関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・{東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
四谷怪談。
八百屋お七悲話。
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心中に憧れた日本の娘達は、男を「色恋」で脅し道連れにして死んだ。
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日本人は、気が弱く臆病なのにお化け屋敷や肝試しが好きである。
その傾向は、日本人男性より日本人女性の方が強い。
つまりは、日本人女性の方が日本人男性よりもはるかに気が強く肝っ玉が座っている。
日本人男性が暴力的になるのはその為である。
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昔の日本人女性は、嫉妬深く、執着心が強く、恨み辛みを抱き容易に忘れず、死んだ後もその怨念が消えないその情の深さゆえに霊力が強いと怖れられた。
非業の死を遂げた男性は、怨霊となり、卑劣な陰謀で自分を左遷させ死に追いやった政敵を呪い、それを許した社会・国家に災いを与えた。
非業の死を遂げた女性は、幽霊・亡霊となって、別の女に走って自分を死に追いやった男を呪い、その家族や縁者全てを祟った。
男の怨霊に対しては、御霊として祀る神社を建て、世の為人の為の有意義な有り難い「神様」に甦らせる事ができた。
女の幽霊・亡霊には対処する術がなく、怨みを持つ相手全てを呪い殺してその怨念が鎮まるのを待ち、呪い殺しが終わったあと二度と呪いを起こさないようにする為に御堂を建て「仏様」として崇めた。
日本で最も怖ろしい人間は、死後に夜叉・鬼女と化す女性であった。
日本神道や日本仏教において、政争などで非業の死を遂げた男の怨霊を鎮めるのは容易い事であったが、恨み辛みを抱いて死んだ女性の夜叉・鬼女を鎮める手立てはなかった。
女性の夜叉・鬼女が鎮める方法は、恨み辛みを抱く相手が全て呪い殺されるのを傍観するしかない。
もし、呪い殺される相手に同情して助けようものなら、自分まで夜叉・鬼女の呪いをこうむる怖れがあった。
女性が乳幼児に深い愛情を抱く為に、女性の怒りや呪いを買わないように乳幼児を大事にし、乳幼児が泣いて困っていれば手作業を止めても助けた。
日本の男にとって、全ての女性は、愛すべき相手であり同時に恐怖すべき相手であった。
日本と世界では、女性の見方は違う。
それはなぜか、それは日本の最高神が女性であるからである。
その最高神女性神の血筋を唯一正統に継承しているのが、万世一系の男系天皇家、現皇室である。
江戸時代の商家や豪農では、女性の幽霊・亡霊の掛け軸を奥座敷に掛けて魔除けとした。
そして、遺産相続は息子ではなく娘にした。
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女性を軽視・蔑視し虐げて自慢する現代の日本と、女性の呪い祟りを恐れ戦いて大事にした昔の日本とは、全く違う日本である。
男尊女卑は、現代の日本では男の本音であったが、昔の日本では男の建前であった。
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昔の日本人女性は、現代の日本人女性と違って領地・領民や家財産を守る為ならば戦う事に反対しないどころか、寧ろ尻込みして戦わない腑抜けた男達をどやしつけて戦場に送りだしていた。
ある意味に於いて、昔の日本人女性は男以上に好戦的であった。
そして、戦争に負ければ潔く幼子を道連れに自害した。
日本人女性が幼子を道連れに死ぬ気である為に、日本人男性は日本人女性と幼子を守る為に逃げ隠れせず戦うしかなかった。
その決死の象徴が、「カミカゼ」特攻である。
日本人女性は弱者で戦争の被害者だというのは、日本を歴史が理解できない無能者である。
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天皇制度廃止を主張する反天皇反日的日本人は、現代的な男尊女卑の権化であり、男尊女卑に反対し女性の権利を唱えても本心は正反対である。
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国が混乱してどうにも収拾が付かなくなった時、裏に隠れていた天皇が表に現れ、動揺した民心を落ち着かせ、社会秩序を回復させ、世の中を正常に導いた。
男達がだらしなく物事を決められない時、亡き主君の妻・後家が男達のくだらなさを「一喝」して決断を下した。
日本が混乱し崩壊の危機に立ち至った時、天皇と女性が現れて日本を救った。
昔の日本人女性には、日本人男性にない力を持っていた。
女性の力が失われていったのは、江戸時代の儒教による男尊女卑と明治のキリスト教による宗教的家父長主義による。
儒教とキリスト教が、真っ当な日本をいびつに歪めた。
戦後の左翼的日本人愚昧・劣悪・駄目の自虐史観で、さらに日本人女性の地位と名誉が穢され貶められ、えげつない程に日本人女性像が歪められた。
日本神道の最高神は、皇室・天皇家の祖先である女性神・天照大神である。
普遍宗教の最高神は、女性神・母親神ではなく男性神・父親神である。
女性神を最高神とする日本神道は、世界の宗教界では異端者、非常識である。
なぜ、日本で女性の権利を尊重するレディーファースト、ウーマンリブ、ジェンダーが生まれなかったのか、それは男性神より女性神が上位にあったからである。
女性神が、男性神の上に立ち、男性神をかしずかせ、食糧の確保など身の回りの雑用を男性神にさせているのに、それ以上に男性神に求める事が有るのかどうか。
得意顔でレディーファスト、ウーマンリブ、ジェンダリーを叫ぶ一部の日本人女性は、日本の民族宗教と伝統的精神文化が理解できない非日本人的日本人か、無限に近い私的強欲な餓鬼・魔物である。
が、現代日本が昔の日本とは違ってえげつない程の女性蔑視・女性軽視で女性を虐げている事は紛れもない事実ではある。
現代日本には、皇室・天皇家の祖先神である女性神・天照大神を最高神としているという宗教観・信仰心は微塵もない。
それでも、日本民族日本人は挙って、皇室・天皇家の祖先神である女性神・天照大神を最高神として祀っている伊勢神宮を参拝する。
それゆえに、レディーファスト、ウーマンリブ、ジェンダリーを主張する女性やそれを支持する男性は、女性神・天照大神を最高神として祀る伊勢神宮を嫌悪して否定する。
昔の日本は、女性は山の神・カカァ天下であり、男性は亭主関白であった。
亭主関白は、山の神・カカァ天下より位・地位が下である。
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2018年3月8日号 週刊新潮「井の中の蛙 里見清一
嫌いなものとの共存
……
お化けが怖いのは、いきなり出た時ではなく、『出るぞ、出るぞ』と思っていたらスッと後ろから現れた時だ、という話もあるから、恐怖は覚悟によって軽減されないのかも知れない。
我々は『嫌なもの』との共存を余儀なくされている。八方丸く収まる方法などあるはずがない。私は、勇敢な戦争用語で患者を叱咤激励するより、歯の浮くような『友愛』理想論を並べるより、リサやマユたちと普通の言葉で会話しているのが一番『正解』に近づけるような気がするのである」
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浄瑠璃で心中モノが大好評となるや、心中に憧れた娘達が男と無理心中した。
庶民は、武士道で身を律したサムライとは違って自分の欲得を隠さず追い求めた。
庶民の娘も、武士の娘のような大和撫子として「忍ぶ恋」で自我を殺す事はせず、愛欲に溺れ、思い人を奪い独占する為なら邪魔になる者は殺しか排除した。
日本人女性が心に秘めた壮絶なエゴを物語るのが、「八百屋お七悲話」や「四谷怪談」である。
「八百屋お七悲話」の愛欲や「四谷怪談」の幽霊・亡霊は、日本人男性はもっていない、日本人女性だけが心の奥底に隠している残酷な本質を物語っている。
増村保造「人を殺さないような人間は、本当に人を愛することはできない」「自分の満足の為には、殺人をも辞さないエゴイズム、そてが愛である」
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