✨29)─1─鎌田銓一元陸軍工兵中将は、中国軍の日本進駐を阻止して国土を守った。~No.117No.118No.119 @ ㉕ 

皇室をお護りせよ!  鎌田中将への密命

皇室をお護りせよ! 鎌田中将への密命

  • 作者:鎌田勇
  • 発売日: 2016/10/17
  • メディア: 単行本
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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 陸軍砲工兵学校26期(首席)の鎌田銓一(せんいち)は、陸軍員外学生制度で京都大学土木へ進んだ。
 理工系鎌田銓一元陸軍工兵中将は、皇室を護り、天皇制度を存続させ、中国軍の日本進駐を阻止して国土を守った。
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 1931年 アメリカのイリノイ大学アルバナ校に留学した。
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 1933年1月 アメリカ陸軍随一のフォート・デュポン工兵第一連隊に入隊し大隊長を任命され、約300人のアメリ将兵を指揮した。
 その部下に、チャールス・テンチとダンの2人がいた。
 当時の工兵連隊長は、ダグラス・マッカーサーだった。
 アメリカ陸軍では、作戦・用兵を重視する日本軍とは異なり、最も優秀な将校は工兵を目指していた。
 アメリカ軍工兵隊は、上官となった鎌田銓一を尊敬し敬意を払った。
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 1945年8月22日 北支那方面軍の鉄道司令官を務めていた鎌田銓一中将は、北支那方面軍司令官の下村定大将の「速やかに帰国せよ」の緊急命令を受け、下村大将と共に飛行機で北京を発ち東京に向かった。
 下村大将は、東久邇宮稔彦王内閣の陸相に就任した。
 鎌田銓一は、東久邇宮首相と下村陸相から「皇室を護る」という重要な任務を与えられ、マッカーサーと面識がある事からアメリカ軍先遣隊を受け入れる接伴委員会副委員長を命じられた。
 接伴委員会委員長は、陸軍の有末精三中将であった。
 鎌田銓一の接伴委員会副委員長就任は、マッカーサー司令部がマニラに派遣された日本側代表団に対する要請であった。
 ソ連コミンテルンは、敗戦を認めない好戦的な旧日本軍の抵抗でアメリカ軍の占領統治は失敗して混乱し、混乱が内戦に発展すれば暴力的共産主義革命の好機と期待していた。
 日本人共産主義者も、天皇制度を廃絶し、天皇・皇族・皇室を日本から根絶させる為に、軍国主義者・民族主義者らによる暴発が敗戦革命・8月革命に繋がると期待を寄せていた。
 8月28日 アメリカ軍先遣隊の乗った輸送機が、二日遅れで、厚木飛行場に到着した。
 鎌田らは、二日の遅れを利用して、徹底抗戦を主張する海軍航空隊員を説得して滑走路か遠ざることができた。
 先遣隊の隊長はテンチ大佐で、ダン大佐も先遣隊に加わっていた。
 テンチ大佐とダン大佐は、かっての上官であった鎌田銓一と再会した。
 テンチ大佐は、有末精三中将ら日本側との話し合いは順調に進み、マニラのマッカーサーに報告の電報を打った。
 「日本政府代表の接待及び諸施設の準備は、完全に我が意を満たすものである。ご安心を乞う」
 マッカーサーは、直ちに返電した。
 「先遣隊の奇跡的無事を心から満足し、前途の光明を祝し、併せて、神の加護に感謝する」
 鎌田銓一とテンチ大佐とダン大佐の「工兵の絆」が、皇室と日本を救った。
 ソ連コミンテルン、反天皇反日的日本人らによる日本の共産化という野望を打ち砕く事が、皇室を護る事であった。
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 後日。鎌田銓一は、中国戦線で中国軍と戦った経験から、マッカーサー中華民国軍(国民党軍)の名古屋進駐を阻止するよう要請した。
 マッカーサーは、中国人兵士が進駐して日本人を支配する事は、民族対立を煽り、大混乱から内戦して日本崩壊の恐れがあるとして中華民国軍を進駐直前で中止させた。
 日本国内に中国領が出現するという最悪の事態は阻止された。
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 日本人は、第1回南京事件、済南大虐殺事件、通州大虐殺、その他数多くの惨殺強姦事件など残忍窮まる中国人暴徒による日本人居留民への猟奇的惨殺を忘れてはいなかった。
 現代日本人は中国への配慮からなかったものとして無視しているが、当時の日本人は忘れてはいなかったのである。
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 日本民族日本人は、2000年以上の永い年月、先祖代々が命を犠牲にして護ってきた天皇制度(国體)を後の世まで残すべくあらゆる努力を尽くしていた。
 天皇制度(国體)を命を捨てても護らない日本人は、日本民族の血と心そして志と気概を受け継いだ日本人ではない。
 ハッキリ言って、日本民族日本人ではない。
 同様に、現代の中国系・韓国系・朝鮮系の日本国籍取得者日本人は、帰化人ではなく渡来人である以上、その多くは日本天皇及び日本国への忠誠心がない為に、命を捨ててまで天皇制度(国體)を護ろうという固い意思はない。
 マイノリティーの権利を尊重する現代に於いて、それを共同体の一員として求める事はマジョリティーの傲慢とされ「悪」とされている。
 多数派の日本民族日本人が天皇制度(国體)を護るのは当然の責務ではあるが、少数派の日本国籍取得者日本人が天皇制度(国體)を護る事なく逃げ去るのは彼らの権利である。
 日本民族日本人の民族としての義務は、国民である日本国籍取得者日本人にはない。
 日本の天皇・皇室への忠誠心は、日本民族日本人にあっても、日本国籍取得者日本人にはない。
 ただし、帰化人と想う日本国籍取得者日本人にはあるが、渡来人と割り切る日本国籍取得者日本人にはない。



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