
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 日本民族日本人の生き方は、一回こっきりの一か八かの賭け勝負で、次善の策やプランBはない。
 日本民族日本人は、恐怖心が強く、ストレスに弱い為に、行動はビクビクしてゆとりや余裕がない。
 日本民族日本人のメンタル面が気弱、ひ弱で臆病な為に、失敗する事を思うと怖くてしかたがない為に、次善の策やプランBを考える事を嫌った。
 つまり、成功は考えるが失敗を考えない。
 それは、楽観的積極的というより悲観的消極的だからである。
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 明日の命・定めもわからに身であるがゆえに、今の一瞬を楽しむべく、花鳥風月+虫の音に心を寄せ和歌を詠んで寛いだ。
 言霊は、こうして生まれた。
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