⛩17)─1─ローカルな民族祭祀。大嘗祭は弥生時代で、新嘗祭は縄文時代が源流。~No.32 @ 

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   ・   ・{東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 皇室祭祀・宮中祭祀は、祖先神・氏神の人神信仰である。
 血・命・心・志を正統に受け継ぐ子孫だけが、信仰ではなく感謝で祖先神・氏神の人神を祀る。
 故に、天皇万世一系男系天皇(両系・直系長子相続)である。
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 新嘗祭の記述は、『日本書紀』では第16代仁徳天皇に、『古事記』では第21代雄略天皇に。
 歴史的には、642年に第35代皇極天皇が即位儀式として新嘗祭を執り行った。
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 大嘗祭は、673年12月2日に第40代天武天皇が執り行った。
 第41代持統天皇が、690年に大嘗祭を執り行う事で正式な宮中行事として確立した。
 天照大神が、皇祖神と定められた。
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 2018年4月12日  産経WEST「【萌える日本史講座】天皇即位「大嘗祭」の源流か 弥生時代の絵画土器、神聖な米を納めて国の安寧を願う
 大阪府茨木市の中河原(なかがわら)遺跡で、建物5棟が描かれた弥生時代中期後半(約2千年前)の土器が見つかった。収穫された新米を納める高床倉庫とみられ、五穀豊穣(ほうじょう)を願う祭祀(さいし)に使われたという。新米を神にささげて国家・国民の安寧を祈る儀式は古来、「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれ、皇居では今も毎年11月23日に行われている。新天皇が即位後初めて行う新嘗祭は、皇位継承において最も重要な儀式とされる「大嘗祭(だいじょうさい)」。来年11月に、新天皇によって営まれる予定だ。発掘された土器は、米を大切にする文化の源流が弥生時代にあることを物語る。(小畑三秋)
 神社のような屋根飾り
 見つかった土器(縦21センチ、横25センチ)は壺の一部とみられ、直径約1・8メートルの穴から出土した。描かれていた建物は、いずれも切妻(きりづま)と呼ばれる屋根で高床式の構造。建物に入るための長いはしごも表現されていた。屋根の両端にはV字形の飾りが描かれ、伊勢神宮三重県伊勢市)や出雲大社島根県出雲市)などの神社建築にある「千木(ちぎ)」とみられる。
 全国の弥生時代の遺跡では、倉庫とみられる高床建物の柱穴がしばしば出土しており、今回の絵も高床倉庫の可能性が高い。5棟もあることから、集落に設けられた倉庫群とみられている。古代の祭祀に詳しい辰巳和弘・元同志社大教授(古代学)は「貴重で神聖だった稲を納めた倉とみられ、豊作を願う祭儀を観念的に表現した」と指摘する。
 さらに、5棟のうち中央の1棟だけ小さく描かれており、特別な意味があったようだ。辰巳氏は「翌年にまく聖なる種もみを春まで保管した倉とみられる。見つかった土器に、その種もみを入れたのでは」と推測する。
 神話の舞台にも登場
 米が、日本人にとって神聖で特別な穀物だったことは、古事記にも記されている。天孫降臨(てんそんこうりん)神話に登場する瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は稲の神とされる。天上の世界「高天原(たかまがはら)」から日向(ひゅうが)の高千穂峰(たかちほのみね)に天降る際、天照大御神(あまてらすおおみかみ)から剣や玉、鏡という「三種の神器」を授かった。高千穂は祭場に積み上げた稲穂を意味し、米はまさに神からの恵みの象徴でもあった。
 神聖さと伝統と
 天皇が新穀(しんこく)を供えて神々とともに食し、国家・国民の安寧を祈願する−。皇室の重要な儀式として時代を超えて受け継がれているのが、新嘗祭だ。毎年11月23日に皇居内の神嘉殿(しんかでん)で行われる。新嘗祭の「新」は新穀を、「嘗」は奉ることを意味する。収穫された新穀を神に奉ることで恵みに感謝し、国家安泰や国民の繁栄を祈る。
 なかでも、新天皇の即位後、最初の新嘗祭大嘗祭。その際、神にささげる新米は特別な水田「斎田」(さいでん)で育てられ、神嘉殿とは別に「大嘗宮(だいじょうきゅう)」という建物が設けられる。
 春に豊作を祈り、秋には収穫に感謝する。狩猟採集を主とし、食料の確保が不安定だった縄文時代と比べ、稲作の普及によって豊かさを手にした弥生人。米は、日本人の精神的な支柱として今につながっている。
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 絵画土器は、茨木市文化財資料館で6月25日まで展示されている。」
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 反宗教無神論者の共産主義者や反天皇反日的日本人達は、天皇制度を廃絶する為に皇室祭祀・宮中祭祀を否定し、靖国神社はもとより伊勢神宮明治神宮など皇室所縁の天孫系神社を嫌悪している。
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 皇室祭祀・宮中祭祀は、日本民族の最古で日本独自の祭祀であり、民族宗教の原始的祭祀であり、その原型である。
 皇室祭祀・宮中祭祀を否定もしくは廃止したら、民族宗教は消滅する。
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 皇室祭祀・宮中祭祀の正統性は、最高神である女性神天照大神の直系子孫という血筋である。
 女性神天照大神の直系子孫の血筋でない、「何処の馬の骨とも分からない」怪しげな人間には皇室祭祀・宮中祭祀は執り行えない。
 ましてや、反宗教無神論マルクス主義者(共産主義者)には、その資格は完全になく、神社・配電から排除される。
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 「絶対神の福音」を信ずる敬虔なキリスト教徒にも、皇室祭祀・宮中祭祀は理解できない。
 それ故に、排除し消滅させようとしている。
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 天皇家・皇室、皇室祭祀・宮中祭祀には、国内外に敵が数多く存在し、味方をしてくれる物が少ない孤独な存在である。
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 天皇家・皇室の正統性は、政治権力ではなく、皇室祭祀・宮中祭祀を執り行い資格のある家族・一族のみである。
 それが、日本民族・日本文化の伝統である。
 つまり、天皇家・皇室の正統性は、政治権力ではないし、宗教権威でもなく、女性神天照大神の直系子孫の血筋を根拠とした家族・一族である。
 それ故に、天皇を決めるのは、政治家のような国民選挙ではないし、ローマ教皇のような枢機卿団ののコンクラーベでもなく、皇室の家族・一族である。
 反天皇反日的日本人は、純日本的家族・親族・一族そして家庭を破壊しようとしている。
 天皇制度廃絶を主張している人間が目指しているのは、そこにある。
 つまり、日本民族日本人の消滅である。
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 皇室祭祀・宮中祭祀が祀る最高神は、女性の神様である。
 女性神最高神として祀る社会には、女性差別・女性蔑視・女人禁制は存在しない。
 故に、日本神道には、男尊女卑や家父長制そしてジェンダーや性差別は無縁である。
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 弥生人のルーツは、水田稲作文明の揚子江河口流域に住んでいた南方系海洋民系混血児で、麦作文化の黄河流域に住んでいた北方系草原の民の子孫である漢族やその亜流である朝鮮人ではなかった。
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 弥生時代の祭祀は、先住民である縄文人の祭祀の影響を受けていた。
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 縄文人とは、小舟を巧みに操り遠方航海をよくしていた南方系海洋民の子孫である。
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 日本の民族祭祀の原型は、弥生人縄文人等の数万年前から続いている最古の宗教儀式であって、朝鮮人や漢族ではない。
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