🎃11)─1─韓国人文化財窃盗団による仏像泥棒事件。~No.24No.25・ * 


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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2014年11月25日 産経WEST 「また対馬で仏像窃盗、韓国人住職ら4人を逮捕 警察官が港で職質、経典も所持【韓国・北朝鮮】 .
 韓国の警察が回収した、長崎県対馬市にある海神神社の国指定重要文化財銅造如来立像」(左)と、観音寺の長崎県指定有形文化財観世音菩薩坐像」=平成25(2013)年1月、韓国・大田(聯合=共同)
 長崎県警対馬南署は24日、同県対馬市の寺から仏像を盗んだとして、窃盗の疑いで韓国人の男4人を逮捕した。うち2人は容疑を否認しているという。
 対馬南署によると、逮捕されたのは、韓国の寺の住職の金相鎬(70)、農業の金溶晃(54)、会社員の李哲佑(47)ら4容疑者(職業はいずれも自称)。
 韓国人4人の逮捕容疑は24日午前10時〜午後1時50分ごろ、対馬市美津島町の寺から銅製の仏像を盗んだとしている。仏像のほか複数の経典も持っており、対馬南署は関連を調べる。
 対馬南署によると、仏像は高さ約11センチの「誕生仏」で、対馬市指定の有形文化財。24日午後2時ごろ、対馬南署に住職の男性から通報があった。その後、署員が対馬南部の厳原港で男4人を見つけ職務質問。所持品から仏像が見つかったため逮捕した。
 平成24年10月には対馬市の神社と寺から盗まれた仏像2体が韓国に持ち込まれた。うち1体の県指定有形文化財観世音菩薩坐像」について、韓国中部の大田地裁が翌年2月、日本への返還を差し止める仮処分を決定した。」
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 朝鮮半島で最も価値があるのは中華文化で、中華文化を有り難く頂く為に朝鮮の民族文化は卑しい文化であるるとして否定した。
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 韓国儒教は、高麗仏教を弾圧し、朝鮮民族文化を否定し、民族的芸術品を破壊した。
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 韓国は、中国同様に、反日無罪である。
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 中国や韓国には、日本の善意は通用しない。
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 韓国人窃盗団の犯罪とは、キリスト教徒がイスラム教のモスクからコーランを盗み出す行為、或いは、イスラム教徒がキリスト教会からキリスト像を盗み出す事ににている。
 韓国の宗教観・信仰心とは、その程度の事にすぎない。
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 日本人は、宗教心が薄く、信仰心が弱い為に、他人が有り難く信仰する神仏は尊いとして敬意を込めて拝む。
 日本人は、世界で呆れられる程に宗教に関して節操がない。
 日本人は、宗教・精神面においても世界の非常識である。
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 李氏朝鮮王朝は、仏教弾圧として、許可た寺院は残したがそれ以外は打ち壊した。
 仏像や仏具は破壊され、経典や仏典は燃やされた。
 高麗の僧侶等は、仏像や経典を守る為に対馬五島列島に避難させ、日本人僧侶に托した。
 日本人僧侶達は、渡来してきた高麗仏や教典を寺に安置し、信仰の対象として大事に保護した。
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 日本国内の寺院で仏像や仏具の盗難事件が頻発し始めている。
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 11月25日 産経WEST「【対馬仏像窃盗事件】
 14世紀の大般若経経典もなくなる 仏像と一緒に保管
 長崎県対馬市の寺から仏像を盗んだとして、県警対馬南署が窃盗の疑いで韓国人の男4人を逮捕した事件で、同じ寺で大般若経の経典もなくなっていたことが25日、同市への取材で分かった。対馬南署は経典も盗まれた可能性があるとみて調べている。
 市によると、経典は14世紀ごろのものとみられ、仏像と一緒に保管庫にあったものがなくなったという。仏像は同市指定の有形文化財「誕生仏」で、9世紀の新羅時代のものとされる。
 対馬南署は24日、仏像を盗んだ疑いで自称住職の金相鎬容疑者(70)ら4人を逮捕した。仏像のほか、複数の経典も持っていた。
 2012年10月には対馬市の神社と寺から盗まれた仏像2体が韓国に持ち込まれた。うち1体の県指定有形文化財観世音菩薩坐像」について、韓国中部の大田地裁が13年2月、日本への返還を差し止める仮処分を決定した。
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 11月25日 産経ニュース 「対馬で仏像窃盗容疑 韓国人4人逮捕
 長崎県警対馬南署は24日、同県対馬市の寺から仏像を盗んだとして、窃盗の疑いで韓国人の男4人を逮捕した。うち2人は容疑を否認しているという。
 対馬南署によると、仏像は高さ約11センチの「誕生仏」で、対馬市指定の有形文化財。24日午後2時ごろ、対馬南署に住職の男性から通報があった。その後、署員が対馬南部の厳原港で男4人を見つけ職務質問。所持品から仏像が見つかったため逮捕した。
 平成24年10月には対馬市の神社と寺から盗まれた仏像2体が韓国に持ち込まれた。うち1体の県指定有形文化財観世音菩薩坐像」について、韓国中部の大田地裁が25年2月、日本への返還を差し止める仮処分を決定した。
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 11月29日 産経ニュース「長崎県対馬の仏像盗難対策で博物館新設へ 中村知事が表明
 長崎県対馬市の寺から盗まれた仏像「誕生仏」(市教育委員会提供
 長崎県対馬市で貴重な仏像の盗難事件が発生していることを受け、中村法道長崎県知事は27日、対馬に博物館を新設し、市内の寺社や個人から文化財を預かる計画の具体化を急ぐ方針を明らかにした。仏像などは長年にわたって住民の信仰の対象になっており、文化財を預けた寺社や個人には複製品を渡すことも検討している。
 中村知事は記者会見で「人口が減少し、地域によっては文化財に人の目が届かない状況にある」と説明、公的な施設で文化財を一括管理する必要性を強調した。
 博物館は、県と対馬市が協力し、市内にある県立対馬歴史民俗資料館の敷地に整備する見通し。
 対馬は、朝鮮半島からの渡来仏など貴重な文化財が多い。県によると、市内では国の重要文化財として10件、県の有形文化財(美術工芸品)には24件が指定されている。
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 11月30日 産経ニュース「日本流出の文化財も議論を」仏像返還要請に韓国、対日返還要求本格化も
 29日の日韓の文化担当相会談で、下村博文文部科学相長崎県対馬市から盗まれた仏像2体の返還を要請したことに対し、韓国の金鍾徳文化体育観光相が、植民地時代などに朝鮮半島から日本に持ち出された多数の文化財の返還も一緒に議論する機関の設置を提案した。聯合ニュースが報じた。
 韓国政府が今後、日本に存在する朝鮮半島由来の文化財の返還要求を本格化させる可能性が出てきた。
 金氏は、日本には朝鮮半島から持ち出された文化財が6万7千点以上あると主張し、これらの目録と持ち出された経緯を明らかにしなければならないと強調。下村氏は特に反応を示さなかったとしている。(共同)
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 11月30日 産経ニュース 「対馬で盗まれた仏像VS.統治時代の文化財 韓国、文化財返還機関の設置提案
 【ソウル=藤本欣也】韓国の金鍾徳(キム・ジョンドク)文化体育観光相は11月29日の下村博文文部科学相との会談で、統治時代などに朝鮮半島から日本に持ち出された文化財の返還などについて両国が協議する機関の設置を提案した。聯合ニュースが報じた。下村氏は特別な反応を示さなかったという。
 報道によると、横浜で行われた会談で、下村氏が長崎県対馬市の寺などから韓国人が盗んだ仏像について言及。金氏が「その問題だけでなく、日本側が韓国から不法に搬出した文化財も議論しなければならない」と機関の設置を提案した。」
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 12月9日 産経ニュース「 【劇場型半島】
 韓国「文化財闇市場」1000億円にのみこまれる対馬の仏像…盗みを正当化する“愛国”、「日本が返せ」とすり替えられる議論
 長崎県対馬市の梅林寺から盗まれた高さ約11センチの「誕生仏」(対馬市教育委員会提供)
 韓国の窃盗団によってまた対馬の仏像が盗まれた。2年前に盗まれた仏像2体は韓国の司法判断で韓国に留め置かれたまま。11月末の会談で日本側が改めて返還を求めたところ、「韓国から日本に持ち出された文化財は6万7千点以上あり、これらも議論する機関の設置を」と論点をすり替えるような提案がなされた。韓国内でも「2体を返すべき」との声も少なくないが、「ウリナラ(韓国)文化万歳」のナショナリズムの前には、道理が引っ込む不条理がある。(桜井紀雄)
 バッシングに懲りて世論迎合?
 新たに盗まれたのは、長崎県対馬市の梅林寺にあった市指定有形文化財の「誕生仏」。11月24日に盗難に遭い、通報で駆け付けた警察官が港で、誕生仏を所持していた自称住職(70)ら韓国人5人を見つけ、逮捕した。うち2人が「売ればカネになる」と供述したという。
 2012年10月にも、対馬市の寺と神社から国の重要文化財を含む仏像2体が盗まれ、韓国に持ち出される事件があっただけに、韓国でも「仏像の返還問題が韓日外交の争点になっている中、再び韓国人の窃盗事件が起きた」と衝撃をもって報じられた。
 12年に盗まれた仏像のうち1体について、本来の所有者を主張する韓国の寺の請求で、韓国の地裁が昨年2月、「日本が正当に持ち出した証拠がない限り、返してはならない」と、日本への返還を差し止める仮処分を決定。2体は韓国の国立文化財研究所に「接近禁止」の札を付けられ、保管されている。
 そうした最中、今年11月29日、横浜市で開かれた日中韓文化相会合に合わせた会談で、下村博文文部科学相が「長年、信仰対象として大切に保管されてきた」と、改めて2体の返還を韓国の金鍾徳(キム・ジョンドク)文化体育観光相に求めた。
 韓国の聯合ニュースによると、これに対し、金氏は「その問題だけでなく、日本側が韓国から不法に持ち出した文化財も議論しなければならない」とし、「この問題を協議する両国共同の機関を設置するよう」提案。「海外にある韓国文化財の43%に当たる6万7千点以上が日本にある」とも強調したという。
 そもそも、現在の窃盗事件の被害品と、過去の海外流出した文化財は、同じ議論の俎上に上げるべきものではなく、金氏の提案は論点のすり替えと言わざるを得ない。
 これには、伏線があった。昨年9月の会談でも2体の返還を求めた下村氏に対し、前任の文化体育観光相が「盗難・略奪文化財は返還すべきだ」と常識的な返答をしたところ、「返還を約束した」と報じられ、「勝手に返還を決めるとは何事だ」と韓国内でバッシングにさらされた。
 韓国世論受けするような今回の金氏の共同機関設置提案について、韓国メディアは「これを意識したのか、今回の韓国側の回答は大きく変わった」と伝えた。
 文化財流出大国? 文化財窃盗大国?
 金氏が述べた「日本への流出文化財6万7千点」については、韓国の国外所在文化財財団が、海外に流出した文化財は約15万点で、うち日本には、6万6824点あるとの調査結果を示しており、これに依拠しているとみられる。
 韓国では、個人保管を含めると、日本流出の文化財は30万点を超えるとも推定されている。韓国は「文化財流出大国」ともいえ、韓国政府は、日本や米国など各国に再三、流出文化財の返還を求めてきた。
 「韓国の文化財研究のために、日本を訪れなければならないほどだ」との皮肉混じりの声も漏れる。
 このため、日本側が会談で仏像の返還を繰り返し求めるのは、「『韓国は盗んだ文化財を返さない国』と宣伝すると同時に、日本による過去の違法な文化財持ち出しから目をそらす目的もあると分析される」(朝鮮日報)とうがった見方も韓国内でまかり通っている。
 今回の新たな仏像窃盗についても、韓国紙ハンギョレはコラムで、「相当数の韓国人は、倭寇に略奪された韓国の遺物を取り戻そうとしたまでだと解釈している」と、日本の受け止め方との隔たりの大きさに触れている。
 過去、日本の関西地方で高麗青磁仏画を盗んだ韓国人窃盗犯が逮捕後、「そうするしか、略奪された文化財を取り戻す方法がなかった」とうそぶいたとも伝えられる。
 最近も、盗品の仏像や仏画といった仏教文化財を収蔵庫にため込み、オークションに掛けていた末、仏教美術界で信望のあった私立博物館の館長(73)が逮捕されるという驚く事件も発覚した。
 韓国で文化財窃盗は以前から横行しており、窃盗団の一部が、韓国で高値が付く仏像などを狙って対馬に上陸したとみられている。
 韓国の文化財闇市場の規模は、1兆ウォン(約1千億円)台に上るとの推定もある。過去には、中国吉林省にある高句麗時代の壁画がチェーンソーで切り取られる事件が起きたが、韓国の古美術商の指示を受けた地元住民の犯行とされる。
 韓国は「文化財流出大国」であると同時に、海外をまたにかけた「文化財窃盗大国」でもあるようだ。
 返還主張も結局、「ウリナラ文化万歳!」
 とはいえ、対馬から持ち去られた仏像について、韓国内で「速やかに日本に返すべきだ」との正論も決して少数意見ではない。
 対馬文化の韓国人研究家は「対馬に残っている多くの文化財は、日本が盗み出したのではなく、交流の中、自然に渡ったもの。日本を“文化財泥棒”扱いせず、対馬に置いて、私たちのものだと誇るのが正しい」と韓国メディアに語っている。
 流出文化財を調べる国外所在文化財財団の理事長でさえ、中央日報の取材に、「不法行為は許してはならず、日本に戻すのが正しい」と強調し、司法判断で2年以上韓国に留め置かれている現状について、「原則もなく、場当たり的に対応した。判決による被害は甚だしい。日本の文化財界全体が反韓ムードに転じた」と批判した。
 ただ、この意見に対し、同紙記者は「市民の文化財愛が誤っていたのか」と問いただし、「もちろん文化的愛国主義は望ましい。だが、不法にやってはならない」と答えざるを得ないやり取りをみていると、韓国でより優勢な「正論」がどちらにあるのかが垣間見える。日本では、常識的とされる道理も「愛国」の旗印を前には分が悪いのだ。
 「対馬の仏像を日本に返還すべきだ」と行政訴訟を起こした僧侶もいる。慧門(ヘムン)僧侶だ。訴えは「原告の資格がない」と棄却され、控訴している。
 ハンギョレが慧門僧侶に対して行ったインタビューが興味深い。
 「私たちの文化財だといって盗むのは、単なる非文明的な行為だ」「盗んできた仏像は、日本に返さなくては。対馬の仏像問題は、刑事事件として扱わなければならない。民族感情で解決しようとすると、さらにこじれる」と実に歯切れがいい。
 返還を先延ばしする韓国当局に対しても「単に無能な行政であるにすぎない」ときっぱり切り捨てる。
 しかし、同僧侶は、韓国の文化財返還運動団体代表であり、北朝鮮の仏教組織とともに11月に「東京国立博物館保管の略奪文化財の返還を求める」共同声明まで出している。訴訟にしても「日本から文化財を奪還する上で、対馬の仏像窃盗問題が障害になっている」との立場から早期返還を主張しているのだ。
 インタビューの後半、「略奪した文化財を返さない日本に、なぜわれわれから積極的に返さなければならないのか」という質問にこうも語っている。
 「相手が悪いからといって、同じ対応をするのは文明人の取る態度ではない。私たちは、昔から日本に教える先生の国だった。仏の教えを伝えたのもわれわれだ。日本に道徳が何かをまず、われわれが知らしめなければならない」
 僧侶は生粋のナショナリストであり、文化的な“上から目線”で日本に諭そうとしているのだ。先に挙げた対馬文化の研究家も「対馬に置いて、私たちのものだと誇るのが正しい」と語っていることからみて、「ウリナラ文化万歳」の立場に違いはなさそうだ。
 韓国では、返還論の旗振り役もまた、「愛国」の文脈からすると、返還反対論者と何ら変わるところがないことになる。「そこのけ、そこのけ、ナショナリストさまが通る」の韓国の国情に変化が生まれる気配はいまのところ、うかがえない。
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 高麗縁起仏像の多くは、李氏朝鮮の崇儒廃仏政策による破壊から救う為に日本に持ち込まれた物である。
 その他は、日本に売られた仏像である。
 だが、それを証明する物は何もない。
 李氏朝鮮は、宗主国・明国に倣ってキリスト教と共に仏教も弾圧していた。
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 11月30日 産経ニュース「韓国窃盗団、改造漁船で日本に密入国 関係者3人逮捕
 【ソウル=藤本欣也】韓国・釜山地方警察庁は30日、警備艇より高速の改造漁船で韓国南部から九州に窃盗団を送り込んで日本に密入国させたとして韓国人3人を逮捕した。
 韓国メディアによると、容疑者らは3月30日、慶尚南道統営の防波堤から佐賀県まで8人の窃盗団を密航させた疑い。1人当たり密航料として1500万ウォン(約160万円)〜2千万ウォン(約210万円)を受け取っていた。改造漁船は、日本と韓国の警備艇の時速60キロを上回る時速100キロほどで航行できるようエンジン3個を装着していたという。
 報道によると、日本に密入国した8人は約10年前に日本で窃盗などを働き国外退去処分を受けていた。すでに7人は窃盗などの容疑で日本の警察に逮捕され、1人は逃走し韓国に潜伏しているという。」
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 2017年1月26日10:27 産経ニュース「長崎・対馬の盗難仏像、所有権を主張する韓国の寺への引き渡し命じる判決 韓国・大田地裁 仏像、日本に返さず 
 観音寺の長崎県指定有形文化財観世音菩薩坐像」=2013年1月、韓国・大田(聯合=共同)
 【ソウル=名村隆寛】長崎県対馬市の観音寺から2012年10月に盗まれ、その後、韓国で発見された県指定有形文化財観世音菩薩坐像」の所有権を主張する韓国の寺が、像の引き渡しを韓国政府に求めていた訴訟で、大田(テジョン)地裁は26日、像を韓国の寺に引き渡すよう命じる判決を言い渡した。聯合ニュースが伝えた。
 引き渡しを求めていたのは、韓国中部・瑞山(ソサン)にある浮石(プソク)寺。大田地裁は13年2月、同寺の求めに基づき、韓国政府による日本への返還を差し止める仮処分を決定していた。しかし、本訴訟が起こされないまま、韓国政府が仮処分取り消しを申請できる状態となっていた。
 日本政府は像の返還を求めていたが、像が14世紀に韓国で作られて倭寇に略奪されたものだと主張する浮石寺は、昨年4月に提訴した。韓国文化財庁は、略奪された可能性は否定しない一方、「断定は困難」としていた。また、浮石寺が本来の像の所有者であるとの証拠も乏しいとみていた。
 像は大田の国立文化財研究所に保管されている。
 この像とともに対馬市の海神神社から盗まれた国の指定重要文化財銅造如来立像」は、「不当な日本への持ち出し」は確認されなかったとして、15年7月に日本に返還されていた。」
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 1月26日16:46 産経ニュース「【対馬の盗難仏像判決】「韓国とは永遠に分かり合えない」 盗難仏像所有者の観音寺前住職が怒り
 田中節孝・前住職=長崎県対馬市(田中一世撮影)
 韓国の大田(テジョン)地裁が、長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像を韓国の寺に引き渡すよう命じた判決ついて、観音寺前住職の田中節孝氏は「品性を疑う判決。これが韓国という国なのか。やはり理解できない国だと改めて感じた」と怒りをあらわにした。産経新聞の取材に答えた。
 引き渡しを求め提訴していたのは、所有権を主張する韓国中部・瑞山市の浮石寺。現在仏像を管理している韓国政府が控訴せず、浮石寺に引き渡せば、本来の所有者である観音寺に2度と返還されない公算が大きい。田中氏は「韓国政府の品性を問いたい」と述べ、控訴するよう強く求めた。
 浮石寺は「仏像は14世紀、倭寇に略奪されたものだ」と主張しているが、明確な証拠は存在しない。対馬では、仏教を弾圧した李氏朝鮮時代、仏像破壊から逃れるため持ち込まれたと伝えられている。
 田中節孝氏と長男で現住職の節竜氏は昨年3月、「信者の心が休まることはない」として、韓国政府などに仏像の早期返還を求める手紙を送った。その後、大田地裁から文書で「係争中なので返せない」とそっけない返答があったという。田中氏は「時空を超えた論理の判決だが、これまでの経緯を考えると、韓国政府は控訴の判断をずるずる先延ばしし、期限が過ぎるかもしれない。むしろ、今回の判決にホッとしているのではないか」とも語る。
 平成6年には長崎県壱岐市から重要文化財の経本が盗まれ、酷似する経本が翌年韓国で見つかったにも関わらず、韓国政府は日本政府の調査要請を拒否。経本を国宝指定したこともある。田中氏は「理屈が通らない国だというのは分かっていたので、予想通りの展開ではある」とあきれ顔。「慰安婦問題にしてもそうだが、何度過去を蒸し返して関係を悪化させれば気が済むのか。政府も裁判所も国民もそういう気質なのだろうか。韓国とは分かり合えないのでしょうね、永遠に」と語った。
 問題の仏像は24年に盗まれ、その後韓国で見つかったが返還拒否された同県指定有形文化財観世音菩薩坐像」(高さ50.5センチ)。大田地裁が25年2月、浮石寺の求めに基づき、日本への返還を差し止める仮処分を決めた。韓国文化財庁は「略奪されたとの断定は困難」との見解を示したが、浮石寺は引き渡しを求めて昨年4月に大田地裁に提訴していた。」
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 1月26日 21:21 産経ニュース「【対馬の盗難仏像判決】
日本での窃盗を黙認 日韓関係悪化への悪しき判例
 判決公判を終え、喜ぶ浮石寺の住職=26日、韓国・大田地裁(共同)
 【ソウル=名村隆寛】韓国人窃盗団が長崎県対馬市の寺から盗み、韓国に持ち込んだ仏像について、元の所有権を主張する韓国の寺に引き渡すよう命じる判決を、韓国の裁判所が下した。今回の判決は日本政府の返還要求を無視したもので、韓国の一方的な歴史観により法の番人であるはずの裁判所さえ、日本で犯した窃盗という犯罪行為を黙認するという“悪しき判例・前例”となった。
 地裁は「仏像が作られた後、浮石寺がある地域に倭寇が5回侵入したとの記録がある」ことを判決理由に挙げた。これを根拠に「歴史・宗教的価値の考慮」を韓国政府に求め、浮石寺への引き渡しを「義務」としているが客観性に欠けた、いい加減な判断だ。
 浮石寺は仏像が14世紀の高麗時代に同寺で作られ、倭寇に略奪されたと主張し、判決はこれを認めた。倭寇が出没していたという記録のみを短絡的に結びつけたに過ぎず、同寺が所有していたことを明確に示す客観的資料はない。
 浮石寺が本来の仏像の所有者である証拠も乏しいとの見解を示していた韓国政府は、判決を不服として即日、控訴した。韓国国内で確認された仏像は没収され、大田の国立文化財研究所で保管されている。対馬で盗んだ韓国人窃盗犯には、韓国で刑事罰がすでに下されている。
 判決公判を終え、喜ぶ浮石寺の住職=26日、韓国・大田地裁(共同)
 盗んだ物は元の場所に返さねばならない。しかし判決は、もともと倭寇が数百年前に奪ったとの前提で、対馬の寺ではなく韓国の寺への引き渡しを命じた。
 韓国の司法が犯罪行為と認めた泥棒行為を、今回の判決では正当化している。「歴史問題を絡めれば日本には何をやっても許される」といった世論が韓国国内で蔓延(まんえん)することが懸念される。
 韓国政府は控訴したものの、判決を受け日本での対韓世論が悪化するのは必至だ。今月9日に釜山の慰安婦像設置の対抗措置として一時帰国した長嶺安政駐韓大使の帰任がさらに遅くなるとの見方も出ている。竹島慰安婦問題に加え新たな懸案を抱え、日韓関係のさらなる悪化は避けられない状況だ。」
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 1月26日21:54 産経ニュース「【対馬の盗難仏像判決】文化庁「返還求めていく」 重文指定後30件不明、防犯に課題
 観音寺の長崎県指定有形文化財観世音菩薩坐像」=2013年1月、韓国・大田(聯合=共同)
 韓国の大田(テジョン)地裁が、長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像を韓国の寺に引き渡すよう命じた判決を受け、文化庁幹部は「大変残念だ。外交ルートを通じて返還を求めており、今後もその姿勢に変わりはない」と話した。
 長崎県教育委員会によると、観音寺から盗まれた観世音菩薩坐像は像内から発見された文書に「高麗国瑞州浮石寺」「天暦三年(西暦1330年)」などの記述がある。ただ、今回所有権を主張している韓国の浮石寺と同一の寺かどうかや、観音寺に渡った経緯を示す手がかりは見つかっていない。一方、この像とともに対馬市の海神神社から盗まれた国指定重要文化財銅造如来立像は所有権を主張する寺などがなく、平成27年7月に返還された。
 仏像などの文化財は小規模な寺社に安置されているケースが少なくないため、防犯が課題となっている。文化庁によると、国宝や重要文化財に指定した仏像、絵画、刀などの美術工芸品で所在不明は172件(27年度末時点)。うち30件が盗難により行方が分からなくなっている。
 27年には全国の寺社に油のような液体がまかれた事件も起きており、文化庁都道府県教委に対し、所有者への注意喚起や防犯カメラ設置などへの補助事業の周知を繰り返し通知している。」
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 1月26日 22:43 産経ニュース【対馬の盗難仏像判決】国際条約無視の「反日」世論に迎合した判決 観音寺関係者嘆く「異邦人どころか異世界人」
 観音寺の長崎県指定有形文化財観世音菩薩坐像」=2013年1月、韓国・大田(聯合=共同)
 仏像は返ってこなかった−。長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」を、韓国・大田(テジョン)地裁は、証明しようもない700年前の略奪を根拠に、同国内の浮石寺に引き渡すよう命じた。韓国内の「反日」世論に迎合した司法判断といえ、観音寺の関係者は「盗んだ物を返すという当たり前の理屈すら通じない。異邦人どころか異世界人としか思えない」と嘆いた。(九州総局 中村雅和)
 「想像したくなかったけれど、想像はできていた」
 観音寺の田中節孝・前住職は憤りを超え、やりきれない感情を吐露した。
 ずんぐりとした体形で、優しげな仏像は、長く地域の信仰の対象だった。「集落のみなが、像を待ち望んでいる」。田中氏は平成25年1月に窃盗団が韓国で逮捕され、仏像が回収されて以降、韓国側に返還を求め続けた。
 だが、“異世界人”との交渉は、進展しなかった。
 韓国・浮石寺が所有権を主張し、25年2月、大田地裁が仏像返還差し止めの仮処分を出した。
 これまでの研究で、観音寺の仏像は1330年ごろ、浮石寺の本尊として造られたと判明している。
 浮石寺側は「14世紀に倭寇に略奪された」と主張する。一方、対馬では李氏朝鮮による仏教弾圧を逃れるため、島に持ち込まれたと伝わる。
 日本に来た経緯は、はっきりしないのだ。これは韓国側も認める。
 同国文化財庁は2014年、「略奪された蓋然性は高いが、断定は困難」と結論付けた。今回の訴訟において韓国政府の代理人は昨年7月、「浮石寺が所有者だという証拠が不足している」と指摘した。
 韓国・中央日報の2014年4月の記事(日本語電子版)によると、韓国政府の海外文化財返還公式窓口である「国外所在文化財財団」の理事長が「文化財と関連した不法行為は容認してはならない。浮石寺の仏像の場合、日本に戻すのが正しい」と語った。
 にも関わらず、大田地裁の文(ムン)宝頃(ボギョン)裁判長は「略奪や盗難で対馬に渡ったとみるのが妥当」と数百年前の出来事を見てきたかのように断じ、「浮石寺の所有と十分に推定できる」とした。
 同じ大田地裁が、仏像窃盗団に有罪判決を出しながら、返還は認めないという非常識な司法判断だ。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の文化財不法輸出入等禁止条約では、盗難文化財の原則返還を定める。
 日韓はともに、同条約の批准国だ。
 広島女学院大学専任講師の永野晴康氏(文化法)は「韓国側が主張するようにユネスコ条約締結前の略奪があったとしても、条約上の返還義務は別問題だ。まずは観音寺に戻した上で、歴史上の経緯について議論すべきだ」と述べた。
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 判決の背景には、根強い「反日無罪」の世論がある。
 田中氏は昨夏、日本のテレビ局の取材に同行し、韓国を訪れた。街頭インタビューでは「朝鮮半島から持ち出されたもので返還は不要」との答えが多かった。「街中に日本製品があふれ、日本への観光客が増えても、公的な場では反日がステータスになる。『反日』であれば、皆がまとまる。異論を許さない雰囲気を感じた」と振り返った。
 反日世論が、国際条約や国家間合意に優先する韓国の振る舞いは、仏像事件に限らない。
 昨年12月、釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置された。「公館の安寧や威厳を守る」ことを定めたウィーン条約や、27(2015)年12月の日韓合意に反する。
 さらに、韓国大統領選への出馬を表明した潘基文(パンギムン)前国連事務総長は、日韓合意で日本が拠出した10億円について、「少女像撤去と関係があるものなら間違っている」と返還に言及した。
 この理屈がまかり通るのであれば、韓国とはあらゆる交渉が成立しない。
 韓国側の姿勢に、日本政府は長嶺安政駐韓大使と森本康敬釜山総領事を一時帰国させるなどの対抗措置を取った。この措置について、毎日新聞が今年1月21、22日に行った世論調査では、74%が「支持する」と回答した。
 日本側の我慢は限界に来ている。
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 ただ、対馬にとって韓国は、切っても切れない隣国だ。
 長崎県によれば、平成27年に対馬に宿泊した韓国人は延べ22万人だった。島への全宿泊者延べ77万9千人の3割近くを占める。対馬の観光産業を、韓国人が支えているのは間違いない。
 「仏像の件だけでなく、旅行客のマナーなどで不満は持っている。ただ、地理的にも歴史的にも切っても切れない関係だ。島でお金を落とすのであれば、それが誰でも歓迎する」
 旅館を経営する男性は、こう語った。
 島最大の夏祭り「対馬厳原港まつり」では、「朝鮮通信使行列」が行われる。仏像窃盗後の25年は取りやめたが、26年から再開した。祭りを主催する対馬厳原港まつり振興会の山本博己会長は「誤解されることも多いが、韓国をたたえるためのものではない。かつて対馬を治め、日本と朝鮮の仲立ちをした宗家の功績を振り返るものだ。判決を受けた対応は、仲間と話し合って決めたい」と語った。
 国境の島の苦悩が、ここにある。」
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 1月27日 産経ニュース「【対馬の盗難仏像判決】韓国専門家の相当数、日本返還求める 「国際的信用失墜させる」「略奪の確証なし」と断言
 観音寺の長崎県指定有形文化財観世音菩薩坐像」=2013年1月、韓国・大田(聯合=共同)
 【ソウル=名村隆寛】長崎県対馬市の観音寺から韓国人窃盗団が盗み出し、韓国に持ち込まれた「観世音菩薩坐像」を、元の所有権を主張する韓国中部・瑞山(ソサン)の浮石(プソク)寺に引き渡すよう命じた大田(テジョン)地裁の判決について、27日付の韓国紙は、日韓関係のさらなる悪化や、韓国の専門家の否定的な見方を伝えた。
 朝鮮日報は、韓国の専門家の相当数が「たとえ略奪された文化財であろうが、適法な手続きで返還せねばならない」と指摘していることに言及。「具体的な略奪、搬出の経緯が証明されずに(日本からの)盗品をを“略奪文化財”と認めたことで国際的な信用を失墜させるのはもちろん、今後日本などとの文化財交流に与える影響は小さくはない」とする西江大学教授の見方を紹介した。
 同紙によると、国際法の専門家は匿名で「略奪された確証がなく、韓国人が盗んできたことが明らかな文化財を『韓国のものだ』と主張するのは国益にならない」と述べたという。
 東亜日報は「韓国の文化財界では歓迎と憂慮が交錯している」とし、「判決により、韓日の文化財交流や日本国内の文化財の(韓国への)返還運動に多くの困難が出るだろう」とする複数の学者の見方を伝えた。」
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 1月28日 産経ニュース「【主張】盗難仏像、日本に返らず 韓国への信用失う判決だ
 観音寺の長崎県指定有形文化財観世音菩薩坐像」=2013年1月、韓国・大田(聯合=共同)
 韓国の裁判所でまた国際常識と法治を疑わせる判決がでた。
 長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像について、韓国・大田地裁は同国の浮石寺へ引き渡すよう、保管している韓国政府に命じた。
 「数百年前、倭寇に略奪された」という浮石寺の請求を認めた。地裁は「過去に略奪や盗難など正常でない形で対馬に渡ったものとみられる」との判断も示したが、それも推測にすぎない。
 法と証拠に基づくまっとうな司法判断とは、とても言えまい。
 仏像は長崎県指定有形文化財の「観世音菩薩坐像」で、5年前に盗まれた。翌年、韓国の警察に韓国人窃盗団が摘発され、対馬市の海神神社から盗まれた仏像とともに回収された。
 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の文化財不法輸出入等禁止条約に従えば、盗難文化財が見つかった場合、加盟国は持ち主の国に返還しなければならない。
 日本政府が再三返還を求め、海神神社の像が2年前にようやく返還された経緯がある。
 韓国側が返還に応じないのは、朝鮮半島由来の文化財について、「日本に略奪されたものだから返す必要がない」といった根拠のない理由で、返還を拒む国内の運動があるからだ。
 だとしても、窃盗事件で盗まれたものを持ち主に返すというのは、子供でも分かる常識だ。数百年も前の仏像が日本に渡った由来とは、まったく次元が異なる。
 昭和40年の日韓国交正常化に伴う協定で、文化財の問題も「解決済み」である。
 国際法にのっとり、日本に返すべきである。詳しい仏像の由来などが知りたいなら、学術的な調査に委ねるのが本道であろう。
 韓国文化財庁は、仏像が日本に渡った経緯について「断定は困難」としていた。韓国政府が控訴したのは当然ではある。だが、日本から盗まれた仏像が発見された時点で、直ちに返還しなかった。それが問題をこじらせたことを認識すべきである。
 裁判所に責任を転嫁するのではなく、日本への返還の手立てを取ってもらいたい。
 韓国紙の中にも具体的証拠がないまま「略奪」を認めた判決に対する批判が出ているという。世論に迎合する司法判断は、反日的な運動をまた助長しかねない。」
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 9月20日 産経ニュース「重文の仏像盗難事件、売却図った疑いで逮捕の韓国人2人不起訴 大阪
 国の重要文化財に指定されている平安時代の仏像を盗品と知りながら売買をあっせんしたとして、大阪府警に盗品等処分あっせん容疑で逮捕された韓国籍の男性(68)と、仏像を運搬したとする盗品等運搬容疑で逮捕された同国籍の男性(68)の2人について、大阪地検は20日、嫌疑不十分で不起訴とした。
 同地検は「犯罪事実を認定する証拠が十分でなかった」としている。逮捕当初、2人は「盗品と知らなかった」などと容疑を否認していた。
 2人は、大阪府能勢町の今養(こんよう)寺から平成22年3月に盗まれた「木造大日如来坐像」と知りながら、今年6月に京都市内のホテルに仏像を持ち込み、「買い手を紹介してほしい」と持ちかけたなどとして、8月下旬に逮捕されていた。仏像は2人の関係先から無事回収された。」
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