🏯38)39)─1─腐敗堕落し地に落ちた武士道。江戸時代同様に剣道の段位や称号は金で買える。~No.72No.73No.74No.75 @ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本から武士・サムライが消えて久しい。
 日本から武士道と武士・サムライが消えたのは、1980年代後半である。
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 剣道は、心身の鍛練ではなく勝ち負けを競うイベント化した。
 イベントの究極の目的は、利益を上げる、金儲けである。
 武士・サムライが消滅した平和な時代では、心身の鍛練では道場は維持できないし、教える師範は生活できない。
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 「武士は食わねど高楊枝」という前近代的な痩せ我慢では、現代日本では生活できない。
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 現代日本人の心・精神は、そこまで堕落した。
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 鯛は頭から腐る。
 現代の日本は、高学歴出身知的エリート層から「ウソと詭弁と裏切り」で腐ってきている。 
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 2018年8月17日 07:07 産経ニュース「【居合道不正】剣道連盟、常態化認める
 【日本ボクシング連盟不正疑惑】
 全日本剣道連盟の事務所が入るビル=東京都千代田区九段南
 全日本剣道連盟は「居合道」部門で金銭授受の不正が常態化していたことについて、事実関係を認めている。
 全剣連によると、審査員などとパイプがある仲介役に受審予定者が金銭を預け、仲介役が審査員らに実際に配る手法が続いていた。全剣連は内部調査で30人ほどの審査員経験者らに聞き取りを実施し、昨年11月に一定の処分を下したとしている。
 また、大半の関係者が「反省している」などとして処分が猶予されている実情については、「懲罰ではなく今後に向けた再発防止が大事だ」とし、「正当化するつもりはないが、茶道や華道など芸事の世界ではこうした行いはよくある」と主張する。
 一方、連盟の加盟者が内閣府に提出した告発状の内容については、「事実関係が確認できない」と説明。告発状では、審査時に連盟幹部らが計650万円を要求したなどとしているが、連盟幹部が聞き取りに対して関与を否定したうえ、会話の録音データといった客観的な証拠がないことなどを挙げ、「提出者の一方的な言い分で、裏付けができない。これ以上の追及は難しい」としている。
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 8月17日07:09 産経ニュース「【居合道不正】剣の最高位、カネで…範士合格に計650万円要求  審査側は「誠意や」
 居合道と剣道の様式など
 全日本剣道連盟全剣連)の「居合道(いあいどう)」部門で、段位・称号取得の際に金銭授受が横行していた実態が表面化した。「剣による人間形成」を旗印とする組織で、“肩書”が売買されていた格好だ。内閣府に提出された告発状などからは、既得権益におぼれた審査側と、名誉欲に走る受審者とのいびつな共存関係が浮かぶ。
 ■「私ももらった」
 「誠意やないか。カネやないか」
 平成24年3月。告発状によると、関西地方に住む連盟会員の男性は、居合道の称号で最高位の「範士」審査を目前にして、そう迫られた。相手は全剣連の専門委員会「居合道委員会」の委員で、要求額は合計650万円。委員長や自身にそれぞれ100万円、残りの委員にも50万円ずつ−という内訳だった。同委員会は競技人口の少ない居合道の普及や振興などを一手に担っており、当時は委員が範士の審査員も兼ねる状況が続いていた。男性はこうした慣習に反発し、支払う意思がないことを伝えた上で、八段範士となっていた人物らに相談した。
 ただ、期待するような反応は返ってこなかった。
 居合道昇段で金銭授受 八段審査で数百万円、接待も
 「お金はかかるものだ」「私も(審査時に)お金をもらったことがある」
 さらには「口に出してはいけないものがある。墓場まで持っていくもんや」との“警告”まで受けた。
 男性は25年、全剣連に不正合格の実態調査などを求める嘆願書を提出したが、動きはなかった。
 「要するに上納金」「先輩方が白いと言ったら白、黒いと言ったら黒だ」
 連盟側からは、事あるごとに嘆願書を取り下げて事態収拾を図るよう暗に迫られたという。
 ■数人で全体統制
 審査を受ける側も、審査員らにあからさまな接待を繰り返していたとされる。
 関係者によると、料亭やホテルで宴席を設けたり手土産を持参したりするのは「常識」になっていた。全国各地にある審査員らの道場に出稽古に向かって面識を得たり、地元に有力者がいる場合は車での送迎を買って出たりするケースなどもあったという。
 不正合格が横行した背景について、全剣連は昨年の実態調査で「居合道の審査は主観的要素が占める割合が多く、審査員の知遇を得ることが有利と考えられていた」としている。
 居合道委員に就けば、遅くとも数年後には審査員も兼ねるようになる仕組みで、受審予定者は接待をすべき相手を容易に選別できたといい、調査では「指導的立場にある数人が居合道全体に有形無形の統制を及ぼす状況をもたらした」と結論づけた。
 ■「雲の上の存在」
 全剣連などによると、今年6月現在で八段は全国で約200人、範士まで持つのは約50人。審査は八段が年2回、範士は年1回に限られ、毎年の合格者は数人程度の狭き門だ。
 関東地方に住む七段で教士の男性は、八段や範士の有資格者を「多くの会員から尊敬を集める雲の上の存在」と評する。その上で「そんな人たちが、実力ではない形で今の地位に上がったり、その地位を利用したりして金を得ていたとすれば残念だ。命をかけて邁進(まいしん)してきた道が、汚されてしまった」と嘆いた。
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 ■居合道 剣道の「立ち会い」の対義として、不意の襲撃などに応じて座った状態から刀を抜く抜刀術を武道化したもの。剣道における昇段審査の実技科目は主に1対1の実戦形式だが、居合道では全日本剣道連盟が定める内容の「形」を制限時間内に披露する。個人による演武のため、防具などは着用しない。ルールブックにあたる「居合道称号段位審査実施要領」では、審査員は受審者の心の落ち着きや気迫、風格などを総合的に判断すると規定している。」


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